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乙女はお姉さまに恋してる

2006-12-26 23:48:03 | アニメ

こちらでは今日最終回を迎えた“乙女はお姉さまに恋してる”、秋から始まったアニメの中で唯一欠かさず見た作品でした。
当初私は放映前の評判(声優交代・キャラ設定の原作との違い・ゲーム版脚本家のボヤキ等)を見聞きしていたので見ないつもりでした。
ですが以前書いたように奥さんが作品を気に入っていたので、とりあえず録画してみようという事になったのです。
その結果は奥さん以上に私の方が気に入ってしまい、先の展開を知りたくてゲームを借りて紫苑さん・貴子さん・まりやの3人のシナリオを速攻で終わらせるという有様でした。
アニメ版の評価は決して絶賛と言う訳ではありませんが、原作を尊重してお話が作られている事にまず好感が持てました。
まあこの辺りは、おとボクより先に放送されたやはりPCアダルトゲームが原作のアニメが原作を無視したような作りになっていた事に対する反発みたいなものがあったりするのですが。
その作品に関しては、スタッフの作品作りの上で原作を全く参考にしていない旨の発言が事実なら随分傲慢だなとも感じた事も書いておきます。
そういう事を踏まえておとボクも多少描写不足かなと思えるところもありましたが、全12話の中で各キャラに焦点をあてた話をそれぞれ取り入れて恋愛物と言うよりどちらかと言うと学園物としてうまくまとめたと思います。
それに最後まで極端に作画レベルも落ちることもなかったですし。(DVDの宣伝の意味合いもあるテレビ放送とは言え個人的には作画のひどさがネタになってしまうのはどうかと思いますね。)
祖父の遺言や強引な幼馴染に振り回されるだけだった主人公瑞穂が学園を代表するエルダーに選ばれた事をキッカケに成長していく姿も良かったですが、シリーズ後半の成長していく瑞穂の姿に戸惑いながら自分の本当の気持ちに気付き始める幼馴染のまりやや当初対立関係だった生徒会長である貴子さんが同性(と思っている)に惹かれていく自分に困惑している姿は個人的にはかなりツボでした。
最終回の生徒会室のドア越しの瑞穂と貴子さんの会話のシーンは、特に気に入っています。
貴子に自分が男である事を知られてしまい、「エルダーとして最後の務めを果たさせて欲しい」と告げる瑞穂。
その言葉の奥にある決意を理解して引きとめようとドアノブに手をかける貴子さん。
でも自分の気持ちにまだ向き合えない貴子さんは、そこで躊躇してしまう。
瑞穂が立ち去っていく足音が聞こえる。
立ち尽くす貴子さんの目にやがて涙があふれ…。
原作にはないアニメオリジナルのシーンですが、良いものを見せてもらいました。


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