ありゃ、ここはどこ?
セヴューリャで昨年10月下旬に開かれたWOMEXにバルカン・ビート・ボックスは登場したのだが、ぼくは一瞬どこにいるんだかわからなくなっちゃった。だって、目の前でピョンピョン跳ね回っている6人はフィッシュボーンやオゾマトリを思わせるような破天荒さと肉体感を漲らせていたし、そこに居合わせたスペインっこたちの反応も他のワールド系アクトのときとは反応が全然ちがうんだもの。いやあ、観客もまじ沸いて、燃えてたなー。そんな彼らのパフォーマンスはヒップホップやラガが入った人力とプログラムの併用相乗ビートに跳んだサックスやギター音が入り、また扇情的な肉声もごんごん乗っかるというもの。いわばまさに都市型の混合ストリート・ビート表現そのものなのだが、バルカンな嬉しい刺や美味しい臭みがそこに付加してて、妙なパワーや雑食感覚ががっつりと加わっちゃう。でもって、先にオゾマトリらの名前を出したくなったのは彼らがなんとも澄んでてがちんこな心意気を存分に放っていたからだ。俺たちはコレがやりたいんだという切実さや、聞き手を目一杯ドキドキさせたいという、気持ちがそこにはありまくり。
うひゃあ、こりゃライヴ・バンドの鏡ではないか! (文・佐藤英輔)
---------------------------------
<バルカン・ビート・ボックス来日公演情報>
ワールド・ビート2008
7/6(日)東京・日比谷野外大音楽堂
7/5(土)かわちながのラブリーホール
<単独公演>
7/8(火)渋谷 DUO music exchange
info. プランクトン 03-3498-2881
セヴューリャで昨年10月下旬に開かれたWOMEXにバルカン・ビート・ボックスは登場したのだが、ぼくは一瞬どこにいるんだかわからなくなっちゃった。だって、目の前でピョンピョン跳ね回っている6人はフィッシュボーンやオゾマトリを思わせるような破天荒さと肉体感を漲らせていたし、そこに居合わせたスペインっこたちの反応も他のワールド系アクトのときとは反応が全然ちがうんだもの。いやあ、観客もまじ沸いて、燃えてたなー。そんな彼らのパフォーマンスはヒップホップやラガが入った人力とプログラムの併用相乗ビートに跳んだサックスやギター音が入り、また扇情的な肉声もごんごん乗っかるというもの。いわばまさに都市型の混合ストリート・ビート表現そのものなのだが、バルカンな嬉しい刺や美味しい臭みがそこに付加してて、妙なパワーや雑食感覚ががっつりと加わっちゃう。でもって、先にオゾマトリらの名前を出したくなったのは彼らがなんとも澄んでてがちんこな心意気を存分に放っていたからだ。俺たちはコレがやりたいんだという切実さや、聞き手を目一杯ドキドキさせたいという、気持ちがそこにはありまくり。
うひゃあ、こりゃライヴ・バンドの鏡ではないか! (文・佐藤英輔)
---------------------------------
<バルカン・ビート・ボックス来日公演情報>
ワールド・ビート2008
7/6(日)東京・日比谷野外大音楽堂
7/5(土)かわちながのラブリーホール
<単独公演>
7/8(火)渋谷 DUO music exchange
info. プランクトン 03-3498-2881