おだにゃら記

地元小田原市中心のフィールドワーク備忘録。
歴史、神社仏閣、あとはいろいろ。


菅原神社 本当は何を祀りたかったの?

2021年07月08日 01時26分00秒 | 神社
国府津の菅原神社。

他所の人にはなかなか読めないでしょ?的な話題によく取り上げられる国府津(こうづ)という地名。
その名の通り、国府の津(船着場、港)があったとされる。
そんな国府津の菅原神社は足柄の関から伸びる古道沿いにあるが、現代の道路事情では場所はわかりにくく迷いやすくなってしまった。


主祭神は菅原道真なので撫牛がいる。
天照大神など他の祭神は後の合祀による。



菅原神社の以前からあったという諏訪社


小さいけれど池もある。
この日、突然オニヤンマのようなトンボが目の前で産卵を始めて驚いた。



曽我兄弟が隠れた石や菅原道真の歌碑など色々な石碑がある。

この日、忠魂碑の下から蛇が出てきてすごく驚いた。
神社で蛇に会うのは初めての経験。
トンボといい蛇といい、もしかしたら私はこの神社と相性がいいのかもしれない。


童謡「とおりゃんせ」発祥の地だそうだ。
この歌は結構好き。

この絵なんだろう?

ここの由緒であるが、正暦5年(994年)海岸に漂着した不思議な舟に乗っていた貴人を土地の人達がもてなし、その貴人が菅原道真の肖像画を残して去ったので菅原道真を祭神としたそうだが、
よくよく考えてみると人々が祀りたかったのは道真ではなく貴人の方だと思う。

海から来た者、漂着した者を祀る、となるとキノミヤ信仰だ。
おそらくこの貴人というのは早川の紀伊神社の祭神惟喬親王のことなんだろう。
親王が道真の肖像画を持ってたというのはなんとも怪しい。





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