シリウス日記

そうだ、本当のことを言おう。

参考資料の7(令和元年12月12日)

2020-12-07 13:05:54 | 日記

飯山市議会議事録より:令和元年12月12日(木曜日)

◎市長(足立正則) 
 本当に、いわゆる最前線でそれぞれ地区の住民の皆さん方の安全確保のために大変なご尽力をいただいています。
しかし、非常に急な災害が急きょ押し寄せると。
そして、しかも今回の水害では水も来ていると。

 そういう中で、非常にたくさんの住宅の中を回らなければならないというようなことが今回もあったわけでございますが、そうしたときの方法等も、本当に、しかも、区長さんは毎年代わる役職がほとんどでございますので、、、

コメント:ほほう、区長さんは毎年変わる、と。でもねえ足立さん。

その毎年変わる区長さんが自ら樋門のゲートを操作しなくて那ならない樋門・樋管がいくつあるか、知ってますか?

そんな状況でそれらの区長さんが操作する事になっている樋門・樋管のゲートは、今回の台風9号では本当にしっかりと降ろされたのですか?

◆11番(佐藤正夫) 
 それで、通告していないんですが、午前中の質問の中で、皿川のあの辺で、本堤防と皿川の堤防の差、高さ1.7メートル、深いところでは3メートルも違うというような質問があったんですが、僕ら、普通、堤防、あの辺通って見ていても、1.7も3メートルも違うわけないだろうと、こう思うんですが、その辺につては、何か市のほうで考えを持っていますか。

◎建設水道部長(坪根富士夫) 
 堤防の高さにつきましては、ハイウォーターレベルに余裕高を加えて求めますが、余裕高につきましては、計画高水流量によって変わってきます。千曲川の場合には1.5メートル、皿川の場合には0.6メートルとなっていますので、堤防の高さの差は90センチということになります。

コメント:坪根君、君のここの説明は間違っているよ!千曲川本堤防と皿川堤防の計画高水位が同じ筈はないだろうに。

(坪根富士夫): しかしながら、千曲川の堤防は、その上に国道117号が走っていまして、この舗装厚分だけ高くなっております。
 実際には、これは地図上の高さで確認したんですが、皿川と本堤の堤防の高さの差は約1メートル80ほどとなっているかと思います。

コメント:なあ坪根君。90センチの厚さのある舗装など堤防にはしてないよ。

◆11番(佐藤正夫) 
 国道の部分を足し上げると1メートル80、午前中のあれは間違っていないと、こういうことですね。なるほど。
 3メートルというのは、どこで追い出した数字かわかりますか。

◎建設水道部長(坪根富士夫) 
 その数字につきましては確認しておりません。

コメント:坪根君:君はさ、そうやってPCの前に座ってネットで地図を確認するだけだから、現地確認をしないから「3メートルはどうか」と言う質問に対して、「確認できていません」という答弁しかできていない。これは職務怠慢である。

◆11番(佐藤正夫) 
 午前中の質問を聞いて不思議だと思ったから質問するので、通告はもちろんしていないけれども、今答えてもらったので結構です。

コメント:そう、実際には千曲川堤防と皿川堤防の高低差1.8mにJR鉄道接続部分、それが今回、堤防決壊の発端になった場所だが皿川堤防の他の部分よりも50センチほど低くなっている、と言うのが正解。
したがって本堤防よりは皿川堤防は実質2.3m程低い事になるのだよ、佐藤君。

◆11番(佐藤正夫) 
 今、ポンプというような話が出ました。城山雨水排水場のポンプのことかなと思うんですが、きのうの中の質問でも、けさの信濃毎日にも出ていましたね。
梅雨時までには直したいと。
その中で、浸水を防ぐための施設にしたいというようなことが信毎には書いてあった。
きのうの答弁の中で聞き落としたのか、よく聞いていなかったのか、あの信毎の報道からいくと、浸水を防ぐような施設にできるということですか。

◎建設水道部長(坪根富士夫) 
 城山雨水排水ポンプ場につきましては、浸水対策と合わせて耐震の強度についても、今、ストックマネジメント計画で検討しているんですが、水害に強いポンプ施設を造っていきたいと計画しております。

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令和元年12月13日(金曜日)午前10時開議(一般質問3日目)

◆9番(高山恒夫) 
 ・・・
 そこで、この問題もありましたので、私は樋門の管理のほうについて、ちょっとお聞きをしたいということを考えています。

 一昨日の答弁でも、飯山市内で千曲川関連では26か所の樋門管理、国・県・市、所管があるということでありますが、委託先についてはそれぞれまちまちでありましたので、そういう中で、この管理体制については、増水時のマニュアル作りとかを含めて見直しをする必要があるのではないかというふうに、強く今回のこの増水で感じました。

 そういう意味で、消防団との連絡も大事でしょう。
建設関係の皆さんとも話し合いをすることも大事かもしれません。
そういった中で、このマニュアル作り、そして管理体制を改めて検証していく、これがぜひ必要だと思うんですが、いかがでしょうか。

◎建設水道部長(坪根富士夫) 
 ・・・
 議員からは、樋門管理体制の検討が必要ではないかとの質問ですが、千曲川関係では樋門樋管は国・県・市、合計しますと26か所に及びます。

 この管理体制は、国所管の施設で市へ委託されているものや個人に委嘱されているもの、さらには地元区に委託されています。

操作員として個人に委嘱している中に消防団員である方も多いようです。

コメント:「操作員として個人に委嘱している中に消防団員である方も多いようです。」と市役所は「さもその事」つまり「河川事務所が樋門管理を委託している個人の選定」については「市役所は関与していない」とでも言わんばかりの言い方をしているが、実態はそうではないよねえ、坪根さん。

実際は河川事務所は市役所に妥当な個人の紹介を依頼し、市役所が消防団現役、あるいは消防団OBの方を河川事務所に推薦して、河川事務所がそれに基づいて推薦された個人と契約をしている。

だが市役所はその事については口をつぐんで一切を口外していない。そうしてあたかも「河川事務所が個人を勝手に、自由に選定し契約している」かのような言い方をする。

何故なんだい、坪根さん。そうやって樋門操作員の契約に市役所が関与している事は、隠さなくてはいけない情報なのかね? なおこの件、内容詳細については ・その10-2・千曲川河川事務所と電話で話したよ。 にてご確認願います。

(坪根富士夫) 今後、洪水で樋門の操作やゲートの開閉の情報伝達などに課題として捉えるものがありましたので、議員のご指摘どおり、樋門等の管理体制につきまして、国・県、関係する機関と協議をしてまいりたいと考えております。

コメント期待しながら、状況を見ていく事にするよ、坪根さん。

◆9番(高山恒夫) 
 ぜひ、このソフト部分といいますか、管理体制の中でも幅広い視点で検討をお願いしたいというふうに思います。
 それで一部、(5)番に入りますが、増水時の対応のことなんですが、県管理区間の樽川の問題ですが、戸那子橋がありますが、戸那子橋の東側、これは集落側ですが、段差になっているんです。今回樽川増水時点で、急きょ、市から県への要請を行っていただいて、大型土のうを設置していただきました。

 結果的には、わずかの中で流入は回避されたんですが、これにつきましては素早い対応で、関係住民の皆さんは大変感謝をしているんですが、そこで、そういった橋の段差とか、そういうことにつきましては、やはり常時、近所に大型土のうも必要だと思うんですが、そういった土のう関係を常時置いておくというのも、非常に住民からすると安心。・・・

コメント:ほほう、なるほど。それで今では皿川堤防の上にもその「大型土のう」が置かれて、草が生えそろっているよ。

◆9番(高山恒夫) 
 ・・・
 それと、(2)番に入りますが、災害本部体制についておうかがいします。
 災害警戒本部、この水害につきましては、10月12日土曜日の朝8時30分に立ち上がっています。
どのような情報収集あるいは災害予測で設置をされたのかという質問を予定しておりましたが、これは前段で細かく説明がありましたので、特に省略しますが、それでは職員体制、人的配置体制はどのようであったかおうかがいしたいと思います。

◎総務部長(栗岩康彦) 
 災害警戒本部を12日の8時半に立ち上げたわけですが、それ以前にも立ち上げ前に、前々日の10日と前日の11日にも、台風に関する庁議とかを開催いたしまして、気象庁の接近予測等の情報共有あるいは各部での態勢、対応の確認などを行ってきたところであります。
市長をはじめ、各部長あるいは担当課職員等で最初の会議等を行っているところでございます。

◆9番(高山恒夫) 
 災害対策本部を立ち上げた時点で、12、13日は土曜日、日曜日ですが、12日の土曜日8時30分に立ち上げたそのときの本部体制、人数はわかりますか。

◎総務部長(栗岩康彦) 
 警戒本部の立ち上げのときの会議については15名ですが、第1配備ということで、職員38人で警戒の態勢をとったということでございます。

◆9番(高山恒夫) 
 今、職員体制の関係、人的配置なんですが、第1次警戒体制で38人、合計50人程度を集めたということでありますが、最終的には災害対策本部が13日の零時30分に対策本部になっておりますが、その時点ではどのくらいの人数の人的配置をしているかおうかがいします。

◎総務部長(栗岩康彦) 
 災害対策本部等の切り替え時の人数ということですが、その前に、常盤と木島に避難勧告を出しまして、その時点で第3配備ということで、ほぼ職員全員に連絡をとり招集したわけですが、その対策本部切り替え時には、202人の職員が参集したということでございます。

◆9番(高山恒夫) 
 最終的には、職員202人を非常招集したということでありますが、もう一度戻りまして、災害対策本部が13日の零時30分に立ち上がっております。
防災計画を見ますと、立ヶ花水位観測所で9メートルで警戒本部から対策本部に切り替わるということでありますので、時間的には計画に沿っての対応、規定というふうになると思いますが、12日の夜は、飯山観測所の記録を見ると、夜8時過ぎには1時間当たり80センチぐらい、水位が異常に上がっているんです。
80センチというのは相当な、多分今までにないというふうに思うんですが、異常に水位が上がっていたと。
そういうことを考えると、かなり上流の雨量、それから今回の市内の雨量、水位から見ると、やはり対策本部の立ち上げというのも課題が残るんではないかというふうに考えますが、これについてはどのように考えておりますか。

◎総務部長(栗岩康彦) 
 対策本部への移行につきましては、マニュアルに沿って災害対策本部に切り替えたというところであります。
 先ほどもお話しましたが、職員の配置につきましては、避難勧告が常盤・木島に出された12日の午後8時45分には、災害対策本部設置並みの第3配備の体制をとり、対応に当たったところでございます。

コメント避難勧告発令についてはマニュアルは単なる参考資料で、すべては足立さんの独断で決定できる、という市役所の立場とは大いに異なり、ここでは「マニュアルに沿って災害対策本部に切り替えたというところであります。」とマニュアルを尊重しているのだねえ栗岩君、君は。

◆9番(高山恒夫) 
 ・・・
 (4)番ですが、避難勧告に伴って、指定避難所というのがありますが、避難所の開設の関係についておうかがいしますが、避難勧告直前で避難場所が変更になった所が今回ありました。災害の事前行動では、自主避難として、ひとり暮らしの老人や世帯あるいは要配慮者の方には、早目の避難を、民生委員さんは個別に回ったりして呼びかけている、そういうことがあります。特別なことのない限り、避難所の変更というのは、やっぱり直前では混乱につながるということになります。

 今回、瑞穂地区でも、東小学校から活性化センターに避難所が変更されました。
一部の混乱もありましたが、この地区の中で災害についての事前会議というものを持ったんですが、避難所の開設については、直前での変更というのはだめだと。

そうであれば、避難勧告の時点で災害避難所を立ち上げたらどうだという意見がありました。

要するに、市が今回、12日の朝8時30分に警戒本部をつくっていますので、その時点で避難所は全て開ける、そういったことがその後につながる避難勧告や、あるいはさまざまな行動に余裕を持って対応できる、自主避難の人にも対応できる、そういうことだと思うんです。

 そういう意味では、今回の水害に限ってですけれども、考えた場合、最もスムーズな行動ができる、その原点ではないかということなんです。
地区の検討委員会で出ました。
そのことについては、開設の時期、対応、変更についてはどのように考えておりますか。おうかがいします。

◎総務部長(栗岩康彦) 
 今回の災害に当たりましては、避難所の開設箇所が多数にわたったこともありまして、既に開設されている避難所へ避難誘導を行ったところがありました。この情報が行き渡らず、本来の避難所に向かわれた方が出ることとなってしまいました。この点は反省すべき点と認識しております。

 なお、市の本部では、避難準備情報あるいは避難勧告を発令する際に、避難所の開設をして避難者を受け入れる態勢というふうに現在のところなっております。

 そのほか、自主防災組織が避難所として集落の公民館等を開放していただいて、自主避難をされた地域もあったと、そういうこともお聞きしてございます。

 当初から全て避難所を開設しておくことは、現在の体制では物理的には不可能かなと考えております。今後どのようにして避難所の開設をしていくかが課題だと認識しておりますので、検討してまいりたいと思います。

◆9番(高山恒夫) 
 今回、木島地区は木島平村役場の体育館のほうに避難するということでありまして、今回、木島地区、常盤地区にも避難勧告がありました。

その現場等の中で思いましたが、木島平村の対応は、水害時、特に警戒本部を立ち上げると同時に、村内の3か所の避難所を開設すると。

職員1名、2名が交代で常駐していくと、そういったことをやっているそうです。

これはなぜかというと、お年寄りなどは明るいうちに自主避難をしたい、そういったケースが最近特に増えているのだそうです。

飯山市もそうだと思いますが、明るいうちに避難をする、そういった希望が多いので、もう警戒本部を立ち上げた場合は、即、避難所を開けていくと、そういった対応をしているということです。

 また、飯山市の木島地区の避難所となりましたが、避難勧告のときには、全職員、保育士も含め、70名を招集して、交通誘導や避難者の受け入れ態勢をとったと、そういったこともお聞きしました。

非常に参考になると思うのですが、どうでしょうか。

◎総務部長(栗岩康彦) 
 ただいま、木島平村の事例を出して提案いただきました。
当初から立ち上げればいいと思うんですけれども、先ほどもちょっとお話したのですが、避難所の箇所数が多いと、なかなか人員の関係で、全て開設するのは現状では難しいと考えておりますが、木島平村の例も参考にしながら、今後どのように開設していけばいいのかを検討していきたいと考えております。

◆9番(高山恒夫) 
 警戒本部と同時に立ち上げるということで、本当にいいとすれば、では、そこで対応する職員をどうするかということなんですが、職員だけで考えていけば、そのような結論になると思うのです。

そういう意味では、いろんなところの団体の皆さん、また施設の関係の皆さんとも相談をしながら、一番いいタイミングで、これからは災害弱者と言われる皆さんも、安心して行けるようなそういう体制をぜひ検討していただきたいということをお願いしたいと思います。
 それでは、(5)番に入りますが、今もありましたが、本部体制の中で、市の職員で消防団に参加している人数はどのくらいかと、また区の要職を務めている、区長職があれば何人ぐらいいるか、おうかがいしたいと思います。

◎総務部長(栗岩康彦) 
 職員で消防団員を務めている者は、今年度4月1日現在で32名になります。平成30年度は31人、29年度と28年度は両年とも30人ということで、ここ最近は30名程度ということになっております。
 また、職員で区長職を務めている者は、今年度、平成30年度、29年度、ともに1人ということでありまして、平成28年度においては2名いたという状況でございます。

◆9番(高山恒夫) 
 ・・・
 それから、昨日の質問でもありましたが、市の職員の数がかなり今少なくなっているという質問もありました。
これは私も調べてみましたが、昭和58年の水害時から、この間126人の職員の減少ということがわかります。

この126人が減少しているということは、昭和58年の水害時は、その分それだけが動けたということだと思うのですが、災害対応での人的配置を考えた場合、全て職員で対応するということばかり考えていたのでは多分できないと思います。

 そういう意味では、やっぱりいろんな、前段でもありました樋門管理等もありますが、その外部委託とか外部連携とか、そういうことについてもこの災害で検証する大きな中身でもあると思うのですが、現有体制で全てをやろうという、そういった考えはもうできないと思うのですが、その辺についてはどうでしょうか。

◎総務部長(栗岩康彦) 
 災害対応について、現有職員ではなかなか難しい面もあるということでございます。
 これについては、確かにそういう面もございますので、今後、外部委託できる業務なども含めて研究していきたいと考えております。

◆9番(高山恒夫) 
 今回の災害の関係なんですが、車両についてなんですが、今回、災害対策本部で業務をした職員で、除雪ドーザーを高台へ移動したと。
そして帰ってきたら自分の車が水没したという話もお聞きしました。
それから、災害避難所の対応をしていて帰ってきたら、市役所の駐車場で車が屋根まで水につかっていたと。

そういった事例もあったようでありますが、この業務中の事故が発生していますが、この中身、実態、数とかがわかりましたらお願いします。

◎総務部長(栗岩康彦) 
 今回の台風の勤務中に浸水した職員の自家用車ということですが、廃車が52台、修理を必要としたものが6台ということで、合計58台ということでございます。

◆9番(高山恒夫) 
 今回のような業務中に起こった被害については、どのような対応をされるのか。
また、今回のこういう問題は、飯山市だけではないと思うのですが、こういったことについては、制度がもしなければ、県の市長会等で何らかの制度設計を検討することが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

◎総務部長(栗岩康彦) 
 職員が災害対応に追われて、被害を被ったことに対しましては、大変遺憾ではありますが、災害時に市の職務として全うするということが職員の使命である以上、やむを得ないものかと考えております。
現在、勤務中に浸水した職員の自家用車に対する補償等は無いという状況でございます。

コメント:市の職員だけ車を保証した、とすると、民間が、市民が黙ってはいないだろうねえ。

特に今回の様に、皿川氾濫情報の放送もなく、ポンプ場停止の連絡もなく、避難勧告が家と車が水浸しになってから出された、と言う状況では特にそうなるよねえ、足立さん。

 

追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html

参考資料・一覧

飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧