差し迫る危機、そなえよ

”世の中の危ない行動、事象、主張を 「
わたくし素人」 が警告し自分自身の欲求不満のはけ口とする勝手な言い分”

正当な考え方ができなくなった自民党

2009年06月06日 | 日本
世襲議員、族議員、官僚出議員の寄せ集め、 それも超長期にわたる政権担当政党で 何が国民の感覚か、 何が求められている政策かが見えなくなっている自民党。   細田さんも 血迷ったものだ。 この行動、 分析すると自民党をなんとか有利にもって行きたい という一念からの発言としか思えない。 (前にも自民党を最も愛し 自らぶっ潰すとはったりをかけた人がいた 小泉さんかな^^;)
前にも言ったが 党としての末期症状だ。

15兆円にものぼる補正予算、 急遽編み出した 経済危機に対する方策(?) 自民党、官僚も 使い道を考えるのも 相当 苦労したものであろう。
まあこの金、ほとんどが 国家の借金の上積みになるだけであろうが...
麻生さん、経済対策が重要というが、本当にそうなのか。アホな行動はいまだ繰り返されているような気がする。
 
過去に 何代もの総理が、札束をばら撒いて ”経済対策” と称して 使い道が薄弱な予算 を各公官庁に付けてきた。
その結果が、官民癒着の談合、公金の隠蔽(数多い特別会計予算の未知なる使い道)、公務員の天下りを(結果として公務員の腐敗を)助長してきたのを理解していないのであろう。

一番の経済対策は、 国民が金を使っても安心感がある国家、 そして金を使って たとえ失敗しても再生、最低限の生活ができる国家、 そして子供を生めば生むほど家族の先行きに希望が持てる国家 を作ることであろう。 大きな方向性が必要だ。
目先の経済対策(1年限りの子供手当て(?)なぞ)の羅列で補正予算? とは、正当な政治家のやることであろうか。

まあそろそろ こんな悪循環には、終止符を打たねば、まじで 日本は死んでしまう。

差し迫る 総選挙、 真剣に考えよ。
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民主党に「公開質問状」のお笑い
日刊ゲンダイ(06月06日10時00分)

●「天下りに12兆円」を正当化

 自民党の細田博之幹事長(65)が、民主党に「公開質問状」を突きつけ、失笑を買っている。5月27日に行われた「麻生首相VS.鳩山代表」の党首討論での鳩山発言にカミついたのだ。

 鳩山由紀夫代表(62)は、自民党の官僚政治について、〈天下りです。どのくらいいると思いますか。4500の天下り団体に2万5000人の天下った方がおられる。そこにですよ、国の予算がどのくらい出ていると思いますか。12兆1000億円のカネが流されているわけです〉と批判した。

 その発言に対して、「天下り数は1万4665人だ」「(12兆円は)重要な政策のための支出だ」と、質問状を出したのだ。

 これだけ「天下り」に対する批判が強いのに、よくぞ、天下りを擁護し、12兆円の税金投入を正当化できたもの。さすがに、党内からも「選挙前に天下りを容認するようなことはやめて欲しい」との悲鳴が上がっている。

「細田幹事長はテレビで『公開質問状を1日に出す』と宣言してしまった。言ってしまった手前、出さざるを得なかったのでしょう。しかし、鳩山代表は、衆院の調査局が調べた数字をもとに発言している。その数字にイチャモンをつけても仕方がない。なにより、天下り先に流れている12兆円の多くが、天下り官僚の給料に消えていることは誰だって知っている。なぜ、寝た子を起こすようなことをするのか。

12兆円が一大テーマになったら、困るのは自民党のはずです」(政界事情通)

 通産官僚出身の細田幹事長は、内心「天下りのどこが悪い!」と思っているのだろう。麻生政権がゴリ押しした15兆円の補正予算によって、なんと、7000人分の「天下りポスト」が新設される可能性があるという。いったい、この政権はどこまで官僚の言いなりになるつもりなのか。

(日刊ゲンダイ2009年6月3日掲載)
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