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差し迫る危機、そなえよ

”世の中の危ない行動、事象、主張を 「
わたくし素人」 が警告し自分自身の欲求不満のはけ口とする勝手な言い分”

パキスタンの混乱

2007年11月13日 | 中央アジア
ここパキスタンの政情も 最近 かなりの騒動になっている。
いろいろ調べてみると どうも 事の起こり(間違っているかもしれんが)は、大統領任期が迫っている ということらしい。

それに伴い公正な(?)選挙による民主化要求が 英、米によって仕掛けられている ということか。
英米の論理で、英米の利益の為に わけのわからん非難をするのは、常套手段で 日本もよくやられる から よくわかる。

それに乗じて ブット元首相(英国育ち?)が、8年ぶりに パキスタン入りして 大統領を争う? 構図かな。
その争いにつけ込んで アルカイーダなのか 普通の反政府勢力かは、わからんが、自爆テロを仕掛けて政情不安定化に導こうとしているようだ。

ブット氏、 8年も母国を離れていて(ぬけぬけ)帰ってきて 大統領を争う というのも理解に苦しむ。
他にいないのか とも思う。

非常事態宣言、ブット氏 軟禁 などに対して欧米では、ムシャラフ氏を非難しているようだが、どうもおかしい。

ブット帰国と同時に テロが 何回か起こっている。 
● ブット氏狙い自爆テロ 138人死亡、550人以上負傷 パキスタン
● パキスタン 警察検問所で男が自爆 少なくとも6人死亡
● パキスタンで空軍バス狙い自爆攻撃、少なくとも6人が死亡

ここまでテロが起これば、非常事態宣言、ブット氏保護(軟禁)もやむを得ない 気がする。
まあこれも ムシャラフの策略である可能性は、否定できないが..

海の彼方の話なので 決め付けることはできないが、ブット氏は、どうも あまり評判のよい政治家ではないような気がする。
ここ(ブット一族に私物化されたパキスタンを立て直せるか)にもあるが、
ブット元首相は、2回ほど とんでもない腐敗政治で排斥されているようだ。

またムシャラフ政権で安定したことを喜ぶ民衆も多いらしい。 ブット氏の台頭を嫌う民衆は、もっと多いのかもしれない。

ムシャラフ軍事政権になってからパキスタンが安定し始めたものらしい。
まあ 普通の民主主義から言えば 大統領 と 軍参謀総長 が1人で兼任するのは、よろしくない。 が、国家意識の希薄な部族、宗派が乱立する地域では、少数の過激な行動で簡単に政権転覆、奪取される。 パキスタン安定という意味では、いまの形(ムシャラフ政権)がいいのかもしれない。
選挙をしても負けたほうが、不正選挙だといって 過激な行動にでる可能性は十分にある。

英米の勝手な策略か 押し付けか は わからんが、下手に策略を施してパキスタンが 
”イラクる” 
のだけは勘弁してほしい。

差し迫る パキスタンの混乱、 そなえよ。
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パキスタン 総選挙1月9日までに 非常事態宣言は継続
11月13日8時2分配信 産経新聞

 【バンコク=菅沢崇】パキスタンのムシャラフ大統領は11日、首都イスラマバードで記者会見し、来年2月15日までに実施するとしていた総選挙について、約1カ月前倒しして1月9日までに行う方針を明らかにした。今月3日に発令された非常事態宣言の解除時期については言明しなかった。米国などは早期の選挙実施を求めてきており、圧力を前に日程を早めた形となった。

 ムシャラフ大統領の会見は非常事態宣言発令以来、初めて。非常事態宣言で停止された憲法は1月中旬までの選挙実施を規定しており、総選挙は当初の予定通り実施される見通しになった。下院が今月15日に任期満了後、州議会を解散し、同時に選挙を行う。解散後、選挙管理内閣を発足させ、選挙日程は選挙管理委員会が決める。

 一方、ムシャラフ大統領は非常事態宣言に関して、「完全に公正で透明な選挙を保証するには必要」と、総選挙の実施までは解除されない可能性を示唆した。陸軍参謀長の兼務問題では、10月に実施された大統領選の立候補資格を審理中の最高裁が、大統領の再選を認め次第、参謀長職を辞任し、文民大統領として2期目に臨む考えを改めて示した。

 ムシャラフ大統領は非常事態宣言を発令したことについて、「人生でもっとも難しい決断だったが、国益にかなうと考えた」と述べた。

 一方、野党パキスタン人民党総裁(PPP)のブット元首相は滞在先のラホールで11日、総選挙の1月実施について「前向きな第一歩」と一定の評価をしたが、「非常事態下では自由で公正な選挙は困難」と強調。フランス通信(AFP)によると、ブット氏は12日、「過去の方針を変更した。憲法を停止し、非常事態を強い、司法を虐げる者と一緒に行動はできない」と述べ、大統領と合意していた権力分担に向けた協議を今後は行わない考えを示した。

 ブット氏は13日に計画しているラホールからイスラマバードまでの抗議デモを決行する構えで、当局との間で混乱が起きるおそれがある。
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米国、イランがきな臭い

2007年10月30日 | 中央アジア
どうもアメリカ、イランの関係がきな臭い。

アメリカがイランに対し経済制裁を発動した。
それに応えたものでもなかろうが、イラン高官がホルムズ海峡封鎖を示唆した。

イラン国家の精鋭部隊の高官が 世界の石油供給動脈を切る という発言がどのような効果を持つのか わからん。

しかし事実は以下のとうり。

● アメリカは、イラン革命防衛隊を ”テロ支援組織 ”に指定した。
● イスラエルは、最近 シリアの核(らしき)施設を空爆した。
● アメリカが、イランに対し経済制裁を発動、制裁に協調するように世界に呼びかけた。
● アメリカの世論調査によると核兵器阻止理由でイラン攻撃支持52% とかになっている。
● ”テロ支援組織”に指定されたイラン革命防衛隊の高官が ”ホルムズ海峡で「敵」に対する自爆攻撃を行うこと”を示唆。

アメリカの主張は以前から ”テロには屈しない”ということであるからイラン革命防衛隊の高官の発言は逆効果に近い。

しかしファダビ副司令官の発言も 国家としての軍の発言というより、どちらかというとテログループのボスの発言に近いものがある。

まあ推測の域はでないが、イラン革命防衛隊の末端組織では、今のイラク、シリア、アフガニスタンなどのテロ活動を支援している可能性は、否定できない。 日本が海上給油活動を開始してから6年経つが、6年間以上 継続してテロ活動ができるというのも資金、武器支援がないとなかなか難しい。太平洋戦争でさえ4年間くらいなんだから このままの状態であれば半永久的に続くのか とも思う。

アメリカは、経済制裁を発動したが、そんなに効果がないのはみえている。
さらにイスラエルがこのままの状態でイランの核開発を眺めているかも疑問だ。

きな臭い。

差し迫る中東噴火、そなえよ。

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ホルムズ海峡で自爆攻撃も=イラン革命防衛隊高官が示唆
10月30日8時0分配信 時事通信

 【カイロ29日時事】イランの精鋭部隊、革命防衛隊海上部隊のファダビ副司令官は29日、イランが攻撃を受けた場合、革命防衛隊傘下の民兵部隊「バシジ」が石油の主要海上流通ルートであるペルシャ湾の出口ホルムズ海峡で「敵」に対する自爆攻撃を行うことを示唆した。ファルス通信が伝えた。
 米国がイランへの強硬姿勢を強める中、対イラン軍事攻撃が実施された場合、イランが報復としてホルムズ海峡を封鎖するのではないかとの懸念も原油価格高騰の一因となっている。ファダビ副司令官の発言はこうした状況を意識し、対イラン攻撃をけん制する狙いがあるとみられる。 

最終更新:10月30日8時0分
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核兵器阻止のためならイラン攻撃支持が52%…米世論調査
10月30日13時53分配信 読売新聞


 【ワシントン=宮崎健雄】29日発表された米ゾグビー社の世論調査結果によると、米国の有権者の52%が、イランの核兵器開発を阻止するためなら、同国への軍事攻撃を支持すると答えた。

 また、53%が来年11月の米大統領選前に、米国が軍事作戦を行う可能性があると考えている。

 米政府は25日、イランに対し新たな経済制裁を科したばかり。チェイニー副大統領やライス国務長官からイランの核開発について、「深刻な結果をもたらす」などと強硬発言が相次いでおり、米国民の間にもイランの核兵器保有に対する警戒感が高まっていることを示している。

 調査は24~27日、1028人を対象に電話で行われた。

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<米国>イランに経済制裁 革命防衛隊との商取引禁止など
10月25日23時3分配信 毎日新聞

 【ワシントン笠原敏彦】米政府は25日、イラン革命防衛隊を大量破壊兵器の拡散に関わる組織に指定し、米企業・個人との取引を禁止する経済制裁を発動する、と発表した。また、防衛隊傘下の精鋭部隊、クッズ部隊を主権国家の軍として初めてテロ支援組織に指定。一連の制裁は1979年の米大使館人質占拠事件以来、最も強硬な措置とされ、イランとの緊張が一層高まるのは必至だ。

 ライス国務長官とポールソン財務長官が発表した制裁内容は、主に金融面での締め付けに焦点が当てられている。軍組織の他にイランの国営主要3銀行(メリ、メラト、サデラト)が国際金融システムを悪用してミサイル拡散やテロ支援に関わっているとし、同じく制裁対象に指定した。

 経済活動でも重要な位置を占める革命防衛隊は、ミサイル拡散のほか核開発への関与が指摘されている組織で、関連の20以上の企業・個人が制裁対象となる。また、クッズ部隊は、米国がイラクやアフガンなどで武器を供与していると見る組織。制裁対象となった組織・銀行は、米国内の資産凍結や米企業・個人との取引禁止が科される。

 ポールソン長官は「世界の責任ある銀行や企業」に対し、制裁対象との取引停止を求めた。核開発疑惑をめぐる国連安保理での制裁強化が露中の反対でメドが立たない中、米国は今回の措置が国際的な波及効果を生むことを期待している。

 一方でライス長官は、イランがウラン濃縮活動を停止すれば、米国は対話の用意があると訴え、米国が外交的な問題の解決に関与していることを強調した。

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参考)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E9%9D%A9%E5%91%BD%E9%98%B2%E8%A1%9B%E9%9A%8A

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%82%BA%E6%B5%B7%E5%B3%A1

【中国】外交部:キルギスへの派兵・駐留に慎重な構え

2005年06月01日 | 中央アジア
5/13日にウズベキスタンで民主化を求めて反政府暴動(?)が、起きた かのような混乱が起こった。
その直後のニュースに基づく感想は、
  ここ に書いた。

なんか疑問を解明するような展開になっている。中国の出現だ。

5/15
ウズベキスタン:反政府暴動 カリモフ大統領、武力弾圧強化の構え--米露は対応苦慮

この時点では、米露 ともに反政府暴動対応に苦慮している。

5/16
ウズベキスタン:反政府暴動 「死者1000~2000人に」--ロシア紙が報道

そしてロシア紙、AP通信 が異常に多い死者数を報道している。
まあいい加減なのであろうが、”報道した”ことは、事実であろう。


5/17
ウズベキスタン:反政府暴動 武力弾圧で犠牲者多数、中国は政府支持

このニュースで あれ なんだ と思うようなタイミングで
 なんと 中国が、いちはやくウズベキスタンを支持したことだ。
うーん、ここでなんでいち早く中国が支持するのかわからない とそのとき思った。

5/17
ウズベキスタン:反政府暴動 大統領、海外の報道を批判 「圧政国家と見せつけ」

ここでは、まだ米露ともに支持か否かは、表明していない。
カリモフ大統領は、米露などの暴動を巡る外国メディアの報道姿勢を非難している。


米国は、”暴動の内容よくわからないけど とにかく 民主化しなさい”というような圧力をかけている。

20日には、中露と中央アジア4カ国でテロ対策や経済協力を話し合う「上海協力機構」の大使級協議がモスクワで開かれた。

5/25
<露外務次官>ウズベク暴動鎮圧の国際調査は不要、表明

そこで このニュースでやっとロシアがウズベキスタン支持 を表明。
まあニュースが洩れているかもしれないが、何か中国の支持表明が異常に早かった。

その後、またすばらしいタイミングでウズベク カリモフ大統領、中国 胡錦濤国家主席の会談。

5/25
カリモフ・ウズベキスタン大統領:胡・中国主席と会談、協力促進を確認

ここに”中国政府はロシアに続きウズベク政府支持をいち早く表明”とあるが、逆である。中国政府によるウズベク政府支持のほうが早かった。

5/27
中国 ウズベク政権支持 暴動の武力鎮圧評価

そこでこのニュース、

”両国はテロ、分裂主義、過激勢力に対する一層の協力関係で一致し、六億ドルに上る石油合弁契約の調印などエネルギー協力の推進でも合意した。”

”胡主席とカリモフ大統領は二十五日の会談で、「友好協力パートナー関係条約」に調印した。人民日報によると、胡主席は、両国が共同でテロや民族分裂勢力に打撃を与えることを強調、両首脳は税関相互協定など十を超す協力案件に署名した。”

なーんだ、中国、石油がほしかったのね。その為には、なんでもするよね。
反政府暴動とか、イスラム原理主義のテロ暴動とか 様々な立場から噂されてるけど、この騒動、

  中国が、石油の入手を確実にするための策略

だったんじゃないの。
 そういえば、キルギスの政変もなんか変だよね。まあ民衆は、独裁政権に対する不満は、あったのではあろうが、選挙で与党が勝ち、不正だと怒った野党が暴動をおこし政変、その後、略奪、暴力の限りをつくして、かなり長くそれが続き、ようやく話し合いになったら元の与党系のバキエフ氏率いる暫定政権が勝ってしまった。野党勢力がダダこねて いまだに不安定状態のまま といったところ。 
さらにキルギスには、中国人たくさんいるよねー。過去には、キルギスの土地、割譲してもらってるし。キルギス軍なんて政変前で8500人くらいしかいなかったし。
うーん なんか変だよね。
ロシア、ウズベキスタンをまんまと引っ掛けたんでしょう。

そこへ下のニュース、
まず 間違いなく 中国軍、 キルギスへ進出するんでしょう。
だってキルギスには、中国にとって目ぼしいものは、何もないが、ウズベクの石油は、安定して貰う必要があるよね。
中国の進出、膨張戦略 ”なるほど”と思わせる策略でしょう、ひどいと思う。

    1.暴力による恐怖によって政権を奪取し維持する  
    2.虚言を以って暴力の潤滑剤と成す
    3.***
    **
 またまさに合致しているような気がする。

さらにこの中国報道官の言葉、 ”これまでに中国が他国に派兵したことがないという事実を挙げ、慎重な構え” よく言えますね。ベトナム、チベットの軍事侵攻はどう説明するんじゃ。

差し迫る危機、要注意だな。

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【中国】外交部:キルギスへの派兵・駐留に慎重な構え

 中国外交部の劉建超・報道官は、キルギス共和国が中国からの派兵・駐留を希望していることについて、「中国側は慎重に検討する必要がある」と述べた。31日付華夏時報が伝えた。

 キルギス共和国のバキエフ大統領代行は25日、「ウズベキスタンの反政府暴動で生まれた大量の難民がキルギス南部に流入しているため、CIS集団(ロシア、ベラルーシ、アルメニア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン)の安全保障条約への加盟と、上海協力機構(中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン)の加盟国の部隊による駐留に同意する用意がある」と表明したと伝えられている。

 劉・報道官は「キルギス南部に中国軍が駐留することで、国家分裂主義などの勢力に対抗することは、有効であるかもしれない」としたものの、これまでに中国が他国に派兵したことがないという事実を挙げ、慎重な構えを示した。(編集担当:恩田有紀)


(サーチナ・中国情報局) - 6月1日8時27分更新
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参考)
5/23
<ウズベキスタン>暴動について、イスラム解放党党員に聞く

ここでは、”ウズベキスタンのイスラム解放党は、キルギスで民衆がアカエフ政権を転覆したことから、ウズベクでも同様の民衆革命を起こすことを内部で検討したが、最終的には従来の方針通り武装闘争の否定を確認。「今回の暴動には関与していない」と強調した。”としている。真実だと思う。

5/31
China May Consider Sending Troops to Kyrgyzstan (英文)


ウズベク大統領が国際調査団拒否、強硬策で軍離反も

2005年05月21日 | 中央アジア
これはそうだと思う。いまのところ軍は離反していないのも事実であろう。
前にここでウズベキスタンの今回の事件の経緯をニュースをもとに調べた。
その中で
   ”暴動で死亡した約500人の遺体が安置されている”
   ”「兵士は妊婦も撃ち殺した」”
   ”キルギスから来た男性も「あらゆる方向から弾が飛んできた。最初に子供たち、次に女性が倒れた。悲鳴が聞こえ、わたしも腕を撃たれた。こんな光景は一生忘れない」と話した。”
   ”犠牲者は1000人規模に達する可能性が出てきた”
   ”越境しようとする避難民1万人、発砲して12人”
   ”自由ヨーロッパ放送(電子版)によると、当時の様子について、市内在住の住民は「軍兵士には酒に酔った者もいて、子供連れの女性を射殺した」”

などとある。
真実か否かは、わからない。”あと1、2度、政権が軍に大流血の暴動鎮圧を強いれば”軍は離反すると言っている。
そうとは思うが、もっと早く離反するのでは..

私は、軍が、自国の国民(武装していない一般市民)に対し、上のようなことを行えばたちまち軍(すべてとは思えないが)は、離反していくのでは、と思う。

またいくら命令でも”あらゆる方向”、”500人~1000人に対し”、 ”子供から先に”とか”酒を飲みつつ”とかを 自国の軍が自国の国民に対しそう簡単にできるものではない。
でもその虐殺めいた殺戮が、しだいに広がりを見せたようだ。
その後、

「イスラム国家樹立」ウズベク東部の住民指導者が表明で、イスラム国家を樹立すると言っている。

ウズベクのアンジジャンという地域は、キルギスに囲まれた異様な国境線を有する地域である。
キルギスは、今年2~4月頃、同じように政変が、起こった。
しかしその後、安定せず略奪、殺戮がいたるところで発生し、未だ指導者が確定していない。
今年、7月頃、選挙になるようだが、今後どうなるか という国だ。

一部には、
「キルギスの政変は『民主化』という帽子をかぶっているが、その実体は封建的な地縁血縁のグループ間の対立が原因だ」
(ロシアの政治評論化ミヘーエフ氏)
という意見もある。

キルギスの正規軍は、政権崩壊前、約8000人くらいいたらしいが、あの地域(キルギスのフェルガナ地方は、「イスラム原理主義の巣窟」)の武装勢力は、8000人以上いるらしい。

外務省のHPに、キルギスに対する渡航情報(危険情報)の発出 でどの地域が危ないかを見てみると まあ恐ろしいことにイスラム原理主義に囲まれているのではないか と思ってしまう。

これらの情報から今回のウズベクの暴動は、民主化を装ったイスラム過激派のウズベキスタンに対する攻撃だと思う。
今回のウズベキスタンの暴動、無差別殺戮は、”イスラム過激派”が、野蛮で巧妙な計画を企て政権転覆を図ろうとしているのであろう と思う。
そのことを立証するのが、今のウズベキスタンのカリモフ大統領には、難しいのかもしれない。
政権の崩壊は、一部強硬なグループの謀略で 実は、簡単にできてしまうのかもしれない。

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 【モスクワ=古本朗】中央アジア・ウズベキスタンのカリモフ大統領は20日までに、最大1500人の市民が死亡したとも伝えられる同国東部での反政府暴動鎮圧事件を巡る「国際調査団」受け入れを拒否、情報統制下で不満分子を徹底掃討する構えを鮮明にした。

 だが、弾圧強化が、世俗主義の野党とイスラム勢力の連携や、軍の離反といった事態につながる可能性を指摘する声も上がっている。

 カリモフ大統領は19日、アナン国連事務総長と電話会談したが、総長によると、大統領は「国際調査団は必要ない」と受け入れを拒否した。

 他方、政権は同日、「イスラム国家樹立」を掲げる地元指導者一派が実権を握った東部カラスウ市を、約200人の兵力で電撃制圧。住民らの証言によると、兵士は、指導者を銃床で打ちすえ、その13歳の息子を含む住民約80人を強制連行するなど、容赦ない行動を見せたという。

 カリモフ氏の強硬策を支えるのは、同胞への武力行使に躊躇(ちゅうちょ)しない軍・警察だ。ウズベク国民の平均月収10ドルに対し、軍などの将校は同120ドル以上と、中央アジアとしては破格の厚遇だ。厚遇で将兵の忠誠を確保しているからこそ、政権は、先の東部アンジジャンなどでの暴動に対し、将兵の動揺を懸念することなく非情な鎮圧作戦を決行できた、との見方が支配的だ。

 だが、露シンクタンク「地政学アカデミー」副総裁のレオニード・イワショフ退役大将は、今後も「軍が(政権の命令に従い)民衆に発砲し続けると考えるべきでない」と、軍内に流血を嫌う動きが生まれる可能性に警告。別の軍関係者も「あと1、2度、政権が軍に大流血の暴動鎮圧を強いれば、指揮官の間に離反の動きがでる」と予測する。

 また、政治分析専門の露サイト「ポリトコムRu」の最近の論文は、政権から暴動の黒幕と名指しされるものの、本来は「比較的穏健」な宗教組織「イスラム解放党」や、その分派「アクロミヤ」が、弾圧により過激化しテロ組織と連携する恐れに警告する。

 さらに、先に、政権に迫害され国外に逃れた「エルク」「ビルリク」といった世俗主義政党がイスラム勢力と結びつくシナリオも指摘。政権への憤まんが強い東部のナマンガン、コカンドなどの都市へ暴動が広がれば、3月に民衆蜂起(ほうき)で政権が崩壊した隣国キルギスのシナリオが再現される可能性に言及した。
(読売新聞) - 5月20日23時51分更新
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ウズベク大統領が国際調査団拒否、強硬策で軍離反も

武力行使正当化 西側と露のメディア批判

2005年05月18日 | 中央アジア
 おそらく高い確率でウズベク大統領の主張は、事実であろう。
なにか周到に計画されたイスラム過激派(かどうかは、よくわからないが)謀略であると思われる。
ニュースの経緯を追っていくと
”ウズベキスタン東部のアンディジャンで13日、武装勢力が刑務所を襲撃した後、州政府庁舎を占拠した。”
とある。
その中には、50人以上が死亡したという>未確認情報があるという。


そのあと
”突入時の発砲で多数の犠牲者が出ており、人質を含む数百人が死傷したとの情報もある。”
ときた。確実な情報ではないらしい。


その後、
”ウズベキスタンのカリモフ大統領は14日、首都タシケントで記者会見し、東部アンディジャンでの反政府騒乱に初めて言及、「政府側は武装勢力との交渉で好ましい条件を提示したが、彼らは過大な要求を出してきた」と交渉決裂の経緯を説明、州政府庁舎前の群衆への発砲命令は出していないと強調した。
 大統領によれば、政府側は内相が交渉に臨み、交通手段と脱出路の確保を約束、要求に沿って6人の受刑囚解放に応じた。しかし、武装勢力側は組織指導者らの釈放を新たに要求したという。”
とある。
”首都タシケントで記者会見”の発言だ。

ここまでの事実の可能性が高そうなのは、”何者かは、わからんが武装勢力が刑務所を襲いかなり多くの囚人が脱走し、死者が出ていそう”な事。


その後、このニュース、
”【モスクワ14日時事】大規模な反政府騒乱の起きたウズベキスタン東部アンディジャンの地元人権団体代表は14日、ロイター通信に対し、騒乱による死者数は、双方合わせて500人に達する可能性があると語った。目撃者らの話を基に推計した。”
ウズベキスタン東部アンディジャンの地元人権団体代表が ---可能性がある と言っている。
事実かどうか不明だ。
一方、政府側は、
” 一方、ウズベク内務省報道官は「政府軍が完全に事態を掌握し、市内から武装勢力は一掃された」と述べ、「正常化」を強調した。”
と言っている。これも事実かどうか不明とする。

その後、

” 【モスクワ14日時事】ロシアのラブロフ外相は14日、タス通信とのインタビューで、ウズベキスタン東部で騒乱を起こした武装勢力に、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンが参画していたと語った。
 同外相はロシアの得ている情報として、騒乱は事前に計画され、中央アジアやアフガンなど多くの組織が計画段階から参加。指名手配者やテロリスト名簿に載っている者も加わっているとし、タリバンの介在を指摘した。イスラム原理主義組織が実行したとするカリモフ・ウズベク大統領の主張を補強した。 
(時事通信) - 5月15日7時1分更新”
政府の発表だ。これも事実かどうか不明とする。
” 【モスクワ15日時事】ウズベキスタン東部フェルガナ地方からの情報によると、大規模な反政府暴動が起きたアンディジャンに近いテフェクトシで15日、武装した民衆が治安部隊を襲撃し、兵士数人が殺害された。同地方のカラスでは14日夜、集会や暴動が起きており、反政府運動がイスラム復興主義の根強い同地方各地に広がる動きも出ている。
 インタファクス通信は、同地方の数カ所で、カリモフ政権に敵対する反政府活動が組織されつつあると報じた。
 タス通信によると、カラスでは14日夜、警察署や税務署が放火された。軍が市街を包囲しており、武力鎮圧に踏み切る可能性があるという。しかし、15日は混乱は伝えられていない。
 キルギスに隣接するカラスなど国境地域には、武力弾圧を逃れた避難民数千人がアンディジャンから押し寄せ、緊張が続いている。既に500人以上が国境を突破したが、キルギス当局は5日間に限って滞在を認めることを決めた。国連や欧州安保協力機構(OSCE)の担当官が急きょ現地入りした。
 一方、英BBC放送は、アンディジャンの第15学校に13日の暴動で死亡した約500人の遺体が安置されていると報じた。周辺は封鎖され、親族だけが立ち入りを許されているという。 
(時事通信) - 5月16日1時6分更新”
なんか矛盾がいっぱい感じられる。もう500人の遺体が安置?


"騒乱、東部に拡大か=2カ所で衝突情報-ウズベク

 【モスクワ16日時事】大規模な反政府騒乱の起きたウズベキスタン東部からの報道によると、地元の人権擁護団体代表は16日、キルギスとの国境に近いパフタアバド市で14日、デモ隊と政府軍の衝突事件があり、200人が死亡したと語った。情報は確認されていないが、別の地区でも衝突が伝えられており、騒乱はフェルガナ盆地に広がりつつある。 
(時事通信) - 5月17日1時4分更新"
500人の遺体が安置されたのではないのか??


” 【モスクワ16日時事】「兵士は妊婦も撃ち殺した」-。16日付のロシア紙コメルサントは、大規模暴動のあったウズベキスタン東部アンディジャンの現地ルポで、死者数は1000人から2000人に上るとする住民の話を伝えた。 
(時事通信) - 5月16日21時2分更新”
おかしい、なんかデマがいっぱい だな


” 【モスクワ16日時事】ウズベキスタンの民間ニュースサイト、「フェルガナ・ル」は16日、反政府暴動のあった同国東部のアンディジャン市で、午後6時からの夜間外出禁止令が敷かれたと報じた。
 同市郊外で政府軍と武装勢力の衝突があったとの未確認情報もあり、治安が不安定な可能性がある。
 インタファクス通信によると、治安当局は暴動に参加した市民の捜索や拘束者の尋問を行っている。アルマトフ内相はこれまでに70人以上を拘束したと述べていた。アンディジャンから30~40キロ地点にあるすべての道路に検問所が置かれ、身元調査が行われているという。 
(時事通信) - 5月17日7時1分更新”
下半分は、ほんとうらしいような気が


” 【モスクワ17日時事】「兵士は児童から先に殺した」-。500人以上の死者を出したウズベキスタン東部アンディジャンでの13日の暴動鎮圧で、現場にいた目撃者が17日までに、「恐怖の10分間」の模様を明らかにした。
 地元のインターネット・ニュースサイト「フェルガナ・ル」によると、タシケントから来た会社員は「州庁舎広場で多くの群衆が演説を聴き、女性や子供がそれを取り囲んでいた。午後4時すぎ、銃撃が始まり、児童が最初になぎ倒された。群衆はパニックになって走りだしたが、兵士は逃げる市民に背後から銃撃を続けた」と語った。
 キルギスから来た男性も「あらゆる方向から弾が飛んできた。最初に子供たち、次に女性が倒れた。悲鳴が聞こえ、わたしも腕を撃たれた。こんな光景は一生忘れない」と話した。 
(時事通信) - 5月17日21時2分更新”
あり得ない、周囲から子供から先に殺し、10分間続ける だと。 事実なら政府軍ではない、ゲリラだ。


” 【モスクワ17日時事】ウズベキスタン東部で起きた反政府暴動で、野党・自由農民党のヒドヤトラ党首は17日付のロシア紙・イズベスチヤに対し、同党の独自戸別調査の結果、アンディジャンと近郊のパフタアバドで745人の死者が確認されたと語った。調査は継続中で、犠牲者は1000人規模に達する可能性が出てきた。
 これに対し、ウズベク最高検察庁のカディロフ長官は同日タシケントで記者会見し、アンディジャンの死者は169人だと言明した。
 野党党員が行った戸別調査では、アンディジャンで542人、パフタアバドで203人の死亡が判明した。これにより、パフタアバドで14日起きたとされる治安部隊のデモ隊鎮圧がほぼ確認された。しかし、ウズベク治安当局者は、鎮圧を否定している。
 AFP通信によると、アンディジャンでは17日朝、激しい銃声が3~4時間にわたって続いた。詳細は不明だが、同市では新たに夜間外出禁止令が敷かれており、武装勢力の抵抗が続いている可能性がある。 
(時事通信) - 5月17日23時0分更新”
これも矛盾がいっぱいだ


” 【モスクワ17日時事】17日付のロシア紙・独立新聞は、キルギスとの国境沿いに集結したウズベキスタン避難民が約1万人に達し、一部が国境突破を図っていると報じた。
 現地からの情報によれば、ウズベクの治安部隊は16日、パフタアバド付近で、キルギス領内に越境しようとした避難民に発砲し、13人が死亡した。治安部隊が避難民を殺害したのは初めてで、国境地帯の緊張が高まっている。 
(時事通信) - 5月18日1時5分更新”
これも矛盾がいっぱいだ、越境しようとする1万人、発砲して12人、変だよな。

そこで下のニュースだが、
 政府としての発言には、矛盾はなさそうな気がする。それより各報道のほうがはるかに矛盾が多い。下の”自由ヨーロッパ放送(電子版)によると、当時の様子について、市内在住の住民は「軍兵士には酒に酔った者もいて” というのは、何を考えて報道しているのか とも思う。
 事実なら政府軍ではない。
 これは、想像だが、政府軍に化けたグループ、市民に化けたゲリラグループ、反政府を謳うデマ発信グループによる結構、周到に計画されたゲリラだと思う。刑務所を襲って混乱させ、政府の転覆を図る謀略だと思う。
 まあそのうちはっきりすると思うが。

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ウズベク大統領:
武力行使正当化 西側と露のメディア批判
 【モスクワ町田幸彦】ウズベキスタンの反政府暴動を巡り、17日に記者会見したカリモフ大統領は、反政府運動の参加者を「テロリスト」と決めつけて武力鎮圧を正当化する一方、暴動を巡る外国メディアの報道姿勢を非難した。
 タシケントからの情報によると、大統領は会見で「特に西側メディアは、ウズベク当局が罪のない人々を殺したと報じ、ウズベクが圧政国家であると見せつけている」と非難した。ロシアの報道機関についても「内容がひどい」と酷評した。大統領は「非武装の人間を撃つ者が世界のどこにいるか。いかなる政府にもそんな人間はいない」と声を荒らげ、あくまで武装グループへの反撃だったと弁明した。
 カリモフ大統領は暴動発生直後、首都からアンディジャン空港に飛び、対策本部を指揮した。自由ヨーロッパ放送(電子版)によると、当時の様子について、市内在住の住民は「軍兵士には酒に酔った者もいて、子供連れの女性を射殺した」と証言している。東部一帯は現在、軍の厳戒下にある。

毎日新聞 2005年5月18日 10時29分
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児童から先に銃撃=「恐怖の10分間」で目撃談-ウズベク暴動

2005年05月17日 | 中央アジア
やはり非常におかしいウズベキスタンの暴動騒動。
ここでも書いたが、500人も殺すのは、そう簡単にできることではない。しかも政府軍がその自国の国民を。ここに”児童が最初になぎ倒された” や ”「あらゆる方向から弾が飛んできた。最初に子供たち、次に女性が倒れた。悲鳴が聞こえ、”とある。どう考えてもあらゆる方向から弾が飛んでくる というのは、非常に変だ。 しかも10分間で。
  悪質としか言いようがない。 平気で人を殺す、それも周囲から!! 
イスラムかなんだかか しらないが、狂気だ。
 はっきりと確信した。これは、ウズベキスタン政府を落とし込む狂気の謀略です。
できれば誰かこの文を翻訳してロシア語、中国語、英語圏にばら撒いてくれ。徹底調査すればわかるはずだ。
このような人間が人類に存在しているというのが、悲しい。
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児童から先に銃撃=「恐怖の10分間」で目撃談-ウズベク暴動

 【モスクワ17日時事】「兵士は児童から先に殺した」-。500人以上の死者を出したウズベキスタン東部アンディジャンでの13日の暴動鎮圧で、現場にいた目撃者が17日までに、「恐怖の10分間」の模様を明らかにした。
 地元のインターネット・ニュースサイト「フェルガナ・ル」によると、タシケントから来た会社員は「州庁舎広場で多くの群衆が演説を聴き、女性や子供がそれを取り囲んでいた。午後4時すぎ、銃撃が始まり、児童が最初になぎ倒された。群衆はパニックになって走りだしたが、兵士は逃げる市民に背後から銃撃を続けた」と語った。
 キルギスから来た男性も「あらゆる方向から弾が飛んできた。最初に子供たち、次に女性が倒れた。悲鳴が聞こえ、わたしも腕を撃たれた。こんな光景は一生忘れない」と話した。 
(時事通信) - 5月17日21時2分更新
児童から先に銃撃=「恐怖の10分間」で目撃談-ウズベク暴動

市民500人の遺体、ウズベキスタンの学校に

2005年05月15日 | 中央アジア
何か不自然さを感じる。政府軍が武装勢力を鎮圧するために500人も死んだ ということが変だ。
よっぽど武装勢力の力が大きかったのか とも思うが、それにしては政府軍の死者が10人というのは少ない。住民が避難しているというのは、本当かもしれないが、政府軍が、住民を無差別に殺すものだろうか。住民が非難するのは、何故かだが、確かに無差別に殺されたのかもしれない。ウズベクの反体制派は、イスラムグループでいるにはいるのだが、いずれも今回の暴動には、関係ないと否定している。それにウズベクは、イスラムをあまり信仰していないようだし。キルギスに近い国境付近の都市で起こっており、そのキルギスのフェルガナ地方は、「イスラム原理主義の巣窟(そうくつ)」と呼ばれており、その地域の中央アジア情報専門のニュースサイト「フェルガナRu」がさかんに集会があるとか、暴動が起こっていると言っている。ウズベク人権団体ってなんだろう。まだ今、正式な調査団、派遣中なんと違うのかな。んー 変だ。なんか臭いなー。まあ事実は現場にいないとわからんからなあ。
フェルガナ地方が中国に50kmたらずと近いのも気になるが..

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市民500人の遺体、ウズベキスタンの学校に

 【モスクワ=五十嵐弘一】AP通信は15日、反政府暴動が13日に起きたウズベキスタン東部アンジジャンの医師の話として、州庁舎を占拠した武装集団をウズベク部隊が鎮圧した際に死亡した市民約500人の遺体が同市内の学校に収容されていると報じた。
 学校は治安部隊が警備しており、遺族が身元確認のために訪れているという。同市では、死亡した市民の埋葬が15日から始まった。
 インターファクス通信によると、アンジジャン市内は同日、武装勢力と当局の衝突は起きていないが、兵士らが通りに配置され、警戒が続いている。
 同通信は同日、ウズベク人権団体の情報として、アンジジャン市があるフェルガナ地域で反政府集会を開催しようとする動きがあったと伝えた。当局はこの情報を確認していない。
 タス通信によると、同市の東方、キルギスとの国境に位置し、14日に暴動発生が伝えられたカラスウでも15日、情勢は沈静化。町の中心部で住民集会に参加していた3千人から5千人の人々は、ウズベク軍部隊が町を包囲したと伝えられたことから、14日夜、解散した。
 カラスウの国境の検問所付近には15日も、キルギス側への越境を求める4千人前後が残っている。
 一方、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は訪問先のウィーンで14日、タス通信に、ロシアの得ている情報として、アンジジャンでの武装集団に、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンが参加していたと述べた。

(2005/5/15/22:12 読売新聞)
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