勝手に序章ー２

フィリピン労働意欲

ご存知の通り姫君は口をそろえ、フィリピンでの仕事は難しい。これは真っ赤な嘘。フィリピンには仕事はいくらでもある。ただし、その給料が非常に安いだけの話。とにかく、フィリピンの労働法は労働者優先であるが、雇用するフィリピン人が同じフィリピン人をまったく信用していない。雇用者曰く「本当にフィリピン人は働かない。金額を高くて提示されればすぐに退社してしまう。働かない。」と口癖のように、自分の国籍を忘れ、他人事のようにフィリピン人を中傷する。これも貴方もフィリピン人でしょうといいたくなるほど勝手な弁解とも思える。
絶えず、フィリピン労働者の胸中は、チャンスである。フィリピンには「ワラ　カン　ヒヤ」という言葉（恥ずかしくないのか」があるが、誰かまうことなく外国人を見ると自分が以下に他の者より優れている才能を持っているかのように、雇用を即してくる。よい例が、タクシー運転手。日本人を乗車させた場合、車を持っているか？持っているのであれば私を雇用してください。と問いかけてくる。冷や汗をかかせられるような横暴な運転を棚に上げてでも言ってくる。自分たちの国の立場をまったく知らないのだろう。一般国民は新聞など読みはしない。読むとしても、どこぞで拾ったような４、５日前の新聞、1年前の新聞でもただであればしっかり読むが。まったく世界を理解できていないようなことを平気で話する。勝手な判断で行動をする。しかし、自分たちの能力をまったく知らずに、雇用条件に対することだけは一丁前に要求してくる。同業種であれば必ず所得を尋ねる。日本人もこのようなことはするが、この国はそれが当たり前のようにしてくる。
基礎訓練を行い、いざ実習に入ってもその基礎教育はまったく生かされない。間違いを起こせば「教えてもらっていない」とがんと引かない。認めれば、解雇されるなど、労働者にはきついことを平気で雇用者がするために自分の間違いを認めないのかも知れない。仕事が難しいのではなく、自分の能力対価を知らずに、吹聴する能力と自己能力判断が分からないで希望する給料額が合わないだけで、仕事が難しい。との自己判断をしているだけなのかも。したがって、何の芸もない姫が運よく日本へ行き、月額４、５百ドルも得、殿には上げ膳下げ膳、適当な嘘をつけば真に受けて散財してもらえる環境で一回でも仕事した姫はこの国では働けないかも。中にはまったく違う姫もいます。
日本滞在中すべてタダの生活経験者には、日給200ペソでは不満かも。
フィリピン人。日本国内では確かに人員計画が立てられる貴重な労働力。しかし、本国では最も使いにくい。ＯＦＷ国の悲劇かとも思われるが、実際には、確かにフィリピンは低所得国ではあるが、基本は怠慢な人種かも。