このニュース( 薄熙来事件のおかげで胡錦濤主席がついに軍の実権掌握 )考えてみれば恐ろしい国であることがわかる。
地方の重慶市党委書記の失脚で やっとこさ現胡錦濤党総書記が軍を掌握できた という意味にとれる。
胡錦濤総書記は、8年ほど前に軍事委主席に就任したが、
” 軍内では江沢民前主席の発言力のほうが大きく、実際には軍権 ”は 江沢民前主席が握っていたということである。
つまり 胡錦濤総書記 は お飾り の表の顔であるにすぎず、実際の(対外、軍事、内政等の)方針は、江沢民前主席等の意思によって 決まっていた ということか。
まあ 一党独裁の共産党政権では、普通のことなのだろう。
(でもそろそろ中国では、 総書記が交代する時期にくると思うのだが... )
どこかの国も これと全く一緒だと思われる。
結局、軍の意思でものごとは、動く恐ろしい国だということか。
差し迫る 軍の意思、 そなえよ。
**********************************************************
薄熙来事件のおかげで胡錦濤主席がついに軍の実権掌握=米メディア
サーチナ 4月27日(金)13時16分配信
北米の中国語ニュースサイト・博訊網は27日、失脚した薄熙来・前重慶市党委書記に絡む一連の事件のおかげで、党中央軍事委員会主席でもある胡錦濤党総書記(国家主席)はようやく軍の実権を握ることができたと伝えた。
今秋開かれる中国共産党の第18回党大会では、胡錦濤総書記が引き続き党軍事委主席を務めるかどうかが注目されている。胡氏は2004年に軍事委主席に就任したが、軍内では江沢民前主席の発言力のほうが大きく、実際には軍権を掌握していたとは言い難かった。
しかし薄氏の事件が起きてから、軍は「胡主席の指導に従う」と何度も繰り返し表明した。事件を受けて党指導部は「安定」を声高に叫ぶ必要があり、胡氏はこの機会にうまく軍の実権を握ったことになる。
記事は、「党中央の指導者が権力を手放したがらないのは、路線やイデオロギーの対立があるためではない。権力を手放した後に政治闘争が起きたら、身内が粛清されてしまうのではないかと恐れているためだ」と分析する。
薄熙来事件に関しては「指導部で激しい内部闘争が繰り広げられているというより、各人がこの事件から利用できるものは利用しようとしている」と見る。総じていえば、薄氏とその支持者を除き、中国の指導部は目下のところ結束しているという。(編集担当:阪本佳代)
**********************************************************