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OVA ToHeart2 第2巻「あの夏、一番騒がしい海」

2007-10-15 21:05:05 | アニメ

ようやく見ることが出来ました。
この第2巻は小牧姉妹がメインという事でかなり期待していましたが、イヤ~楽しすぎて何度も見直しています。
郁乃の手術の件だけでストーリーが進んでいたとしたら、夏の段階では貴明と委員長(愛佳)の関係はまだこの程度かなと微笑ましく思えてしまう描写の数々がもう楽しくて楽しくて。
ラブコメの王道です。
それとお互い異性が苦手という設定だったのも改めて思い出しました。

郁乃もゲームプレイ時に私が抱いたイメージのままでした。
憎まれ口は本心の裏返し、姉の事が大好きでいつも気にかけている姿が描かれています。
今回姉の保護者として付いて来ただけと言いながら姉の恋敵(ライバル)たちをじっくりと観察したり、好感度を上げる重要なイベントだというのに全くの無策の姉にヤキモキしたり、ニブい2人の仲を進展させようと貴明に突っ掛かったりと奮闘していました。
ゲームでは貴明と委員長が異性に慣れようとお互いを名前で呼ぶようにするというのがありましたが、OVAにおいては郁乃がどちらに声をかけたのかハッキリさせる為に貴明に姉の方も名前で呼ぶように強制させるというのはキャラの役割を踏まえたうまい演出だと思いました。
委員長の方も別に強制されている訳でもないのに“貴明くん”と名前で呼ぼうとして挫折する姿が委員長らしくて良かったです。

TV版では絵・ストーリーとも残念な思いがしたアニメ“ToHeart2”ですが、このOVA版は貴明が全てのヒロインと知り合っている状況下で恋愛要素を控えめに各キャラの個性を生かした形でストーリーが練られているのでファンには楽しめる仕上がりになっていると思います。
その代わり、よく知らない者にはやはり「?」という所が多々あるようで横で見ていた奥さんは困惑気味。
るーこについては、作中の郁乃同様戸惑う事しきりでした。
コーラの件は、特にね。


乙女はお姉さまに恋してる

2006-12-26 23:48:03 | アニメ

こちらでは今日最終回を迎えた“乙女はお姉さまに恋してる”、秋から始まったアニメの中で唯一欠かさず見た作品でした。
当初私は放映前の評判(声優交代・キャラ設定の原作との違い・ゲーム版脚本家のボヤキ等)を見聞きしていたので見ないつもりでした。
ですが以前書いたように奥さんが作品を気に入っていたので、とりあえず録画してみようという事になったのです。
その結果は奥さん以上に私の方が気に入ってしまい、先の展開を知りたくてゲームを借りて紫苑さん・貴子さん・まりやの3人のシナリオを速攻で終わらせるという有様でした。
アニメ版の評価は決して絶賛と言う訳ではありませんが、原作を尊重してお話が作られている事にまず好感が持てました。
まあこの辺りは、おとボクより先に放送されたやはりPCアダルトゲームが原作のアニメが原作を無視したような作りになっていた事に対する反発みたいなものがあったりするのですが。
その作品に関しては、スタッフの作品作りの上で原作を全く参考にしていない旨の発言が事実なら随分傲慢だなとも感じた事も書いておきます。
そういう事を踏まえておとボクも多少描写不足かなと思えるところもありましたが、全12話の中で各キャラに焦点をあてた話をそれぞれ取り入れて恋愛物と言うよりどちらかと言うと学園物としてうまくまとめたと思います。
それに最後まで極端に作画レベルも落ちることもなかったですし。(DVDの宣伝の意味合いもあるテレビ放送とは言え個人的には作画のひどさがネタになってしまうのはどうかと思いますね。)
祖父の遺言や強引な幼馴染に振り回されるだけだった主人公瑞穂が学園を代表するエルダーに選ばれた事をキッカケに成長していく姿も良かったですが、シリーズ後半の成長していく瑞穂の姿に戸惑いながら自分の本当の気持ちに気付き始める幼馴染のまりやや当初対立関係だった生徒会長である貴子さんが同性(と思っている)に惹かれていく自分に困惑している姿は個人的にはかなりツボでした。
最終回の生徒会室のドア越しの瑞穂と貴子さんの会話のシーンは、特に気に入っています。
貴子に自分が男である事を知られてしまい、「エルダーとして最後の務めを果たさせて欲しい」と告げる瑞穂。
その言葉の奥にある決意を理解して引きとめようとドアノブに手をかける貴子さん。
でも自分の気持ちにまだ向き合えない貴子さんは、そこで躊躇してしまう。
瑞穂が立ち去っていく足音が聞こえる。
立ち尽くす貴子さんの目にやがて涙があふれ…。
原作にはないアニメオリジナルのシーンですが、良いものを見せてもらいました。


ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日

2006-10-18 23:30:25 | アニメ

Giant_robo 「ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日」
この作品、ビデオでリリースされた頃に近くのビデオレンタル店では2巻までしか置いてくれず残念な思いをしていたのですが、最近になってネットレンタルで全7話借りれる事がわかってようやく全て見る事が出来ました。
全話見終わった感想ですが、最終話でこのシリーズのキーとなるシズマドライブについてのフランケン博士の真意が語られ始めた瞬間から私の評価は繰り返し見ても良い作品からひと通り見たらもう十分というものに変わりました。
汚名を着せた世界に復讐する事こそが父親の望みと思い込んでいた幻夜が「今更そんな事を聞かされても」と嘆くのも当り前。
見ていた私も世界の破滅を防ぐ為にと戦い消えていった幾多のキャラ達のエピソードは何だったんだと呆然。
そんな中語り続けられるフランケン博士の真意を私はもう苦笑いしながら聞くしかない。
「ここまで来てそのオチはないよ」と思いながら。

見終わって1日経って色々と自分なりの演出みたいなものを考えてしまう。
破滅の引き金と思われた3本目のシズマドライブを差し込んだ瞬間に幻夜が例えばアルベルトの最後の一撃を受け父親の復讐の願いを果たしたと思いながら事切れる。
そして父親は世界の破滅など願っていないと信じていた銀鈴がその真意を知る。
この流れならまだ納得いったかな。
その後、過度のテレポート能力の行使によって消えゆく銀鈴が主人公“大作”に自分の父親がそうであったように大作の父草間博士が大作にジャイアントロボを託した真意がわかる時が来ると語りかける。
そして、消え去ってしまう銀鈴。
大作の手に彼女のイヤリングが残る。
こんな演出ではダメかな?

Ginrei 銀鈴はこのシリーズではヒロイン的な立場だったと思うのですが、何か扱いが可哀相だった気がします。
確かに無数のシズマ管の中に横たわる姿は、絵になっていたと思いますが…。
半ばおかしくなり始めた兄に撃ち殺されてしまったのでは悲しすぎます。


ARIA The NATURAL 第22話~第25話

2006-09-27 23:58:27 | アニメ

感想を書くのをズルズルと延ばしている内に4話分もたまってしまったので、本日まとめて一気に。
こちらでは、来週最終回を迎えますしね。

第22話-A 「その ふしぎワールドで…」
アリア社長が男女があべこべの世界に迷い込んでしまうお話。
ウチの奥さんは月刊誌でこのお話がアニメになるのを知った時大喜びでしたけれど、私はキャラの声をどうするのかが気になっていました。
男性化してしまった女性キャラの声を女性の声優さんが演じるのは、女性の声優さんが少年の声を演じる事があったりしますから問題ないとは思っていました。
問題は、男性キャラの方。(アル君は、最初から女性の方が演じられていますが)
特に暁さんが見事に変わりますから、もしかしたらこの時だけ女性が演じるかもと思っていました。
でもスタッフは正攻法で来ましたね、私はいまだ画と声の落差に馴染めませんが…。
アリア社長がヒメ社長と男の友情を交わしたのには、笑わせてもらいました。

第22話-B 「その アクアを守る者よ…」
自分の事を人造人間と思い込んでいた幼少の頃の暁さんのお話。
このお話では、何と言っても暁さんのお母さんにつきます。
兄のイタズラで自信喪失の暁を、彼が信じている子供ならではの世界観を壊すことなく自信を取り戻させ連れ帰る母は本当に偉大です。
世界の本当を親が子供に教える事は、たやすい事だと思います。
でも本当の事を自ら理解する時は、いずれやって来ます。
その時が来るまで見守ってあげるのが親の務めというものなんでしょうね。

第23話 「その 海と恋と想いと…」
結婚記念日にアクアを訪れた老夫婦のお話。
一見頑固で自分本位の様に思えるお爺さん、実は奥さんの事を大切に想っている。
アクアに訪れたのも奥さんが若い頃に夢見た海の結婚式を体験させてあげようとしての事。
そして、そんな旦那さんの想いを十分にわかっているお婆さん。
夕陽に輝くアクアの海で式を行う二人の姿は、理想的に歳を重ねた夫婦の姿です。
ホント単純に憧れてしまいます。
恋をした時の熱い想いとは違う年月を積み重ねてはぐくむ静かで優しい想い。
目指す姿は、まだ遠いですかね。

第24話 「その 明日のウンディーネに…」
晃さんを通して一人前(プリマ)になる為には接客や操船技術だけではなく、その名に恥じぬ心の強さと覚悟が必要な事を半人前の3人が知るお話。
「まあ相変わらず晃さんは男前だ」と言えるお話でもありますね。
仕事に関して言えば、年数を経れば何事もこなせていくようになってくるものです。
でも「お前に任せる」と一人前に扱って貰えるようになる為には、仕事に対する意識の持ちようが大切である事はどんなものでも変わらないと思います。
「慣れで済ませているようではいつまでたってもダメですよね」というのは自分の体験談。
あと話変わって、作中の通り名を紹介する時の三大妖精の画が妙に力が入っていたように見えるのは気のせい?

第25話 「その 出逢いの結晶は…」
半人前の3人がアクアのお祭“レデントーレ”において屋形船での夕食会を任されるお話。
前回の流れから考えても良いタイミングのお話だと思いました。
プリマへ向けてまた一歩踏み出していくといった感じでしょうか。
実は年越し同様みんなが集まる話だけに、私は第2期の最終回はこれじゃないかなと考えていました。
これは見事にはずれましたが、お話自体はいつものごとく素敵でした。
半人前の3人の順調に成長している姿や第2期のテーマである「出逢い」の結実がうまく描かれている様に思います。
出逢いは、奇跡のようなもの。
今も続く友人達の事を思い浮かべるとこの言葉は実感しますね。
もちろん、ウチの奥さんの事も。


その 銀河鉄道の夜に…

2006-09-01 23:40:22 | アニメ

ARIA The NATURAL第21話は、猫の銀河鉄道のお話。
今回も車掌姿で猫の王様ケット・シー、今シリーズ5回目の登場です。
これで現在のところ原作でケット・シーが登場したお話は全てアニメ化された事になります。
ただアニメの方は原作と違ってその登場が順序立てて行われたように感じています。
ここからは私の勝手な想像ですが、今回のお話で語られているようにケット・シーがアクアの心であるなら前シリーズの第4話で灯里ちゃんが少女に姿を変えた猫の願いを叶えてあげた時から見えないところで交流が始まっていたのかななんて思ってしまいます。
そしてこの時灯里ちゃんが知ったのはアクア開拓時代の水が起こした悲劇、ならば今度は水が人々に喜びを与えた瞬間を知ってもらおうと灯里ちゃんを開拓時代にタイムスリップさせたのがチラッと登場した大きな猫の影=ケット・シーではなかったのかな?(第12話)
そして今シリーズで本格的な交流の始まり。
第1話のカーニバルでの出会いは、カサノヴァの子分に扮したアリア社長がわざと見つかるように振舞って灯里ちゃん(とアイちゃん)をケット・シーの所に導いたんでしょうね。
そうする事をケット・シーも望んだのかもしれません。
第7話は、猫の集会に行けばケット・シーに会えるかもと灯里ちゃんが積極的に行動してみたけれど同行者として藍華ちゃんがいた事もあってか姿を現してくれず同じ所をグルグルと回らされる羽目に。
結局藍華ちゃんが出口に向かう事に一生懸命になっている間に灯里ちゃんに少しだけ姿を見せた。
「今度は一人でおいで」とでも言いたげに。
第12話の出会いは、本当に偶然猫たちの夏の隠れ家に灯里ちゃんが迷い込んだんでしょうね。
第20話ではアクアの心であるケット・シーが惹かれるように灯里ちゃんは不可思議な存在を引きつけるものを持っているようでこの時はよくないモノに目を付けられてしまった。
そこから救ったのが、ケット・シー。
そして今回の第21話、原作ではこの銀河鉄道のお話が第20話の怪談話よりも先に描かれていますのでアニメで見られたケット・シーへの感謝を述べるシーンというものがありません。
ですからこのように順序を変えて灯里ちゃんとケット・シーの交流が描かれた事で原作以上にこの二人のお話がふくらんだように思います。
銀河鉄道に乗って旅立ったケット・シー、もうあの姿で灯里ちゃんの前には姿を現さないのかもしれません。
でもアクアの海がいつも目の前にあるようにアクアの心もいつもそばにいる。
そしてこの出会いが夢でない証しがあのおでこのスタンプだったのかも。

では、最後は藍華ちゃんのいつものセリフで
「恥ずかしい感想禁止!」