PLANKTON NEWS and REPORT

プランクトンのアーティスト・ニュース&ツアー・レポート

お花見World Beatで来日、奇跡のトラッド・トリオ!!

2011-02-21 | WORLD BEAT
お花見World Beatで来日するジョン・マッカスカー, マイケル・マクゴールドリック&ジョン・ドイル トリオ。トラッド界を代表するスーパープレイヤー3人によるまさにスペシャルなこのトリオは、お花見World Beat最大の目玉のひとつといえる。

フィドルのジョン・マッカスカーは09年に"Under One Sky"という素晴らしい作品を発表している。このアルバムはジョン・マッカスカーの作品というよりは、彼がリーダーとしてまとめ上げたひとつのプロジェクト的な色合いが強い。
ジョン・マッカスカーは一流のフィドル・プレイヤー兼マルチ・プレイヤーである以上に、敏腕のプロデューサーとしてケルト音楽界で絶対的な信用を勝ち得ており、そのプロデューサーとしての名声は、同じくトリオの一角として来日するジョン・ドイルに匹敵する。

アメリカ在住のアイリッシュであるジョン・ドイルが、アイルランド移民からアメリカン・ルーツにまでつながるトラディショナル音楽の推移を体現しているとすれば、ジョン・マッカスカーは同じくケルトに由来を持つスコットランドからイングランド、はたまた北欧に至るまでのイギリス的あるいはヨーロッパ的トラッドの総体を示していると言っていい。
そういった意味で活動のフィールドは異なるものの、二人の影響力は同格であり、二人とも世界中に散らばっているケルティック・ミュージシャンから同等の信頼を得ている。

先日ケルティック・コネクションで、ジョン・ドイルがグリーンフィールド・オブ・アメリカというプロジェクトの一員として活動していることを知った。このプロジェクトはアイルランドの音楽が移民とともにアメリカに持ち込まれ、アメリカのルーツ音楽として定着して行った過程を浮き彫りにするものだった。ベテランのカントリー・ミュージシャン達の中で、ドイルが若くしてプロジェクトに抜擢されその中枢を成していたことは、先述の彼の音楽性を如実に証明していたと言える。

マッカスカーの"Under One Sky"は大雑把に言ってしまえばそのイギリス版と言えるかもしれない。彼はスコットランド、イングランドの現代トラッド界を代表するプレイヤー達を、イギリスというまさに「ひとつの空の下」にまとめ上げた。ケイト・ラスビーや今回の来日組の目玉:エディ・リーダーといったイギリスのコンテンポラリー・フォークのプロデュース業でも名高いマッカスカーらしく現代的な感覚も兼ね備えているし、チーフタンズばりの壮大なスケール感はクラシックの素養をも併せ持つ彼の音楽的偏差値の高さを伺わせる。
このプロジェクトにおいて、長らくスコットランドはじめイギリスのトラッド界を牽引して来たフィル・カニンガムを差し置いて堂々たるリーダーぶりを発揮したマッカスカーは、ここに新しいトラッドの世代交代を告げたと見ることもできるかもしれない。

そのジョン・ドイルとジョン・マッカスカーというトラッド界希代の才能と視野を持つ2人に、同世代最高のプレヤーであるマイケル・マクゴールドリックが加わる。
彼はこのシーンに現れた時から、ルナサ(アイルランド)、カパケリ(スコットランド)、フルック(イングランド)とそれぞれのフィールド・エリアで一流の働きをしてきた。プロデューサーとしての活躍はないものの、その分職人肌のセッション・プレイヤーとしての才覚は2人のジョンがそれぞれもっとも信頼するプレイヤーであり、どちらのプロデュース作にもほとんど全面的に参加している。また、現代的な感性は3人の中でも随一であり、ケルト音楽の未来を担う才能として高い評価を得ている。

今回の来日するトリオはただ腕の優れたプレイヤー3人がセッションするだけのユニットではない。3人が集まることにより、どちらかと言えば地域的かつ懐古的なトラッドという音楽が、世界的な規模で未来に向けて鳴りだす。この3人が半円を描いて音を合わせる様は、まさしく聖パトリックが三位一体を説いた際に手にしたシャムロックの如し。

この来日のための奇跡の共演。絶対にお見逃しなく!

アシャのスペインTVでのライブ映像!

2011-02-19 | テテ/トリヨ/アシャ
アシャのスペインでのTVライブ映像、こちらで!(映像頭にCMあり。)

アシャ、ニコ(ギター)、ジャネット(コーラス&マネージャー)によるトリオのアコースティック・セット。
ますますの貫禄、赤いメガネとキラキラ衣装もかっこいいです、アシャ!4月に生で見れるの、楽しみですね!

テテとヤエル・ナイムのインタビュー、Latina3月号に掲載!

2011-02-18 | ヤエル・ナイム
今月号の『Latina』誌に、テテのインタビューと、ヤエル・ナイムのパリ公演のレビュー&インタビューが掲載されています!

テテ新譜についてと、は11月にプロモ来日した際の裏話がたっぷり(イイ話です・・)

ヤエルは、先日パリで行われた4日連続公演の様子や、新作『she was a boy』を作るにあたっての彼女の中で起きた変化や曲を作る時のアプローチなど、大変興味深い、濃い内容です。

今回のインタビューでは触れられてませんが、ヤエルの新作には、実は友人であるテテも1曲参加しており、彼女の家に行ってレコーディングした話しをプロモ来日時にテテもしていました!

ぜひ読んでみて下さい!

テテのLe premier clair de l'aubeが聴けます!

2011-02-18 | テテ/トリヨ/アシャ
テテのFacebookで公開されたラジオエディットの「夜明けの最初の輝き(Le premier clair de l'aube)」は、こちらで聴けます!

日本時間で今朝、テテが一日で一番好きな時間だという夜明けに、この曲はアップされ、既に90人以上がコメントを残しています。

こういう弾き語りがテテのライブならではの真骨頂で、泣けますよね~!!4月のライブがますます楽しみになってきました!

コノノNo.1が1/7のグラミー受賞!!

2011-02-17 | アフリカ(ビリリ/コノノ)
日本人の受賞ラッシュが話題になった第53回グラミー賞ですが、なんとあのコンゴ電気親指ピアノのおやじ達、コノノNo.1も受賞してました!

ベスト・ポップ・コラボレーション・ヴィズ・ヴォーカルズ」部門、受賞したのは"イマジン" by ハービー・ハンコック、ピンク、シール、インディア・アリー、ジェフ・ベック、コノノNo.1、ウームー・サンガレ。(ハービー・ハンコック『イマジン・プロジェクト』に収録)
コノノは1/7アーティストとして受賞した訳です!おめでとう、コノノ!

2/10(木)ハンバートハンバート「ふたりぼっちのさすらい記」

2011-02-09 | ハンバート/グッバイマイラブ
明日は、ハンバートハンバートの新作『さすらい記』発売記念公演「ふたりぼっちのさすらい記」のいよいよ最終公演です!
先週行われた大阪・名古屋公演は大好評でバンドは超絶好調です!東京公演も期待大ですよ!

"ふたりぼっちのさすらい記"
2/10(木) 渋谷 C.C.Lemonホール
[18時開場/19時開演]
全席指定
前売り:4800円
当日券:5300円(17時より発売)

当日券あります!
新作Tシャツも発売されるようですよ!お楽しみに!!