おだにゃら記

地元小田原市中心のフィールドワーク備忘録。
歴史、神社仏閣、あとはいろいろ。


お地蔵さんと秋葉さん

2021年12月15日 23時48分00秒 | 小田原のいろいろ
もう紅葉はだいぶ終わってしまったんだけど
せっかく散歩してきたので


板橋のお地蔵さん。
ちょっと遅かったなぁ。

正しい名称は宗福院地蔵堂。
香林寺の末寺として箱根湯本に開かれた宗福院の地蔵堂を後にこの地に移したもの。

旧東海道に露天が立ち並ぶ毎年1月と8月の大祭はコロナ禍のため規模縮小中。
なお市内の方はこの地蔵堂のことも祭りのこともただ「お地蔵さん」とだけ呼ぶ。







落ち葉でいっぱいのゴミ袋がたくさん並べられてた。
お掃除大変そう。




お地蔵さんの脇の小道を通って秋葉さんへ。
秋葉山量覚院。
北条氏の後、小田原に入った徳川家康が初代小田原藩主大久保忠世に命じて静岡の秋葉大権現を勧請させた。

地元の人は「秋葉さん」と呼ぶ。たぶん「山」ではなく鈴木さんや佐藤さんのような「さん」感覚。




ちょっと淋しくなってるけどまだまだ綺麗。









境内は少し高い位置にあってプチ山歩き気分を味わえる。



滑り台もある。
子供の頃大好きだった。



敷地内のクレヨンの森保育園。
秋葉山の山主が園長先生。
かつて私も通った保育園。その頃は光明保育園といった。

秋葉大権現は修験道の神であり火伏せの神なので毎年12月にはこの銀杏の広場で火祭りが催される。
闇に高々と燃え上がる炎と法螺貝を吹き鳴らす山伏達の姿はとても幻想的。
子供の頃、いつもは穏やかな園長が山伏の格好をしてるのが不思議でちょっと恐ろしく感じた。

火渡りには一般の人も参加できる。
私はやったことはないけどいつだったか父と妹と甥っ子が参加した。みんな足裏に結構な水ぶくれができたけどそれが防火に効くんだとか。

この火祭りもコロナ禍のため昨年に引き続き今年も中止。
来年は全ての祭りが復活できるといいのだけど。