拡がる甘味
舌下を宥める
隠さぬ憧憬
無明の罠に落ちた極月
掬い取った瞬間技
譫妄に狼狽えた 有情無常
折り合いをつけたが
生きづらさには変わりない
心のうちは明かさない
許し乞う若者の近未来
打ち込まれたメニュウを糧に思案する
何を食べ 何処を歩き 何を聴き 何を見るか
何があろうと変わりはしない
いつもと同じ起き臥しの連鎖 止まぬ雪が降る
拡がる甘味
舌下を宥める
隠さぬ憧憬
無明の罠に落ちた極月
掬い取った瞬間技
譫妄に狼狽えた 有情無常
折り合いをつけたが
生きづらさには変わりない
心のうちは明かさない
許し乞う若者の近未来
打ち込まれたメニュウを糧に思案する
何を食べ 何処を歩き 何を聴き 何を見るか
何があろうと変わりはしない
いつもと同じ起き臥しの連鎖 止まぬ雪が降る
目を閉じて 聴いて居ます
軽くあしらわれてしまった訃報
砕け散る遺恨の世紀
時の散財を惜しんではみたものの
乳香に包まれた陋屋の火は いまさら灯せはしない
解けない呪詛 縛られた過去
祈祷書に誓った非力な公人が哭いている
奇数と偶数のカーナンバーが欲しい。
此処で生きるのは嫌。 だから扉を開かないで
罪深い信仰心 至純なる魂よ
朽ちた土壁が辛うじて神殿の在処を告げている
海岸浸食が白砂を拡げ
防風林を透かして朱い太陽が上がってきた
全てを失った地の果ての痕跡
なんという美しさ。