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GX750 スイングアームコレクション

2012年07月02日 | GX750

久しぶりの更新です。 

やっとお目当てのパーツがゲット出来ました。 

現在のGX750なんですが、特に悪いわけでもないのですが 

写真のように、リヤサスがノーマルの320mmより30mm長いため 

垂れ角が大きくなっています。 


リヤフェンダーとの隙間も大きめです。 

もちろん乗車時は沈みますから、このままの状態で走っているわけではないのですが 

何となく目線が高い感じがあります。 

現にお山へ走りに行っても、そこそこタイヤの端まで使っているにもかかわらず 

どこ一つ接地することがありません。 

前オーナーさんが、ほとんどタイヤサイドが残るような使い方をしていても 

エキパイに接地した跡があるように、元々そんなにバンク角のある車体ではないはず 

なんですね。 

倒さないで曲がるに越したことはないのですが、どこまで倒していいのかが 

わかりづらいのです。 

そこで短いサス(純正と同じ長さ)にすればよいだけなのですが 

古い車体の全てではないと思いますが、サスの角度が直立に近いため 

突き上げが多く感じられます。 

性能のよいサスは、さすがに高価ですからちょっと手が出ませんので 

じゃあってことで、少し足を伸ばしたいなあ~と、以前からあるものを探していました。 

それがこれ。 


XJ750EⅡのスイングアーム。 

そもそもホイールを、この車種の物に換装しているため、 

スイングアームもこれにしてしまえば、リヤ周りはピッタリなわけです。 


同じXJなんで、初期型の物はどうかと入手はしていたのですが 

これがどうも微妙にあれこれ合いません。 


まず、GX750のノーマル(現在装着)ですが、ピポットからシャフトまでが390mm。 

お次にXJ750Eが、420mm。 

XJ750EⅡが、450mm。 

60mmもホイールベースが伸びちゃって大丈夫なんかいな・・・? 

なんてことは気にせず、やってみようと思います。 

で、この2つを比較してみます。 


大きなリヤデフのやつが、XJ750E用です。 

ピポットとシャフトの間隔は、EⅡ用が30mm長いのですが 

ピポットからリヤサス取り付けのブラケットまでは、 

逆にEⅡ用が、30mm短いです。 

GX750用と比べると、30mm長いみたいです。 

何だか、寸法差が全部30mmと言うのも笑ってしまいますが(計測もアバウトかも) 

こんな位置関係になっていました。 

ちょうど、現在付けているサスを、そのまま使うとすると、ちょうどいい具合に 

車高も落ちますし、副産物として、ピポット部分のブリッジが箱状になっているため 

スイングアーム自体の強度が、高そうに見えます。 



そもそもレアな車体ゆえ、なかなか見つからなかったのですが 

やっとゲット出来たので、こいつはなんとか装着にこぎつけたいなあ~ 

ついでにホイールも、そろそろ飽きてきたので換えちゃうか・・・


YAMAHA GX750 カウリング製作(その6)

2011年11月07日 | GX750

今日はメス型を作成 


メス型の材料である石膏を流すために、マスター型に土手を作ります。 

これは石膏がダラダラ下へ流れ出さないために堰き止める役目をします。 




土手を付けたら、マスター型にシリコンスプレーを少々吹き付けます。 

剥がすときに簡単に剥がせますから。 


そして石膏を水に溶いていきます。 


溶き始めから、7~9分程度(石膏によって多少の違いはあると思います)で硬化してしまうので 

その間の写真はないです。 



こんな感じで石膏を塗りたくってみました。 


使用量は、いつもと同じ2kg。 


まあ、こんなもんかなあ~と思いつつも、ちょっと少ないかなあ・・・ 

ここでケチらなければ良かったのにねえ・・・ 







石膏が乾燥(1時間くらい)したら、ホントは数日乾燥させるのがいいのでしょうが 

触った感じで大丈夫そうだったので、剥がすことにします。 




いい感じに転写されます。 







よいしょ!っとばかりに、マスター型を抜き取ろうとしたとき・・・ 



↑  片付け後 


中央から粉砕してしまいました(悲) 



前回作ったものより大型になった分、中心(ライト周り)の強度が足りなかったようで 


放射状に亀裂が入って崩れてしまったのですね。 


こうなったらあきらめるしかないので、また仕切りなおしですね。 





といっても、風圧が我慢出来ないので、とりあえず暫定運用 



すごい付け方だし、色も塗ってないです。 


でも、これだけでも、すごい楽チン! 

いや~ これは、ちゃんとしたのが出来上がったら、外せませんなあ~ 


ついでにこんなのも付けてみました。 


アクセル開けるのが楽ですね。 




今回は悲しい失敗日記になってしまいましたが、気を取り直して、削りますか~


YAMAHA GX750 カウリング製作(その5)

2011年10月25日 | GX750

マスター型の製作最終回 

スクリーンの取り付けをやり直し、ライト周りのリップを修正しました。 




なんか買ってきた紙粘土が、カチカチにならなくて、ちょっとだけ不安ですが 

ペーパー掛けすると削れるので、よしとしましょう。 

補強のために入れていた円盤は、既に切り取ってあります。 



最後にナックルガード 


これは形状をあれこれ思案したのですが 

やはり角々していないほうがよさそうなので 

ボール紙より切り出しました。 



このボール紙ですが、縦横で曲げやすい方向と 

曲げにくい方向があります。 


なので、切り出すときは、どの方向に丸めるかを考えて切り出さないと 

曲げたときにシワが出来やすくなってしまうので注意が必要です。 



この形状は、いろいろイメージしながらフリーハンドで切りますが 

まあ、なかなか1発では上手く切り出せないですね(笑) 


何枚か切ったり、修正したりで、いい感じになったわけです。 

当然ながら、左右対象なので、1枚切り出したら、それを元に 

反対側を切り出します。 


装着した時に、左右で隙間が極端に違っている 


なんて場合は、マスター型自体の歪があるということですから 

ある程度、修正しなくてはいけません。 


装着したら、これからメス型に使う石膏の水分に耐えるよう 

養生テープを貼ります。 



石膏で型取りすれば、テープの継ぎ目とかシワも転写されてしまいますが 

今回の手法では、メス型の内側をきれいに整形する予定なので 

さほど気にせず、とにかく水分でボール紙がヘナヘナにならないように 

しっかり目止めします。 



貼り終えて、ようやくカウリングの外形がハッキリしました。 

自分では割といい感じの形になったかなあ~って思ってますが 

いかがでしょうか? 


次回はメス型作りになります。


YAMAHA GX750 カウリング製作(その4)

2011年10月22日 | GX750

メス型を取る前に、マスター型の調整です。 

その前に、ハンドル換えちゃいました。 

ノーマルがいいとか言っておきながら、低くしちゃって・・・ 


エリセオの部品探しをしてる時に、隣のお兄ちゃんのガレージで 

ゴミ箱(部品などの)をかき回していたら 

このハンドルが入ってるじゃないですか。 

「いらないの?」って聞いたら、「もう使わないから」ってことで 

早速装着してみました。 

やっぱり、操作はちょっと重くなりましたが、やや前傾姿勢になるため 

体は楽な気がします。(近所流しただけなんで・・・) 

ハンドル2本分は低くなりました。 

やっぱり、カウル付けるにも、もうちょっと見栄えを! ってことで。 

しばらくは、コレでいこうと思います。 




カウリングの続き 

ライトの入る部分が、どうもしっくりきません。 

というのも、230mmの穴をくり抜いたのはいいのですが 

奥へいくほど広く削ってしまったのですね。 

何がいけないのかって言うと 

メス型を取った時に、奥が広いわけですから、そこにFRPを貼っていくと 

型を壊さないと抜けないわけです。 

一応、破壊しないで抜いてみようかなって思ってますので 

そこを修正しました。 



まずはライトが余裕で入るための枠の基準となる円盤を 

ダンボールから切り出します。 


円を描く方法は、針金とマジックで作った簡易コンパスで描きました。 




2枚切り出して、これに薄いスチロールを巻いていきます。 


接着はホットボンドです。 



直径250mmの、スポンジケーキみたいな物を作りました。 





何故こんな物を作るかって言うと 

これをカウリングのマスター型にはめ込んで 

ライト穴を、なるべくきれいな円にしたいためです。 

スチロールを手で削っても、どうしたってそんなにきれいな円で 

くり抜くのは容易ではありません。 


作った物体を、マスター型にはめ込みました。 


マスター型との境目は、紙粘土でスムージングしています。 

水をつけながら、手で何度も擦って整えていきます。 

陶芸やってるみたいな感じですね。 

裏側も紙粘土で固定しています。 


完全に乾燥したら、ダンボールで作った円盤をくり抜いて 

サンドペーパーで整えれば、ライトの入る部分が 

頑丈にきれいに出来上がると考えたわけです。


マスター型を作る前の、粘土細工も結構面白いものですね。

ただ、1日置いてもまだ乾きませんが・・・


YAMAHA GX750 カウリング製作(その3)

2011年10月14日 | GX750

昨日の状態から、更に削り込みをしていきます。 


まずは、スクリーンを取り付けた状態で、前面中心に縦線を入れます。 

左右の基準線ですね。 




ライトの入る穴を開けるのですが、車体に乗せてみて位置決めをします。 




まだまだ大きいです。 

スクリーンの後端がハンドルと干渉しないように高さを決めます。 

今回のカウルは、正面中心のスクリーンとの境界から50mmの位置が 

ライト穴の上限になりました。マーキングします。 







ライトリムの直径は230mmです。 

なので、マーキングした位置から、半径の115mmに位置する中心線上の点が 

ライト穴の中心になるわけですね。 




ここを中心とした半径115mmの円を描きます。 

太い配線に竹串とマジックペンを巻きつけたコンパスで描いていきます。 


荷留のゴムに沿って、曲面に線を描きます。 


この基準線上を削ったりするわけではないのですが、中心に集まる線を引いておいて 

それに沿った形で削ったりすると、きれいな放射状の造形になるのが、その理由です。 




ここは好みの問題ですが、下側が間延びしている感じがしたので 

積み上げたスチロールを、一段切り取りました。 




あとは、ケガいたライト穴の線に沿って、ノコでゴリゴリくりぬいていきます。 



ブラシやヤスリで調整しながら、ライトにはめ込んでみました。 



乗車位置から見てみると、ものすごいプロテクションかも?って思える大きさですね。 



ヨーロッパには、こんな感じのカスタムが結構ありますね。 


ノーマルハンドルなので、どうしてもカウルが縦に大きくなりますが 


結構、このノーマルハンドル気に入っているので、これに合わせました。 




お次はナックルガードです。 




まずはボール紙で、片側を作ってみました。 


これを一旦外して、同じものを切り抜きます。 



左右装着して 



と、まあ付けてみましたが、角がないラウンドタイプの方が、このバイクには似合うような・・・ 


この辺りは、いろいろ作って検討してみます。 





市販品にない形として、このライト周りのサイドビューでしょうか。 




ホントは、Ducati 900SS Desmo の、ライトリムが飛び出たイメージが好きなのですが 

今回使うスクリーンの大きさからして、ちょっと無理があるようなので 

まったく逆の感じにしてみました。 



次回は、マスター型の最終整形になります