YAMAHA GX750 エンジン組み立て終了

2010年04月30日 | GX750
現在は、今までの作業の回想録ですから、思いっきり詳細は端折っていますが、エンジン組み立て時に

折れたフィンを修復しました。(バラシの時の写真に出てました・・・

前の記事にも書いてますが、グレーの接着剤は、デプコンを使っています。



こんな感じの部分が、10箇所くらい・・・

折れすぎですわ。

やり方も悪かったかもしれませんが、それだけ外れなかったんですねえ。

憎きシリンダー

デプコンは、乾燥後の切削性が非常にいいです。

おまけに、割と丈夫ですね。

最後に耐熱塗装を施して、組み立てたキャブを装着の写真がこれ。



背景が汚いですが、エンジンはきれいになりました。

80kg(そう聞いてますが・・・)のエンジンを載せておくには頼りない台車ですが、よく頑張りました。

「ボルトの主張が強いエンジン」

これ目標だったので、一応目標達成ということで。

中身は、まったくのスタンダードですから・・・

YAMAHA GX750 キャブレターのリペア編

2010年04月27日 | GX750
これまた、汚いキャブレターを分解します。

とにかく粉は吹きまくりで、またまた虫の卵のようなものが・・・



中身の部品は、ちゃんとしてました。

ダイヤフラムが生きていたのはラッキーです。

その他のゴム類は、出来る限り交換です。

外見のアルミ腐食は、ブラシで擦っても進まないので、一気にブラストです。

処理前後では、この違いですから。



細かなパーツも、ブラスト後にペイントです。



ノーマルの地味な感じですから、ちょっとだけ細かなものを主張させました。

組み込むと、こんな感じです。



もちろん、組む前に、かなりしつこく清掃したのは、言うまでもありません。

細い穴に、メディアが残っていたりしたら大変ですから。


そして、3つのキャブを連結して、なんとか見れるところまで復活!



この時はまだ使ってませんが、この後ボルト類は、ほとんどをヘキサゴンに交換です。

YAMAHA GX750 エンジン組み立て開始

2010年04月26日 | GX750
バラしたエンジンを組み立てていくわけですが、ピストンリングにもちょっと手を焼きました。



ミゾに固着したリングを外して清掃するわけですが、これがストックが無いため、折ったら終わりなんですねえ。

もう少しずつ、先の尖った針で、起こしていくわけで、終わった頃にはグッタリ・・・

もちろん嵌めるときも慎重に1本ずつ。

そしてシリンダーを入れる時も、120度クランクってやつは、まるでモグラ叩きみたいな動きをするわけです。

なんとか2つが入ったと思えば、もう1つが・・・ みたいな。


ヘッドやその他カバー類も耐熱で塗装。







手間は掛かりますが、ブラストしたところは、食いつきがいいです。

今回は、ボルトをゴールドで仕上げてみました。

エンジン全体だと本数があるので、かなり飽きましたが・・・

YAMAHA GX750 エンジンヘッド清掃編

2010年04月24日 | GX750
汚いヘッドも、ひとまず分解して、一番目についたポートをきれいにしました。



汚いというか、まるで塩でも盛ったようになってましたから・・・

程ほどにきれいにしておきました。



ヘッドカバーは、ブラストBOXにギリギリ入ったので、内側はマスキングして、全体を一皮むきました。

ブラスト後は、メディアの付着を取るのが結構たいへんなのですが、コイツをしっかりやらないと、

エンジンの中を、メディアが回りますので・・・(そりゃ大変



バルブは、煤けていたので、まずはボール盤にくわえてペーパーで磨きます。

当り面と、ガイドに通る部分は擦らないように、注意します。

虫食いも、割と少ない感じで、あとはひたすらタコ棒でコツコツやります。

写真は、片手にカメラもっているので、右手だけで持ってますが、両手の平で回転させながら叩くようにと教わっています。

これが、結構な重労働で、この時ばかりは2バルブの3気筒でよかったなあ~ なんて・・・



当り幅をチェックして、あとは漏れがないか一晩チェックです。



写真のように、ヘッドをひっくり返して、液体を燃焼室に注いで、じっくり時間をかけて漏れのチェックです。

私はガソリンを使用しました。

もちろん火気厳禁で、十分気をつけなければいけませんが、粘性の低い液体のほうが、確実にチェックできますね。

幸い、IN、OUT 6箇所共に、漏れはありませんでした。

YAMAHA GX750 エンジンヘッド分解編

2010年04月24日 | GX750
今日は、ヘッドを開けた時のことです。

ヘッドカバーを開けると、きれいなカムが現れました。



いやいや、中はホントにきれいでしたよ。

長い放置期間によって、すっかりオイルも落ちきって、それは酷い状態を想像していたのですが、予想外です。

汚いのは外側で、フィンの間には、怪しげな虫の卵がたくさん・・・

このエンジンは、カムチェーンの繋ぎコマを切って外します。

この繋ぎコマは、まだちゃんと部品が出ていました。

スタッドボルトの件があったので、外す時はまず部品の調達が可能かどうかを調べてから着手を習慣とすることにしました。

いつもは、割とイケイケでバラしてしまうのですが、古いバイクは、そうもいかないものですね。

カムを外して、ヘッドを開けると、まあこんなもんかなっていう感じに煤けた燃焼室が現れます。



バルブやら、細かい部品は、ちゃんと元の位置・組み合わせになるよう、箱に入れて管理します。

この手のケースは、百均があるので助かりますわ。



バルブを外す工具として、スプリングコンプレッサーがありますが、買うと結構するんですよね。

そんなにしょっちゅう活躍するわけでもないし、この時は使わなくなった鉄ノコの弓で作ってみました。

あまりもたないかなあ~ などと思ってましたが、その後も結構活躍しています。