「その 逃げ水を追って…」「その 夜光鈴の光は…」

ＡＲＩＡ　Ｔｈｅ　ＮＡＴＵＲＡＬ第１２話は、Ａパート・Ｂパートとも私が大好きな原作がベースのお話。

Ａパート「その　逃げ水を追って…」は、暑い夏の昼下がりに灯里ちゃんが不思議な体験をするお話。
第２期になって猫の王様ケット・シー３度目の登場です。
第１期が暗闇にまぎれてチラッと姿を現しただけだったのに、今シリーズは男性３人組よりも出番が多いような…。
前にも書きましたが「最初から２クールで製作されていたら、こんな偏った形にならなかったのでは？」と思えて少々残念。
お話自体は、まずまず満足の出来かと。
ただ風鈴を使って不可思議な迷宮に迷い込んでいくという演出は、押井監督の「うる星やつら２　ビューティフルドリーマー」を思い出してしまう。
それと猫の目を光らせたりして、どちらかというと怖がらせるような演出というのは如何なものかとも思う。
猫は怖い存在ではありません、カワイイ存在です。
しかし、涼しい場所とはいえ「王様、コート姿で暑くない？」

Ｂパート「その　夜光鈴の光は…」
時が来た夜光鈴を海に還す。
「あんなに静かで綺麗な夏の風物詩が現実にあればな～」と思ってしまいました。
花火を上げて盛大にというのも悪くはありませんが、ああいう風情も良いな～。
そして、灯里ちゃんが流した涙の意味は？
私は“感謝”と捉えました。

最後に我が家の夜光鈴です。
でもどう見てもアリア社長がスイカを狙っているようにしか見えませんね。
そう言えば本編での社長のスイカの食べ方を見て、志村けんさんを思い浮かべてしまいました。