フィリピンりぱぶりっく狂笑国

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16歳純情派ー最終章

2006-03-16 | Weblog
そこで見た光景は、友人のオネーチャンと若い韓国人が素っ裸でベッドで寝そべっていた。目を疑ったジジィ殿其の二人をたたき起こし、彼女の行く先を問いただした。何も知らない其のオネーチャン其のジジィ殿へすべて話した。其の夜、ジジィ殿から彼女の携帯へ電話が。早急にジジィ殿のマンションへ向かった。入った途端ジジィ殿大激怒、彼女の頬に平手が飛んだ。仰天した彼女、その場に倒れた。翌朝、罰悪そうな顔したジジィ殿がソファーに座っていた。彼女とジジィ殿の話し合いが始まった。どうして学校へ行かないのか。彼女のアパートへ他人をどうして入れているのか。何が原因で売春婦に逆戻りしたのか。返ってきた返事は、ジジィ殿からのお手当てで十分に生活が出来る。しかし、オネーチャンが居候するようになってからはオネーチャンの浪費穴埋めで金策が苦しくなってきた。田舎の母親への送金も増え生活が非常に苦しくなってきた。仕方なく、学校へも行かずに売春を始めた。しかし、オネーチャンと田舎の母親の浪費には到底対処できずに稼ぎでは食っていけない実情を話した。ジジィ殿、彼女名義でATMカードを作り、月額金額も倍に。但し条件が付いた、オネーチャンやその恋人の韓国人とは一切関係しないこと。田舎の母親へのの援助は送金範囲で行う条件だった。従来のアパートも引き払い、ガードマンの居るコンドミニアムへ移り、ガードと契約、部外者は一切入れなくなった。学校も転校、非常に環境が良くなり、彼女は毎日勤勉に学校へ通った。順調に問題もなくひとりで生活、夜はインターネットでジジィ殿とチャット。そのような生活が1年。このオネーチャン神話はL.Aカフェからすっかり忘れられた。
 2006年になって、彼女の姿が途端に見られるようになった。出没時間は深夜が多いとか。一番の後援者であるジジィ殿と喧嘩別れしたようである。所詮、売春で金稼ぐ手段を覚えた彼女、田舎の母親からの無心よりも、かなり頭が大きくなりすぎ、部屋にはメイドまで雇い、洗濯さえも全てランドリー。貧しかった生活を忘れてしまったようだ。ジジィ殿も管理人からの家賃催促に呆れ返り、命の恩人である彼女と別離をしたようだ。
 今、彼女は何処に住んでいるのかさえも分からない。恐らく学校へも行っていないかも。深夜、良く外国人と手を組んで歩く姿を目にする。
不思議なことは、全く貧困生活へ逆戻りしても全く暗さがない。平気で笑って生活していられる性格、是非我々も伝授願いたい。
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