一週間

事件後、早一週間を経過。犠牲者の本国では対応はじめ事件後の状況に対する批判が続いています。

http://msn.huanqiu.com/photo/whtml/2010-08/1048748.html



中国政府、「犯人に敬意を表する行為は犠牲者に対する侮辱」と強い不快感表明。現在もMSNなどのwebサイトに、棺に国旗をかけている写真、記念写真を撮影している写真はじめ記事が掲載されています。今回の事件とはまったく無関係な警察官による拷問写真まで掲載され、「世界の警察行為で最もむかむかする行為」の１，２番目にその写真が掲載されています。

バス乗っ取り事件でリム・マニラ市長、「犯人の弟逮捕は命令せず。手錠をかけるよう指示しただけ」と弁明。手錠をかけたことは逮捕とおなじなのでは？これで犯人が逆上して大虐殺したとの話も出始めてきました。
そしてまた意外なことが起きています。このバスジャックの重要参考人でもある運転手が失踪しました。なぜに警察は、このような重大事件の参考人を身元確保しないのか、大批判を受けています。一部からはこの運転手と犯人が共謀していたのか?などとの噂まで出ています。

そのような最中、フィリピンでは、全国民がマヒッラプ　ナ　カミと口あければ発してる折、アキノ大統領に指名された首都圏水道局幹部が600万ペソのボーナス受領。大統領の税引き前９万５千ペソ。任期中に得れる給料が4,914,000ペソ。980万円。任期後まだ２ヶ月。で６００万ペソ。これじゃ国民がますます信任しなくなってしまう。すでにアキノ大統領の母親の実家コファンコ一族の所有するルイシタ農園の農地分配裁判は８月中旬、株式分配方式（ＳＤＯ）適用の違法性を巡る第１回口頭弁論が最高裁で開かれ、裁判闘争が大きく取り上げられる中、農民らは同農園でどのような生活を送っているのか。歴代の農園主や中央政権の意向により翻弄され、小作農から農園の「株主」になり、自主耕作で実質的な「自作農」になった彼らの生活を、最高裁前で大抗議。これも政策上大きな障害であることは確かです。

本日２９日、香港ではバス乗っ取りに対する抗議集会が行われるようです。
フィリピンの出稼ぎ者各位。決して外出はしないことです。わたしが事件を起こしたわけではない。元警察ディバ。そういった言い訳を聞き入れる方々ではないですよ。
マグサイサイ賞を受賞する中国人２名も授賞式を欠席する見通しのようです。
比政府一日も早い調査を終え、そうそうに大統領自ら出向くのが、今後のこの国の発展のためになるようにも思います。