白い月

白い月

2014-09-04 13:51:22 | 心事ポエム
こわばりが
ゆっくりと溶けていきました

とりとめのない無聊の身を
眼を伏せて息しているだけのわたしに
差し出された贈り物

ゆめのなぞ 
ゆめのふしぎ

きりのなかのけはい、
はくいきよ、そよかぜよ。

ショウロウはぎは
ぶじににみをむすびましたか?
ぼうぼうたるつちにかえっていきましたか?。

朝霧漂う明け方に
父の夢を見たのです

仕立ての良いロングコートは薄い翳の色
見え隠れしながら わたしの夢の中に入ってきた

かろがろと花座に棲み 
優しい言葉を紡ぎ
死を語り 謎を光らせ 
眼差しは紛れもない                        

やわらぎ溶けていく私のまぶた。

見えているのに 捉えられない・・ 
夢の渦に溺れ もがきながら哭いているのだが 
何故か苦しくも、哀しくも無く幸せに満たされていました。


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