PLANKTON NEWS and REPORT

プランクトンのアーティスト・ニュース&ツアー・レポート

フランキー・ケネディ ウインタースクールドキュメンタリー6

2009-12-02 | ケルト音楽


ドキュメンタリー5から続く

ポール・オショーネシー「彼が亡くなった時、僕は友達と兄弟と両方を失った。彼は僕の一部だった。すごくその事実と向かいあうのは難しかった。今でもそうだ。でもそれが人生ってことだね。向き合って生きていいかなければならない」

マレード「Gary Hastingsが、私にいつか言ったわ。フランキーは死んでいない、って。彼は死ぬのをこばんでいるんだよ、と。私はそれを信じるわ。毎日何をしていたとしても、例えば電話がなってフランキーがどうした、とか、そんなことが起こるのよね。フランキーが愛した曲を演奏していたり、また曲がラジオから流れてきたり、、、Garyがフランキーの存在がまだ私たちと一緒にあると言ったのは、そんな意味だと思うの。だから私も生きて行ける。また結婚することもできたし。こうやって充実した生活が送れるのも彼のおかげなの。彼の思い出のおかげ。愛は最後に必ず勝利する。それがすべての人への慰めだと思う」

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ANUNA 焼津でのコーラス・ワークショップ

2009-12-02 | ケルト音楽
本日は今度の日曜日に行われるアヌーナ焼津公演に先駆けて、コーラス・ワークショップが焼津文化センターで行われました。小さな5才の男の子からお孫さんと参加したおばあちゃん、おじいちゃんまで。約50名の皆さんに囲まれてアヌーナのメンバーも感激していました。最後は全員で写真を撮ったり、とっても楽しそう。日曜日の本番が本当に楽しみです!

アヌーナのリーダー、マイケル・マググリンによるとアヌーナの歌唱法はクラシックの歌い方と地声で歌う場合の通常の歌声とを組み合わせた独自のものだそうです。そして通常のクラシックのコーラスのコンサートと違って、ステージではこちらがコーラス隊、こちらがお客さん、といった壁を作らないよう、常に心がけているのだそうです。

ワークショップでマイケルは特に楽譜に頼らないようにということを強調していました。アヌーナのコーラスにおいては指揮者というものが存在しません。なぜかというと、その方が一人一人がお互いの歌を聞くという行為につながるからなのだそうです。同じメロディを最初は皆で大きな声で、そして次にささやくような小さな声で歌ってみることによって、自分の声が全体の音楽のどの位置にいるのか感じることが出来るという指導は非常に興味深かったです。

マイケルはコーラスというのは楽譜通りに正確に歌うということではなく、周りの人たちの声をよく聴いて、そして1つの結束した音楽になっていく、その空間を楽しむというのを強調していたように思います。それはケルトの調和の中から普遍性を見いだし、そして常に有機的に変化するという考え方に他なりません。写真はツアーパンフレット。帰りの電車の中でツアーパンフにかかれた鶴岡真弓さんの文章を読みながら、そんな事を考えました。パンフレットは各会場で販売しています。歌詞やこの来日のためのマイケルのインタビューも掲載されています。1部1,000円。オールカラー22P。

それにしても今回マイケルの双子の弟ジョンが来日しているのですが、めちゃくちゃ楽しい! 兄弟なのにこんなに性格が違うかという感じです。真面目なお兄ちゃんとのコンビが笑えます。アヌーナの公演、詳細はこちら