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「華光軒」(岡山市)
地元の山陽テレビのローカル番組に「VOICE21」というグルメ番組がありたまに観ています。紹介されるのは岡山県と香川県の店で香川県の方が美味しそうなのは仕方ないところですが、「ウマイ路地裏の隠れた名店」という特集の時に知った中華料理屋の辛い麺がとても旨そうで行ってみようと思っていました。
岡山駅前のビックカメラとドレミの街というビルの間にある小路にある小さな中華料理屋です。本当に狭い路地にある小さな店で店構えはテレビで観て知っていたので多分ここだろうと思うのですが「華光軒」とどこにも記されていないので確信が持てません。
暖簾の間から壁に貼られたメニューを覗き、そこに目当ての「じゃじゃめん」があったので扉を開けました。
店はカウンター5席、4席のテーブル2台と狭いです。妻と子供とは別行動にして一人で入店して正解でした。
カウンターに座り「じゃじゃめんの2辛」を注文しました。標準の1辛から3辛までが無料と読んでいたので真ん中です。すると年配の店主が「以前食べたことありますか」と聞き返してきて「初めてです」と答えると「結構辛いので後で確認しましょうね」とのことでした。
店内は満席で「じゃじゃめん」、「わんたんめん」、「やきめし」が注文されていました。私と同じように初めてじゃじゃめんを食べる客が他に2人いて、3人揃って辛さを調整した餡かけを小皿に貰いどうですかとテイスティングがありました。「ある程度辛い方が美味しいですが2.5辛からぐっと辛くなります。口の中に残る辛味はどんな感じですか」と説明、確認があります。結局、私を含め3人とも標準の1辛にしました。こんな丁寧な確認は初めてです。
盛岡のじゃじゃ麺を食べたことはありますが、標準的なじゃじゃ麺がどういうものなのか私には分かりません。この店では、茹でた麺ともやしを椀に入れその上にきゅうりを並べます。それに炒めた肉にラーメンのベースとなるスープを入れてから四川豆板醤で辛味を調整、最後に片栗粉でとろみを付けた餡を上からかけます。
よくかき混ぜてから食べるとイメージどおりピリッと辛くてとても美味しいです。麺は細麺で好みの中麺・中太麺とは違いますが、この一皿の主役は餡です。
ただ、決してこの店でしか作れない特別な技術、隠し味がある訳ではなさそうです(おそらく)。辛味調味料も見間違えでなければ市販されているyouki(ユウキ食品)の四川豆板醤でした。これなら家庭でも作れるんじゃないのかと思いましたが、そう簡単に真似できないので多くの客が何度も食べに行くのでしょう。
とても満足できました。次回は1.5辛にでも挑戦してみようかな。テレビでも紹介されていたわんたんめんも美味しそうでした。
「800万円です。おつりの200万円です。」と久しぶりの食堂ギャグを聞かせていただきました。とても温厚でやさしそうな店主です。
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