新しいストーブ

結婚祝いにもらって愛用してきた石油ストーブの芯がいよいよ限界に近づいてきた。その石油ストーブは某家電メーカーの製品で、今このメーカーは石油ストーブ自体を作っていない。それでも何年か前までは芯だけは製造されていたのだが、今はそれも製造されていない。去年だか一昨年だかにメーカーに問い合わせ、どこかに残っていないか探してもらったが見つからなかった。

それでも大事に使ってきたのだがいよいよ厳しい感じになってきたので、ついに本日ヤマダ電機にて購入。今回はトヨトミの製品。12800円。点火が早い。匂いがしない。火力が強い。３０年の間に石油ストーブも進化したのだなあ。

ヤマダ電機の人はあからさまに『え～、今時石油ストーブ？』という表情を浮かべ「みなさん、たいていファンヒーターを買っていかれますよ」と言ったので「ファンヒーターはいらん」と答える。ファンヒーターで湯がわかせるか？餅が焼けるか？煮物ができるか？ファンヒーターは暖房しかできんやないか。灯油が高い今だからこそ石油ストーブだろうよ、お兄さん。

今まで使っていた石油ストーブは、私が絵を描く部屋に運ぶ。１日に１～２時間つけるだけならまだしばらくは使えるはず。今まで自分が置かれていた場所に新しいストーブが置かれ心配そうにしている古いストーブに「大丈夫、捨てたりしないから。私の絵を描く部屋に行こうね」と言って聞かせる。できるだけあっちの部屋にも行くようにせんとな。石油ストーブも寂しいかもしらんからな。