峠遊びに行ってきました

2012年08月19日 | GX750

今日も暑い1日でしたが、一時より早朝は過ごしやすくなりましたね。 

電気系の調整も完了して、準備万端の状態で峠遊びに行ってきました。 

後輩のKennysくんが作ってくれたキーホルダーはお守りです。 


ありがとね。 



ルートは、友人ごんすけさんとの定番ルート。 

津久井湖 
↓ 
上野原 
↓ 
柳沢峠 
↓ 
大菩薩峠 
↓ 
都留 
↓ 
道坂峠 
↓ 
道志道 
↓ 
橋本(解散) 

こんな感じのコースで、裏奥多摩遊びとでも言ったらいいでしょうか。 

表コースは制服の方々がたくさん居らっしゃるので、裏ルートばかりです。 


6:00に津久井湖城山ダムに集合 


ここで、今日初参加のYさんが寝坊で遅刻 

1時間ほど遅れたのですが、実は自分にとってはたいへん助かりました。 


というのも、快調に出発したものの、集合場所までもう少しというところで 

今まで、気持ちよく滑らかに回っていたエンジンが 

突然500ccになってしまったのですです。 


え~ また電気・・・ 

昨日いじった部分が、また何かおかしなことにって 

それしか頭に浮かんできません。 

結局、集合場所まで2気筒のままゆっくりと走って、さっそくケース開けました。 


しかしですねえ、火花飛んでるんですけど! 


そのとき後ろからごんすけさんが一言 

プラグ乾いてるじゃないですか。ガスですよねえ~ 


あ~ホントだ。 

もう、電気悪くなったらどうしようって、そればかり頭の中にあったので 

すっかり冷静な診断が出来ず状態。 

しかし、Yさんの遅れで、時間に余裕が出来たので 

こりゃ、キャブのどこかが詰まったかねえってことで 

とりあえずドレンプラグを抜いてみると 

ちょぼちょぼガスが出てきました。 

少なくないですか? そんな声もありましたが 

確かにアクセル開度に関係なく2気筒なんで 

フューエルバルブに何か詰まってしまったかしらねえ~ 

で、ゴムの柄のドライバーでフロートを軽くコツコツとやってるうちに 

あれ~ 直ってしまいました。 

改めて外して開けますが、とりあえずゴミ取れたかな?って感じで 

何事もなかったように、ちゃんと回ってます。 

その後も、今日1日特におかしなことは起きませんでした。 

ゴミ取れちゃったみたい。 



そんな1日の始まりでしたが、Yさん到着してすぐに出発! 

道中のことは、ずっとクネクネなんで割愛ですが 

スイングアームを伸ばした効果っていうのは、確かにあります。 

路面への張り付き感がかなり増しました。 

安心感が増すっていいことですよね。 

フロントもあれこれやったことにより、だいぶ動くようになり 

前にあった、何か落ち着きがないというか、そんな感じは払拭出来てます。 

ただ、切り返しの軽さは?って言うと、それなりの重さは据え置きなので 

よっこらしょ!って相変わらずです。 

ハンドルも低めのコンチに換えたので余計に重さを感じてしまいます。 

こういうところは、少しでも改善したいです。 



柳沢峠では、コメントを頂いている同じ初期型GX乗りのクリリンさんにお会いすることが出来ました。 


しかし、きれいなGX750初期型です。 

ホイールを2型のキャストに換装されてますが、その他はスタンダードなまま。 

実は初めてGXのノーマルサウンドを聞きました。 

ヨーロッパ車みたいな音なんですね。 

やはり夏場にきて、低速がちょっと頼りなくなっているようで 

自分のGX同様、電気の弱さが出ているみたいです。 

対策しないとなあ~ 

とりあえずセミトラでも作りますかね。 

しばらくお話した後に、クリリンさんとは柳沢峠でお別れです。 

またお会いしましょう。



この後、大菩薩峠という、それはそれはタイトなコーナーが続く峠を越えるのですが 

ここで、自分の車体から何かが落ちていくのが、バックミラー越しに見えました。 

後ろを走っていたYさんに当たらなくてよかった~ 

止まって回収すると、なんとホーンでした。 


ステーが根元で破断してブッ飛んだみたいです。 

ちとエンジン回しすぎたか・・・ 

もう少ししっかりと振動対策しないとダメですね。 


その後も更にクネクネしながら、最後は道志道へ 

ここでは、全然知らないゼファー1100氏を追いかけて 

ちょっと自分のリズムと違う走りに陥ってしまい 

やべっ!と思った時に、とっさにアクセル戻してしまったのですが 

これ、シャフトでやってはダメですねえ。 


バンク中に急激なアクセルOFFしちゃうと、いきなりリヤが沈み込んでしまうので 

思いきり何かが接地してしまいました。 


マフラーが当たって、カバーを留めているリベットがすっ飛んでました。 

危ないことはしちゃダメです。 

シャフト車は、スムーズに走ることを心がけなければと反省。 

36歳の老体なので、いたわってあげないとです。 



その後は落ち着いて、道志道を解散場所へ向かってひた走りました。 

途中で、まめしばさんお友達の、こなっとさんが抜いていきました。 

目立つなあ~ こなっとさんのCB550 


それにしても、休日のお山は旧車が多いなあ~ 


GX750 点火時期調整

2012年08月17日 | GX750

足回りも良くなって、ぼちぼち近所ばかりですが走り回っています。 

この暑い時期になると、どうも心臓部が熱くなりやすく 

信号待ちなどで、プスンと止まってしまうことがあります。 

しばらく点火時期調整をしていなかったので、日曜の峠遊びに備えて 

点火時期を見ることに。 


GX750のポイント周りは、クランクケース左側で、こんな感じになっています。 


もうポイントを使う車体などは、現存数も少ないと思いますが 

見た目には、こういうメカメカしい感じは好きです。 

3気筒なんで、ポイントが3つとその傍にコンデンサーが3つ見えます。 

マニュアル通りの調整ですが、まずは1番が基準になるので 

そこから調整します。 

ポイントのギャップ(開いたときのクリアランス)を0.3~0.7mmに合わせます。 

これは、コンタクトブレーカーの台座を留めているネジを緩めて 

マイナスドライバーで、台座を左右にゆっくり動かします。 

ポイントギャップの調整が終わったら、こんどは点火時期の調整に入ります。 

一番大きな丸い円盤は、3つのネジで固定されていますので 

まずはそれらを緩めて、台座をネジ穴(長穴になってます)の中心に合わせます。 


まずはここで点火時期を合わせるのですが 

中心の大きなナットはクランクシャフトの先端になっており 

こいつを時計の反対周りにゆっくり回して、クランクシャフトに付いている円盤(写真奥) 

の、”1F” と書いてある部分が、合わせマークに来たところで 

コンタクトブレーカーが開き始めればOKです。 



じゃあ、実際にどういう手順かと言うと 

まず、1Fより手前に、2本の縦線がありますので(車種によっては違うと思いますが) 

これより少し手前に位置させて、イグニッションキーをONにします。 

1Fに到達するまでの間は、コンデンサーに電気が蓄えられているのですが 

クランクを回していって、1Fに到達した時(コンタクトブレーカーが開いて導通が切れる) 

コンデンサーに蓄えられた電気が、逆起電力(なんか難しい説明がネットに出てます) 

とかいう作用によって、コイルへ流れるそうです。 


写真左の円筒形のものがコンデンサーで、黒い線がコンタクトブレーカーと 

繋がっており、同じ部分にオレンジの線がありますが、これがコイルへ繋がっています。 



コンデンサー端子にテスターを当ておいて、コンタクトブレーカーが開いた瞬間に針が振れる 

(電気が流れるので)ので、その時の位置が合わせマークと合っていれば 

点火時期が適正であるということになります。 

で、実際にテスターで計測している写真はないのですが(両手ふさがってます) 

適正な位置になるまで、円盤の位置を変えて、調整します。 


ちなみに、ポイントが閉じている時は 


開いている時は 


写真だとよくわからないですね。 

これを1回転ごとに繰り返しているのですから、ご苦労さまです。 


1番が基準ですから、1番を合わせたら、続いて3番、2番(順序はどちらでもいいのかな?) 

を同じように合わせていきます。 



調整が終わったら、さっそく試乗なんですが 

走り始めて少しすると、なんかブスブス言い出しました。 

こりゃ止まったら重くて帰還出来ませんから、なんとかごまかしながら戻ります。 

アクセルから手を離すと、プスン!と止まってしまいました。 

こりゃ調整失敗か~ ってことで、もう一度開けて見てみます。 

でも位置は狂ってないなあ~ 


さっきと同じように、テスターで計測してみると 

1番のコンタクトブレーカーが開いても、電気が流れません。 


いじったことを思い出しながら、あれこれ見ているうちに 

ちょっとおかしな部分を見つけました。 


この写真中央付近に、白いものがありますが 

これはコンタクトブレーカーを動かすカムに給脂しているフエルトで 

これもちょこっと外したのですが、どうも位置がおかしい・・・ 


1番のコンタクトブレーカーに近づきすぎています。 

よ~く見ると、接触ギリギリ 

更に、コンタクトブレーカーを開く方に動かすと、接触してました。 

要は、ここでショートしていたみたいです。 


フエルトを支えているステーを曲げ直して、接触しないように 

十分なクリアランスを確保しました。 


いや~ まったく別物。 

上り坂でもグイグイ引っ張ってくれます。 


去年、新品に交換した時は、同じように気持ちよく走れたのですが 

最近、ちょこっとグズっていたので、こりゃエンジンとの会話が足りませんね。 

な~んて思ったところです。 

しばらくは気持ちよく走れそうです。 


GX750 スイングアーム換装計画(走行チェック その1)

2012年08月14日 | GX750

ロングスイングアーム化してからの走行チェック その1です。

走り出す前に、真横からパチッ!

伸びたなあ~って自分でも思います。

これだけ伸びると、どうなんでしょうね?

 

走り出して、まず感じたことは、リヤの接地感が非常に増したことです。

これは、直安心感に繋がることですから、

伸ばしたことが失敗ではなかったと感じました。


ワインディングへ行く時間はないので、街乗りのみのチェックですが

特に市街地は道路のうねり有り、マンホールなどの突起物ありと

サスペンションにとって、非常に仕事量の増えるフィールドだと思います。


そして、何よりも乗り心地や、いざと言う時に制御出来るマージンを求められる

ある意味、格好のテストフィールドかもしれません。

 

そんなところを、しばらくあちこち走り回ってみましたが、

非常によく動いている感じを受けました。


元々、そんなに硬いショックではないため、初期の沈み方は、スイッと入るのですが

ある所まで沈むと、急激に沈みこみを抑止されるような感じでした。

体に感じるのは、それがモロに突き上げとして伝わってくるので

正直、全般において乗り心地がいいとは、言えないと思っていたのです。

ハイクウォリティーなショックでしたら、この辺りを上手く収束させるのでしょうけど

そんなパフォーマンスのショックではありませんので、

うねりの多いところでは、非常に不快に感じていたわけです。


今までは、ショックの反力が優って、それ以上沈まなくなる部分が

60mm伸ばしたことによる「テコの原理」の作用で、反力が強くなる速度が遅くなった

とでも言えばいいでしょうか。 要するに、じんわり収束するようになったおかげで

体に対する突き上げ感が和らいだわけです。

なので、「乗り心地がよくなった」と感じるのかなあ~などと、結論付けしています。

 

 


オフ車に乗っている方でしたらお解りと思いますが

ちょうど、オフ車に近いリヤショックの動きというか、そんな感じなんですね。

 

ところが、面白いことが起きてしまいました。

いままで、こんなもんかなあ~って思っていたフロントが

実に粗雑な動き、実はあまり動いていないんじゃないの? みたいな

そんなところが、思いっきり表面化してしまいました。


実際、イマイチ動き悪いなあ~というのは感じていたのですが

ここまで乗り味に出るか! っていうくらい、悪さを主張し始めたわけです。

もう、前後のチグハグさと言ったら、酷いもんです。

シート上の尻は、路面のうねりを感じつつも、波に乗るような感覚であるにもかかわらず

ハンドルを持つ手は、押さえ込むのに大変!(ちょっと大げさですが)

それだけ、路面状況と、その時のアクセルコントロールで

あっち向き、こっち向きみたいな感じなんですね。


早速、フロントの動きを修繕することにしました。

元々の仕様なのですが、CB750FBのインナーチューブ+ダンパー+スプリングに

GX750のアウターを組み合わせていました。

これは、単にキャリパーサポートの作りやすさから、取り付け穴の位置形状だけで

選択した組み合わせなのですが、GX750よりもCB750FBのフロント荷重が大きいのか

まあ、見た目でもCBの方が長く見えますもんね。

1Gでもさほど沈まないってことは、明らかに硬すぎるってことですね。

そんなことで、仕様を以下に変更してみました。

CB750FBのインナーチューブ

GX750のスプリング+ダンパー+アウターチューブ

ただ、GX750よりCB750FBのインナーチューブが長いので

スプリングの差(約200mm)と、イニシャル分(10mm)を補足するカラーを入れて

組立してみました。


手で沈めた感じでは、結構初期の入り方からソフトになった気がするのですが

それでもちょっと動きに渋さがあるようなところが払拭出来ません。

巷の変態猛者の方々が行われている、「フロントの変態組立」なる精密組立には

遠く及びませんが、じっくりと組み立ててみたところ

メーターギヤーの反対に入れているカラーの厚みが若干ですが足りないことが判明!

手持ちの薄いワッシャーをオイルストーンで更に研いで、0.5~0.7mm程度にしたものを

カラーに嵌めてみたところ、嘘みたいに動きが良くなりました。


さっそく試乗したところ、フロントが今まで仕事してなかったでしょ?と

問いかけたくなるくらい良く動くようになりました。

リヤの接地感増大と合わせて、今までに無い安定感です。

もちろん、最新のバイクみたいな感じではないのでしょうけど

ヤマハ流「猫足」感覚で、街中を駆け抜けることが出来ます。

ちょっと高速走行も試してみましたが、これも非常に気持ちよくなりました。


早くお山へ行きたいなあ~


GX750 スイングアーム換装計画(完成)

2012年08月04日 | GX750

今日はにわか雨があったり、湿度の高い一日でした。

先日、作り忘れたトルクロッドを、スチールパイプから作成して

スイングアーム換装計画もこれにて完了!

 

これは塗装前ですから、まだ鉄の地肌丸出しですが

このあと黒に塗りました。

 

各部を点検して、ついでにデフBOXのオイルも交換。

換装前の状態ですが、ちょっとデフギアのバックラッシュ調整が微妙だったせいか

ちょっとギアの噛み合わせがきつかったみたいです。

 

デフを装着する前に、噛み合わせのいいデフギアと交換しました。

だいぶ後輪が軽く回るようになりました。

 

早速試乗です。

まずは異音や当たりなどがないか確かめましたが大丈夫です。

そして、曲がりにくいか? といえば全然そんなことないです。

むしろ伸びたことにより、どっしりした感じがあって、非常によし!

 

特に良く感じたのは、ギャップを通過したときの突き上げ感が、かなり減少してます。

これは、最初に跨ったときに、サスの動きがよく感じたことによる効果でしょうか。

それと、ノーマルより補強されたスイングアームの剛性アップと複合して

良い感触なのか、このあたりは定かではありませんが、

いずれにしても良い方向へ振れたのは間違いないです。

 

いままで沈み初めはソフトでいいのですが、サスが沈み込んでいくと、

急に硬さを感じる部分がありました。

それが、その辺りの硬さ感が軽減されたというか、徐々に硬くなって支えてくれるような

そんな感触になったと表現しておきます。

まあ、テコの原理で考えれば、60mmも伸びたわけですから当然ですかね。

逆に、フロントの動きの悪さが露呈してしまった感じすらします。

 

ひとまずは、これで走り込んでみることにします。