世界は、まっしぐらに一路邁進するものの前には
自(おの)ずから道を開いて敬意を表するのである。
人生の前進は「 気合 」によって行われる。
まず心に実現すべき目的を描いて
その目標に対して遮二無二(しゃにむに)突き進むのである。
その時 如何なる障礙(しょうがい)物も
自(みずか)らその前進の踏み台となり
お庭の飛石となるのである。
障害物の上をとびこすことができなければ、
障礙物の下を くぐればよいのである。
下を くぐることもできなければ
障礙物に真正面からぶつかれ。
障害物は本来ないのであるから
その瞬間 その姿を消すであろう。
『 生長の家 』 誌 昭和二十四年七月号
「 困難の受け方に就いて 」 二十七日の法語 谷口雅春先生