おだにゃら記

地元小田原市中心のゆるゆるフィールドワーク備忘録。
歴史、神社関連、あとはいろいろ。

春の気配 曽我の里 瑞雲寺

2023年02月02日 17時24分00秒 | 
まだ梅には早いけど
下曽我を通ったので枝垂梅で人気のある瑞雲寺へ。

瑞雲寺は曽我の里、中河原梅林にあり、梅の時期にはたくさんの花見客が訪れます。



寺標の隣にあるのが人気の枝垂梅。
見頃は2月下旬だそうで、今はまだこんな淋しい様子。

でも県道沿いには3分咲きくらい、中にはほぼ満開の梅もあるので
瑞雲寺にもハイキング客がチラホラと休息に訪れてました。

なお今年の梅まつりは2月4日〜26日になります。




せっかくなので境内を散策します。


瑞雲寺は北条氏の家臣本多信親が開基。
この本多氏は伊勢宗瑞に従って相模にやって来た一族なので、徳川のとこの本多さんとは違います。

曽我、中村、大磯を領地とし
大磯平久保の黒岩に館があり、現在でも館跡と伝わる場所が残ってます。




自修学校発祥の地 

明治時代に瑞雲寺の住職がこの地に建てた学校が
後の向上高校、自修館になったんですね。



石碑の前の蝋梅は満開
梅はまだでも春の気配を感じます

瑞雲寺は水仙も有名だそうで、あちこちに咲いてました。
水仙好きとしては嬉しい。



八重の水仙なのでどうしても垂れ下がっちゃうけど可愛い。


石仏も多いそうで




観音様が内側向いてるのは珍しい



閻魔様や唯念名号塔なども


これは…
なぜ顔だけ?



本堂










曽我兄弟ゆかりの力不動尊。
登るのけっこう大変。膝痛だから。



なんだか…よくわからない

このお堂の裏に不動根という、まぁあれですよ陽石というやつがありまして。
必死に登った私は軽くショックを受けました。



墓地のある高台にそびえるモッコク。
ちょっと離れて見ると圧巻です。





墓地への坂道途中からの眺め

春の気配は感じてもまだまだ風は冷たいです。
枝垂れ梅が満開になる頃また来てみましょうか。



ランチは曽我の「彌生蕎麦処」
昔からあるお蕎麦屋さんですが入ったのは今回が初めて。

天せいろはなんと1280円という安さ。蕎麦は少な目を2枚重ねで食べやすく美味しかったです。