3月15日(金) Namibia to Capetown
ナミビアの旅はまだ終わらない。
朝6時半にホテルのエントランス集合で、日の出を見に出掛けた。
メンバーは、私とガイドのPatrickとホテルスタッフのドイツ人男性の3人。
ホテルのジープに乗せてもらって、ガタガタの道を走りながら高台を目指した。
ホテルの周りには野生のオリックスがたくさん。そういえば、昨日の夜屋外でディナーを食べてるときにも、明かりの下に2~3頭ぼんやりと見えたな。
見晴らしのいい高台にジープを止めて、コーヒーを飲みながら朝日を待つ。
砂漠の砂が朝日を浴びてどんどん赤く染まっていく。
私の泊まってたロッジにはたくさんの観光客がいたのに、今朝は365度見渡しても周りには他の誰もいない。
砂地には何かの動物の足跡が残っている。
私の足跡もあるけれど、一晩経ったらまたきれいに消えて、波を打つようなこの美しい模様の砂に戻るんだろう。
一見生命なんてないように見えるけど、生きてる。
そんな風に感じた。
さて、場所を変えて、切り立った崖のてっぺんへ。
ホテルの奥に見えていた崖の上にまさか登れるとは思わなかった。
ジャンプ写真が好きらしいガイドにまた「Jump!」と言われて、3回くらい跳ばせられたわけですが、これはその中でも出来が良かった奇跡の1枚。
朝ごはんを食べて、名残惜しみながらもロッジを出発。
ウィントフックまでまた同じ道のりを5時間のドライブだ。
興奮に満ちた往路と違って、帰り道はやっぱり長い。。
Patrickと出会ったのは昨日なのに、「もういいよ」っていうくらいおしゃべりを続けて、彼の家族構成やら奥さんとの馴れ初めやら知り尽くしてしまってもう話すことも少なくなり、寝るしかないくらい笑。
この日のランチは、ロッジから持ってきたランチボックス。
思えば、あまり余裕のない行程なので、昼ごはんはやたらとランチボックス(毎回サンドイッチとフルーツとジュース)ばかり食べてる気がする。
途中で車を止めて、木陰のベンチ的な木材に座ってのランチタイム。まるでピクニックだ。
ここでロードバイクを止めて休憩中だったドイツ人のおじさんと知り合った。彼は、自転車でナミビアを旅しているそうだ。
車で5時間の旅でさえ疲労困憊なのに、この舗装のないガタガタの道を自転車で走り抜けるとは!
体力のない私はひたすら感心しきり。
ロングドライブの末、ようやくウィントフックの空港に着いた。
ここからヨハネスブルグを経由して最後の目的地、ケープタウンへ向かう。
・・・ってまたヨハネスブルグか!
ヨハネスでの乗り換えといえばあの悪夢がよみがえる。
もうあんなことにはなるまいと、かなりの警戒心をもって臨んだ。
ウィントフックを発ったのは夕方17時ごろだったのに、乗換えを経てケープタウンに着いたのは23時。
地図を見ると、どう見てもウィントフック→ケープタウンだと南下するだけだから近そうなのに!
直行便はなかったんですかね・・・と文句を言いたい気持ちを抑えながら、南アフリカ共和国へ二度目の入国を果たした。