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plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

Trip to a national park and other towns Day 6 of 6

2010年11月04日 | アメリカあれこれ
ヴァージニア・ビーチでも夜明け前に起床。まず部屋のバルコニーでコーヒーを飲み、まだ暗いうちから浜辺に出て水平線から登る日の出を待つ。山間での日の出とはまた違った美しさ。

















旅の最終日。ここからは全ての行程が帰路になる。まずビーチから30分ほどの所からチェサピーク・ベイ・ブリッジ-トンネルを北に駆る。



チェサピーク湾を南北に渡す橋とトンネルを合わせた距離およそ7kmで、水上建造物としては世界最長。



橋を渡り始めると左右は海しか見えず、まるで水の上を飛んでいるかのよう。途中トンネルの出入り口と展望台がある人工の小島が4つある。





南側から進むと終点の直前に、水面からひときわ高くなった橋が二本、平行に走っている。







その先にはフィッシャーマン島という自然保護区域がある。そこを素通りし、チェサピーク湾の東側を形づけている半島の南端に着く。途中煎り立ての地元の落花生を買ったり、古びた線路を見つけては写真を撮る。やがて今回の旅で5つ目の州、メリーランドに入る。





60マイル弱走行したメリーランド州の次は、デラウェア州を50マイルほど走行。風景はよく見るアメリカ郊外のもの。のどかな田舎ではないけれど、都会の喧噪というものもない。









デラウェウア州内を小1時間走った後、ルーズという町にあるフェリーの発着所に到着。ここからニュージャージー州のケイプ・メイまでフェリーで渡る。











乗船時間は1時間25分。出発前から甲板に出て、雨雲からたまに顔を覗かせる太陽でほんの少し明るくなった風景を撮影する。後は客室で煮詰まったコーヒーを飲みながらメールをチェック。

















夕方に着いたケイプ・メイ発着所から車で走り出した途端に雨が降り始める。



間もなく「ニュージャージーへようこそ」の看板が目に入る。



にべも無く日常に引き戻されたこの一瞬は忘れがたい。ニューヨーク市に住んでいると、ニュージャージー州とコネチカット州は近郊であり、旅先ではない。



もう川を見ても心がときめかない。旅の終わりが近づきつつあるのだ。

しばらく雨が続いたが、束の間ふと目を引く青色に染まった東の雲に少し和む。



旅の締めくくりにまたもや楽器屋に行く。立ち寄ったのは、カジノの街アトランティック・シティーからさほど遠くはない一軒のチェーン店。以前からこの店のウェブサイトで中古ドラムやシンバルをチェックしていた。しかし唯一のドラム担当店員に10分も待たされた挙げ句、何もそそるものが無く敢え無く敗退。チェーン店だから仕方ないか、と勝手に思いつつ今度こそまっすぐ帰路に。でもお腹が空いていたので、途中ジョージ・ワシントン・ブリッジ近くのニュージャージー側にある韓国料理屋でチゲを食べる。久しぶりの東洋の味に心底ホッとしながら。

この旅では往路帰路ともニュージャージー州以外では天候に恵まれ、山と海の両方の自然に触れられた。おかげで都会の垢は充分取れたと思う。ただせっかく紅葉が見事な山地に行ったのに、ちょっと時期が早かったようで殆ど色付いていなかったのが心残り。なので後日日帰りで紅葉を見に行くことになった。その様子はまた次回。