シリウス日記

そうだ、本当のことを言おう。

参考資料の26-1(令和5年12月 定例会)

2024-03-26 16:38:39 | 日記

令和 5年 12月 定例会(第389回)

          令和5年12月第389回飯山市議会定例会
               ◯議事日程(第2号)
          令和5年12月11日(月曜日)午前10時開議
 日程第1 一般質問
     7番 村松正勝議員
    11番 上松永林議員
     5番 高澤富士子議員
     4番 荻原章一議員
    14番 山崎一郎議員

7番(村松正勝) 
 会派市民輝けいいやまの村松正勝です。
 発言が許されましたので、通告に従い順次質問をしていきます。
 市民と行政をしっかりつなぎ、飯山市が次世代へ向け前進できるように頑張ります。

 1、水害対策は市民目線で安心して住める地域へ。
 1、千曲川中抜け区間解消に向けて。
 以前の議会でも確認しましたが、千曲川・信濃川のいわゆる中抜け区間解消に向けて、国の返答は、人員体制面などの課題から大変難しい課題であるということだったと思います。しかし、このままにしておいても先に進みません。

 今後、市として、また飯山市長が会長である千曲川・信濃川 飯山・中里間直轄河川編入連絡協議会での対応はどのようにお考えでしょうか、お聞きします。


建設水道部長(内田郁男) 
 ただいま、千曲川・信濃川の中抜け区間の解消についてのご質問でございます。

 千曲川の県管理区間、いわゆる中抜け区間の国による直轄管理区間への編入に向けた取組としましては、千曲川・信濃川 飯山・中里間直轄河川編入連絡協議会だけではなく、飯山市が加盟する千曲川関係の各同盟会によります治水関係の要望活動を通じまして、その必要性を国土交通省、財務省などの国、また国会議員等に訴えまして要望をしてきているところでございます。

 国からは、一級河川の直轄編入につきましては、これまでの国と地方の役割分担に関わる議論や治水に関する予算、地方整備局の人員が引き続き厳しい状況の中、非常に難しい課題であるという回答をいただいておりました。

 そのような中で、本年7月に千曲川・信濃川 飯山・中里間直轄河川編入連絡協議会の独自の要望活動といたしまして、内閣の人事局、また財務省の主計局へ直接うかがいまして、国による河川管理の一元化に向けて、千曲川を管轄する北陸地方整備局の体制の強化、要員増加につきまして、その必要性を訴えてまいりました。

 いずれにしましても、中抜け区間を含めた上下流一体となった河川整備が着実に進むことが重要と考えておりまして、引き続き国や県、関係市町村と情報共有や意見交換をしながら連携していく必要があると考えているところでございます。

7番(村松正勝) 
 ありがとうございます。

 今の答弁をお聞きして、少しは今後、前進をしていくんだとは思われますが、これで具体的に、その人事局へ今、直接要望にうかがったという話でありましたが、これが具体的にその人事局から、じゃこちらの北陸整備局のほうに人を増やすと、というようなことは直接的にはまだ回答は得られないということでよろしいでしょうか、お願いします。

 

建設水道部長(内田郁男) 
 要望は内閣人事局、財務省主計局のほうに直接要望をしてきたところでございますが、先方からは検討といいますか、これについてすぐ具体的な返答はいただいていないというところでございます。

7番(村松正勝) 
 ありがとうございます。
 じゃ、引き続きこれも継続して人事局なり、国会議員さんを通してとかということで進めていっていただきたいと思います。
 じゃ、続けます。

 信州防災アプリの改善について。

 6月議会で、長野県の施策である信州防災アプリの私の避難計画において指定避難所の表示がされないと質問しましたが、このような状況では最新の災害対策機能も市民にとって役に立たない機能であり、逆に市の指定している指定避難所がアプリに出ないとなると、市民の避難計画において混乱を来すのではないかと思います。

 一刻も早く改善されるべきものだと思いますが、県へ改善などの要望を行ったのかどうなのかお聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 村松議員からご指摘いただきました6月20日に、県危機管理防災課のほうへ、信州防災アプリ内の私の避難計画について、避難開始場所からは市が指定した指定緊急避難場所が表示されない、この旨を伝えて改善を求めたところでございます。

 県からは、県内一律の機能であり、現状ではすぐに対応することが難しいが、いただいたご意見を今後のアプリの改善に生かしてまいりたいという回答がございました。

 市としましては、飯山市だけではなく、他の市町村も同様に影響が出る事案でもありますので、避難計画と一致するように引き続き要望を行っていきたいというように考えております。

 

7番(村松正勝) 
 今の部長の答弁をお聞きして、例えば今年度中とか、じゃ来年度中にそれを改善していくとかということが、ちょっと日付の辺がちょっと出ていなかったんですけれども、そこら辺はいつまでとかという回答は特になかったんでしょうか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 すぐに対応することは難しいというところで、いつまでというような回答についてはいただいてはございません。

7番(村松正勝) 
 分かりました。じゃ、私のほうでも県のほうの危機管理防災課などにも確認して、なるべく早くというところをご要望をしていきたいとは思いますが、市としても引き続き、早く要望どおりにできるようにお願いしていっていただきたいと思います。
 続けます。

 各種災害連絡手段の加入促進策その後。
 6月議会で提案しましたメール、LINEなど災害連絡手段の加入促進策として、特に高齢者や、そこに加え障がいをお持ちの方への加入サポートはどこまで研究していただけましたでしょうか、お聞きします。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 市は、これまで緊急情報について、行政防災無線を通じて市民の皆様にお知らせしてきたところでございますが、令和3年2月から飯山市メール配信サービス、令和5年1月から飯山市公式LINEにおいて緊急情報を多方面から配信することを目的として配信を開始しております。

 議員より6月議会でご提案いただいた加入促進対策については、飯山市メール配信サービスの登録について、広報飯山に登録方法の掲載や、iネット飯山の市政広報番組で登録の呼びかけを行ったところでございます。

 なお、高齢者の方へのサポートについてですが、市の公民館事業で「シニアのスマイルスマホ教室」と題しまして、12月から年度末までに4回の開催を予定しております。講師につきましては、この4月から民間企業から事業戦略課に来ていただいているDXマネジャーが行うこととなっております。

 また、緊急情報の多方面への対応として、令和3年2月からケーブルテレビiネット飯山の自主放送番組において緊急L字放送を開始し、緊急時の字幕による放送と、音防災として防災無線の内容が音声で流れるようにしているところでございます。

 障がいをお持ちの方への加入サポートについては、今後も関係部署と研究をしてまいりたいというように考えております。

7番(村松正勝) 
 今、部長からこの12月から年度末までの間に、DXのマネジャーが4回開催ということで、その加入サポートをやるということで、これは大変すばらしいことだと思うんですけれども、これじゃ、障がい者とか高齢者だとかには、その対象ではないということでよろしいでしょうか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 シニアのスマイル教室ということで、高齢者対象の事業でございます。障がいのある方でスマホの扱いに不安な方については、また市のほうへ連絡していただければ参加等について配慮していきたいというように考えております。

 

7番(村松正勝) 
 承知しました。
 じゃ、続けます

 飯山市公式LINEのブラッシュアップ。
 飯山市公式LINEのブラッシュアップですが、現在は災害警戒情報の発信のみに使用されておりますが、これではLINEをふだん使用しない方などには、いざというときに確認できるか不安です。

 8月27日の市総合防災訓練でテスト配信がありましたが、その後の配信はいつでしたか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 議員ご指摘のとおり、飯山市公式LINEについては現在、市のLINEの運用方針により緊急情報のみを配信しているところでございます。緊急情報の内容は、避難情報、河川水位情報、行方不明、不審者、特殊詐欺、火災情報、地震情報、Jアラートによる国民保護情報となっております。

 緊急情報以外の活用については、また研究していきたいというように考えております。

 

7番(村松正勝) 
 分かりました。また今後ちょっと災害に関してはもっと幅広く情報が流れるような形で研究をお願いしたいと思います。
 続けます。

 洪水時の自家用車・農耕用車両など・重機の一時避難場所の設定について。
 6月議会で質問しました洪水時の自家用車・農耕用車両等・重機の市民の資産の避難場所の設定ですが、早急な対応をありがとうございました。
 そこで、確認ですが、水害のおそれがあるときに、人の避難はレベル3の避難準備・高齢者等避難からですが、8月10日発表の内容では市民資産避難時期の目安がありません。

 市民目線で考えるとすると、指定された場所は公共の場所や民間企業の所有地ですので、例えばレベル3が発令されたら一時避難場所で使用できますとか設定してもらえると、農耕用車両等が置きやすいのかと思いますが、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 人に対しての避難情報の発令については、立ヶ花水位観測所の水位が、飯山市にはおおむね二・三時間後に影響を及ぼすことから、立ヶ花水位観測所の推移を目安に発令するようになっております。

 農耕車両等の避難のタイミングや目安の設定のご提案については、車両の移動にかかる時間など個々に事情が異なりますので、一律に設定はできないものというように考えております。

 目安とすれば、水位情報や気象情報をご確認いただいて、余裕を持って事前に移動させ、人への避難情報が発令された際には人が速やかに指定避難所等への避難を行い、身の安全を確保していただきたいというように考えております。

7番(村松正勝) 
 そうすると、例えばレベル1だとかレベル2のその水害情報が出たときで、もうその時点でその場所に避難、重機の避難だとかそういうこともできるということでよろしいでしょうか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 警戒レベル1、警戒レベル2のところにつきましては、気象庁のほうから注意報等の情報が出されます。
それらをそれぞれ判断していただいて、車両の避難をお願いするところなのでございますが、そのような状況になったときに車両が避難できるように、それぞれ関係各所と連携を取って避難できるような、車両が避難できるような体制を取ってまいります。

 

7番(村松正勝) 
 分かりました。じゃ、そのようにお願いしたいと思います。

 じゃ、これで続けますけれども、洪水時の自家用車・農耕用車両等・重機の一時避難場所の設定についての、2の対象とする車両などに農耕用車両等で除雪機というのがあるのですが、この除雪機は個人所有やお店や事業所で駐車場などの除雪で使用する乗用のタイヤローダーも含まれるのでしょうか。この場合、2、対象とする車両などの中の重機との区別をどこでつけるのでしょうか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 農耕用車両等には、除雪機の個人所有やお店、事業所の駐車場除雪で使用するような乗用タイヤローダーも含んでおります。
 また、重機に関してですが、建設現場で使われるような大型重機を想定しております。
 避難をお考えの方は、事前に車両の一時避難所をご確認いただき、駐車が可能かどうかお確かめいただきたいというように考えております。

7番(村松正勝) 
 理解できました。
 そうすると、その建設現場のものというのが結構大型の重機になると思うんですけれども、今のところは、現在は瑞穂のその重機の避難場所ということで設定されていると思うんですけれども、それ以外のところというのは今のところ設定する予定はないんでしょうか。ちょっと通告にないんですけれども、今ちょっとお聞きして思ったんですけれども、今のところ瑞穂の場所だけということでよろしいでしょうか。

総務部長(鈴木靖史) 
 現在、犬吠山駐車場について重機ということで指定としております。
 また、重機については大型でございまして、場所も取るかなというような、他の車両と少し条件が変わってきます。他に災害時の重機の避難用の駐車場設定できるかどうか、また今後研究していきたいというように考えております。

 

7番(村松正勝) 
 ありがとうございます。
 じゃ、続けます。
 指定避難所の変更について。
 今回の指定避難所の変更の趣旨は何でしょうか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 昨年の12月議会においてもご指摘がございまして、現在の洪水時指定避難所について、実際に必要とする支援物資のスペースや通路などを考慮して収容人数を試算した結果、複数の避難所で収容可能人数を超過する避難者が想定されましたことから、市内全域において避難所の再検討を実施したところでございます。

7番(村松正勝) 
 そうしたら、続けますが、今までの避難所の問題点の改善も変更の目的だとお聞きしましたが、その収容人数以外でも多分変更点が生じてくるとは思うんですが、木島地区の上新田区・安田区の避難所が城南中学校から秋津小学校に変更になる予定ではありますが、秋津小学校での避難場所は具体的にどの箇所になるのでしょうか。

 また、城南中学校での問題点であったところは改善されますか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 秋津小学校の避難場所ですけれども、建物の中、主に2階の体育館、そして1階のランチルームと各教室を想定しております。
 改善される点につきましては、秋津小学校、玄関先には階段とは別にスロープが設けられているため、特に足腰の弱い方にとって移動に係る負担が軽減されるものというように考えております。

 なお、城南中学校につきましては、主な避難場所は3階の体育館となり、引き続き階段を使って移動する状況ではございますが、新たに2階にある教室も避難スペースとして活用するなど、少しでも避難される方々の負担軽減につながるよう見直しを図っているところでございます。

 

7番(村松正勝) 
 秋津小学校の内部はちょっと分からないので、城南中学校は大体分かるんですけれども、今のところだと1階と2階秋津小学校を使って、あと教室、ランチルーム、体育館ということだったんですけれども、これはそうしたら地区ごとにその1階、2階とかと分けるのではなくて、1階は例えば高齢者とか足腰の弱い方だとかという、そういう区分けでやるんでしょうか。ちょっとすみません、通告にないんですが、今聞いて思ったんですが、お願いします。

総務部長(鈴木靖史) 
 体育館、ランチルーム、各教室の使い方、使う順についてでございますが、まず学校を避難所として指定している場合、まずできるだけ使わないようにしたいというところがありまして、それは子どもや先生の私物が入っているような部屋、職員室とか教室とかはできるだけ避けたいかなというように考えております。

 それから、あと避難者のお世話をするに当たって、大勢の顔が一度に見られたほうが対応する職員も状況等が分かりますので、まずは大きな場所から避難者を入れていこうという想定をしております。

 ですので、順番でいくと体育館、そしてランチルームというような順番での避難者の受入れを想定しております。
 なお、避難者の中にはそれぞれ身体的な状況などによって上の階、移動できないという方もいらっしゃいますので、それから小さいお子さん連れとかの場合もありますので、そのようなケースについてはケース・バイ・ケースでそれぞれ施設内を利用して受入れを行っていきたいというように考えております。

 

7番(村松正勝) 
 じゃ、今の答弁だと、そのときの現場の状況に応じて対応するということでしたので、これを事前にその対象となる地区だとか集落の方たちにも、要するに市民の方たちにもお伝えしておかないと、先に行ったからといって2階から詰めるということになってしまうと、足腰の例えば弱い方で、2階に階段を使って上がらなきゃいけないことにもなってしまうので、そこら辺はちょっとまた実際に周知をお願いしたいかなとは思っております。

 例えば、今のところで城南中学校で問題だったその3階に上がるというところもあるんですけれども、この間6月議会でお聞きしたトイレの問題だとか、例えばエレベーター、その階につながることですけれども、あと冷暖房という問題も、部長のほうから多分そういうお話を6月に聞いたと思うんですけれども、そのトイレ問題だとか冷暖房の関係というのは実際に今後どうなるのか、ちょっともしお答えできればお聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 トイレの改修、それから城南中学校に避難されてきた方についてのトイレの改修、それからエレベーターの設置については引き続き研究しているところでございます。

 それから、暖房機器につきましては、それぞれ避難所の収容人員等に合わせて準備をしてきているところでございます。引き続き、これにつきましては充足するように準備を進めていきたいというように考えております。

 

11番(上松永林) 
 会派絆の上松永林です。
 発言を許されましたので、会派を代表して市政運営の中で関心を持っております諸問題について、事前の通告に従い質問をいたします。
 最初に、市政運営についてお尋ねをいたします。
 10月28日の信濃毎日新聞に、「飯山・江沢市政1年「変化」どこまで」、このタイトルで江沢市長へのインタビュー記事も記された記事が掲載をされております。私は、この記事を基に市政運営に対する市長の考え方をうかがってまいります。
 最初にお聞きしますが、この記事に書かれていることについては正しいとお認めになりますかどうかお尋ねをいたします。

市長(江沢岸生) 
 それはインタビューに応じてお答えをしたものでございまして、基本的に誤りはないと判断しております。

11番(上松永林) 
 しっかり市長にはこの記事を読まれているということでありますので、この左側の最終に、見出しに「議論の中身が見える化されている 一問一答」というところでインタビューの記事が書かれておりますが、これも今、間違いないということで確認をいたしました。

 それでは、あと続けて質問しますが、この冒頭に、市議会は市長と一線を画す野党の立場を取る市議が過半数を占め、議案の否決や修正が相次ぐと、こう記してあるんです。記事としては、これ本当に対立をあおるような、確かにこの書き出しで読者を引きつけるかもしれませんけれども、私、江沢市長は選挙期間中も、あるいはかなり前から議会との関係については、市長にとって議会とは野党であるというふうに発言していたと思うんです。

 この記事についての市長のご意見をおうかがいしたい。野党の立場を取る市議が過半数を占めているので、議案の否決や修正が相次ぐと、この記事のとおりにお考えなのかどうかおうかがいします。

 

市長(江沢岸生) 
 間違いがないと先ほど答弁したのではなくて、基本的に誤りはないと思いますというふうに答弁したことを、まず繰り返し答弁させていただいた上で、与党、野党の議論でございますけれども、これもこれまでも議会でもご質問がありましたけれども、与党、野党というような区分は私自身は全くしておりません。

 しかし、議員と、それから行政側というものは車の両輪でございますけれども、議会が持つ監視の役割、あるいは立法の役割等と、行政のほうが政策の提案、予算の提案する役割の相違というものはあると、そういうことを申し上げているわけです。

11番(上松永林) 
 市長のそういうご意見はご意見で受け止めておきますけれども、この新聞に、この大きく白抜きで「根回ししない主義、議会と緊張関係続く」と、こうあるんですけれども、その中に記者との一問一答でも根回しに関する考え方が出ておるんですけれども、この市長の言う根回しというのはどのような状況のことをいうのでしょうか。どのように行動することが根回しというのかお尋ねをいたします。

 それで、この市長が根回し、ここに書いてあるんですけれども、根回しをしないがために議会と緊張関係にあるということなんですが、根回しをしないなぜ緊張関係になるのか、それをちょっとお聞きしたいと思います。

市長(江沢岸生) 
 私が申し上げたのは、何度も申し上げますが、インタビューに応じた、お答えした部分については誤りがないというふうに判断しておりますと、基本的には誤りがないと判断しておりますということです。

 そして、議員が質問の中でおっしゃられている根回ししない主義、あるいは議会と緊張関係が続く、これは新聞記者、あるいは新聞社がつけた見出しでございまして、私は根回ししない方針というのはそうですが、主義者というほどのことではないです。また、議会と緊張関係が続くかどうかは、これはもう新聞社の判断でございますから、私は緊張というよりも、むしろ切磋琢磨という関係だと考えております。

 そこで、お尋ねの根回しとは何かということでございますが、これも明確な規定が、あるいは概念の何かがあるわけじゃございませんけれども、時系列的に申し上げれば、私ども行政としてはいろいろな事項を調査し、それから政策案を考え、そしてそれを条例案、あるいは予算案という形で議会に提出していく、そういう時間の流れで申し上げれますれば、それを出した上で議会とのこの議場における意見交換、そういったものを経た上で最終的に案が採決によって決定されますので、そういった段階以外で政策誘導的なことで議員にものを申し上げるようなことはしない方針であるということを申し上げているんです。

11番(上松永林) 
 そうするとあれですか、議員には議会に提案する前には議会には話をしないということですね、そういうことを言っているわけですね。

市長(江沢岸生) 
 議会に提案する前に、例えば議会全員協議会というものもございますよね。
ですから、議会に提案する前にしないということではありませんし、私は意見交換自体は大事なことだと思っております。
議員の皆さんとの意見交換もそうですし、市民の皆さんとの意見交換も大事なことだと思っております。そういうふうにご理解をいただきたいと思います。

 

11番(上松永林) 
 そうすると、根回しと意見交換の違いというのはどうなりますか。先ほどの答弁とちょっとよく分からないんですが、根回しと意見交換、議会との意見交換するというのはどう違いますか。

市長(江沢岸生) 
 意見交換というのは、お互いの意見を交換し合って参考になること、あるいはもっと聞きたいこと、そういうことをやり取りすることでございます。
 根回しというのは、自らの案をもって、これを成立させたい、成立してほしいという考えに基づいて、ある意味一方的にお願いをする行為であると思います。

11番(上松永林) 
 先ほどこの記事については、記者の意見であるというお話でしたけれども、この記者は市長、江沢市長誕生以来1年間本当に取材を繰り返して、そしてその後にこの一問一答のインタビューをした後、記事にしているんです。

 そうすると、やはりこれもし、もし意に反する記事があった場合には、当然これは抗議をしたり訂正を求めたりしなければいけないんじゃないかと思うんですが、その辺どうですか。

市長(江沢岸生) 
 繰り返し申し上げますけれども、根回ししない主義であるとか議会と緊張関係続く、こういったことはその記者なり新聞社の判断ですから、それはそれとして、私が取材に応じて申し上げたことの記載については基本的に誤りはないというふうに考えております。

 また、新聞報道についての対応ですけれども、程度問題じゃないでしょうか。なるほどこういう見方もあるのかなというふうに思いますれば、この社じゃない別の社の記事でもいろんな分析的な面がありますけれども、それについて一々それが正しくないから訂正しろだとか、そういう中で、そういう文化の中で私は活動しているわけではないと思います。

重大な事実誤認などがあれば、それは訂正記事を出させていただくということは、職員も含めて日常的にやっております。

 

11番(上松永林) 
 それでは、このインタビューの記事について質問します。
 このインタビューの中で、「市議会との関係は」という記者の問いに、「根回しをしないというのは、手間暇をどこでかけるかという問題だ。議案を出す前に議論するか、出してから手間をかけるかに過ぎない。議論の中身が見える化され、市政の行政への関心も高まったと感じる」こう答えられておりますが、ここで手間暇をどこでかけるかの問題だ、この手間暇をかける、どのようなことでしょうか。

手間暇をかけるということは、どういうことを手間暇をかけるというのでしょうか。そして、どこでかけるか、これどことどこのことを考えているのかお尋ねをします。

市長(江沢岸生) 
 それは、記事に書かれているとおり、議案を出す前に議論するか、出してから手間をかけるかということで、どこでかということは議案を出す前にということでございます。そして、手間暇をかけるというのは時間をかけるということです。

11番(上松永林) 
 では、続けます。
 この議論の中身が見える化され、市民の行政への関心も高まったと、こう言われていますけれども、この市長の言うところの根回しをしないがために議論の中身が見える化されているというようなご発言に見えますが、なぜそのように感じるのか、市長の説明を求めます。

市長(江沢岸生) 
 例えば、そのご指摘の新聞の中にも一覧表として議案が修正されたり、あるいは否決されたりしたものが記者の判断で整理されているじゃないですか。
それを見れば、例えば昨年、私が就任早々の議会で雪かき支援員の実証試験を出したときにいろいろなる修正のお考えをいただき、その結果として議会として修正をなされた、そういうプロセスが報道されたじゃないですか。
そういったように、いろいろなところがiネットでも知ることができますし、新聞各紙でも市民の皆様に知っていただくことができる、それが大事だということを申し上げているんです。

 

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追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html

参考資料・一覧

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飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧

台風19号 飯山水害の研究・一覧