フィリピンりぱぶりっく狂笑国

フィリピンらしく
フィリピンでも
フィリピンだから

債務は決して懐で肥えないように

2024-08-07 | フィリピン

マルコス政権が終わるまでに、国の債務残高は20兆ペソに達する可能性があるものの、景気拡大はそのような債務レベルを上回ると期待されている。

月曜に行われた、国家支出プログラムに関する内閣レベルの開発予算調整委員会との下院予算委員会のブリーフィングでの、財務長官は、6兆3,520億ペソ、特にインフラ・プロジェクトのための政府の借金の乱発を擁護した。

推計によると、国の債務残高は2028年までに、負債総額はおよそ20兆ペソになるが、経済総額は37兆ペソ達する可能性があると言われる。負債が増える一方で、経済も同様に拡大し、貧困水準も低下する可能性がある。

名目国内総生産(GDP)が26.5兆ペソであるのに対し、債務は年末までに9.8%増の16.06兆ペソになると予想されている。

債務残高は8%増加し、2025年には17兆3500億ペソに達する見込みだ。翌年には、名目GDPは28兆7500億ペソに達すると見込まれている。

6月末時点の国家債務残高は15兆4800億ペソで、これまでで最高水準になった。

経済成長とともにフィリピン国民の所得も増加し、債務を返済できるようになることが期待できることが期待され、債務残高対GDP比も2028年までに57%まで低減できる可能性がある。

2028年末までに債務が20兆ペソの水準になれば、マルコス政権は6年間の任期中に約7兆2100億ペソの債務を増やすことになる。これまでのところ、マルコス政権は就任以来2兆6900億ペソを債務の積み増しをしている。

財務長官は、フィリピンはインフラプロジェクトのためだけに借金をしているのではない。それは雇用を創出し、人々の所得を増やし、貧困を減らすための最終的な目的だ。また、労働市場の状況の改善と貧困の減少が経済を活性化させ、最終的には債務を削減することを期待している。とし、政府が最高水準の財政規律に従って継続的に債務を管理していることを会議の席上議員に説明し、6月現在、総融資額は通年の目標である2兆5700億ペソの61%に達している。国内資金への偏重が、国債の自国通貨への継続的な組み替えを促進していると強調した。

また、短期債務への依存を減らし、ロールオーバー・リスクを最小化するため、DOFは長期債務を優先していると付け加えた。

現在、長期債務が国全体の有価証券の79.8%を占めている。

金利が上昇したとはいえ、借入コストは依然として管理可能であり、GDP成長率よりもはるかに低い。国の負債の平均期間が7.5年であることを考慮すると、来年の実効金利は5.3%で、インフレを除いた実質金利は2.3%で、予想される実質GDP成長率6.5%よりも低い。

中央銀行が政策金利の引き下げを始めると(できれば2024年の第3四半期から)、責任ある債務管理を続ける限り、利払いの伸びは緩やかになると予想されと言われる。

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