「煉瓦亭」(銀座)

          

 やっぱり一度は銀座らしい老舗をということで「煉瓦亭」(3-5-16)です。キャベツ添えトンカツ元祖の「ポーク・カツレツ」も1300円なので払えない金額ではないです。

 店内は古き良き時代の雰囲気そのままです。スタッフの服装からテーブルから内装までおそらく何も変えていないのだと思います。これが一体、昭和何年頃のものなのか分からないのですが、レトロなタイムスリップは楽しいです。上京してきた田舎のご両親を連れてくれば絶対に喜ばれると思います。

 それほど待つことなく、2階のテーブル席に案内されました。フロアは地下から3階まであるようです。相席で良ければ3階の畳席はすぐご案内できますということでした。

 名物はポーク・カツレツなのですがトンカツであることに変わりはないので、普段見ない仕上がりのハヤシライスにしようかと迷ったのですが、やはり名物にしておきました。何度も来ることはないし、がっつり食べておこうと「大カツレツ」(2200円)と「ライス」(300円)です。

 15分ほど待つと運ばれてきました。老舗とは思えない超でかいカツレツでちょっとびっくりです。フォークとナイフで洋食風にいただきます。
 柔らかい肉のさっぱりとしたトンカツです。軽い。最近の少し高いとんかつ屋では旨み凝縮の厚い豚肉をむぎゅと噛みしめて味わうのが多いと思いますが、ここは肉と衣とをさっくりいただく感じです。ソースもさらさら液体系のウスターソースなので軽いです。

 見た目は多めですが、あっという間に食べてしまいます。これは旨い。キャベツ、ライスとのコンビネーションもいいです。他のメニューも美味しそうでここの常連になれたら幸せです。短時間ではありましたが銀座の老舗を少し堪能できました。


          

 隣りに白いバラというこれまたレトロな巨大キャバレー(らしき店の入口)がありました。この一角だけ昭和です。


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