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GX750 年跨ぎ

2014年01月02日 | GX750

新年明けましておめでとうございます。

本年もつない不定期投稿ですが宜しくお願いいたします。

昨年は電気系のリファインにトライしました。

旧車の場合、どうしても電気にかかわる部分に弱さを抱えているケースは

非常に多いと思います。

自分の場合は、高度ではありませんが、手ごろにそこそこ効果の見られる方法

ということで、セミトラ化とコイル電源供給の強化を行ったわけです。

改めて写真を見直してみて、なんだか途中の写真がなかったり

どんなことやったのかが、イマイチ不鮮明だった気がするので

元旦もさほどテレビには興味を持たず、こそこそガレージインしておりました。

簡単な図解ですが、以下のようなことを施しました。

ちょっと大きめだったので、クリックすると拡大するように載せました。

端的に言えば、ノーマル配線の劣化などが、電気の弱さの根源だった

ということでしょうか。

年末に施した、「コイル電源供給のリレー化」については

これはもしかしたら、一番効果があったかもしれません。

さっそく初乗りもしましたが、すこぶる好調です。

今年も、あちこち配線のリフレッシュをしないとダメかもしれません。

まあ、考え方によっては、やることがあるというのは

まだまだ楽しめるということかもしれませんね。

 


GX750 本年最後の手入れ

2013年12月31日 | GX750

今日は大晦日だし、気温も割りと高めで、チョイ乗りにはこの時期絶好でした。

今年最後の手入れとして、先日製作したセミトラ化の最終仕上げを行いました。

 

調子は非常に良くなったものの

良くなると欲が出てくるわけで、プラグの火の飛び具合を見たりすると

もっと強くてもいいんじゃないの? みたいな。

まずはセミトラBOXへ来ている配線の電圧を計測です。

それが、てっきり12vあるものと思っていたのですが・・・

バッテリー → ヒューズ → メインキー → キルスイッチ

セミトラBOXへ来るまでに、これだけ経由しているわけで

結果から言いますと、12vをしっかり割っていました。

配線劣化などで、しっかり電圧降下していたわけです。

 

こんな話を、先日バイク仲間の忘年会で話したところ

いつもご一緒する先輩から「リレー使っちゃえばいいじゃん」

まあこんなお話を頂きまして、実にその通りなんですが

何故か気が付かなかったんですね。

 

そうなれば考えるよりやってみよう!ということで

さっそくリレーを購入。

いつものやつです。

お値段も安いし、特に作動不良することもないので迷わず購入。

 

車体に取り付けて

 

しかし、意外なことに取り付ける場所ってないもので

あまり長く線も引きたくないし

とりあえずコイルの横に落ち着きました。

 

あとは接続用の配線をあれこれ作って装着

 

いざ、試運転に!

まず、冷えている状態からセルをちょんと押すと

あっけなくエンジンが掛かりました。

普通は当たり前のことかもしれませんが

これが冷えているとキックの方が良かったりして。

しばらく暖気運転しましたが、あきらかにアイドルの音が変わっています。

 

一度エンジンを止めて、プラグの状態を見ました。

焼け具合ではなく、火の飛び具合を観察です。

もう、明らかにバチバチと、今までに無いような飛び方しています。

しっかりと電源供給が行われているためですね。

 

走り出すと、もう低速からセミトラ装着した時より、

更にトルクのモリモリ感が増しています。

アクセルをパッと開けた時のツキも格段に良くなっています。

十分暖まったところで、一度エンジンを止めて再始動してみます。

セミトラ装着時も十分始動性は良くなっていましたが

更にセルボタンを押す時間が短くて済むようになりました。

 

これが良い状態なんですねえ。

まったく大晦日に何やってるんだか。

まあ、走り納めということで、良い形で一年を終われたかなと思っています。

 

こんなつたないブログですが、読んでいただきご意見いただいたり

情報発信したことによる、自己への収穫もたくさんです。

本当に感謝です。

来年もよろしく宜しくお願いいたします。

もう少し計画性をもって、何かをしないとダメですね。

 

良いお年をお迎えください。


GX750 セミトラ製作(完成⇒装着⇒試走)

2013年11月07日 | GX750

ついに完成しました。

ってほどの事でもないのですが、電子工作なんて滅多にしないので

自分としては、何となく力作?

 

本当は、まずセミトラ装着のみからテストするべきなのでしょうが

来週、今年最後のお山へ行こうと予定しているので、全体的なリフレッシュも兼ねて

ポイント周りの配線リフレッシュも、同時に行うことにしました。

 

まずポイント周りですが・・・

こんなになってまして、当然ながら結構熱の溜まる場所でもあります。

そこにむき出しの配線ですから、熱による劣化も起こってるわけです。

手で触っても、コードが固くなってますから、抵抗もかなりあるんだろうと推測出来ます。

この熱から配線を少しでも保護したいのですが

先日コメントを頂きました高速有鉛さんも仰っていたように

配線にも保護を被せた方がいいと思い、ポイントへの配線にシリコンチューブを被せました。

リード線もスケア数の高いものに換えています。(2sqだったかな)

こんな感じで装着です。

だいぶ保護されることを祈って、カバーを閉じました。

 

 

そしてセミトラ本体はというと、シート下にピッタリ収まるスペースがあるので

そこへ嵌め込むように設置します。

あとは、コイルからの線も固くなっていたので、これも引き直しです。

電源端子は、もちろんメインスイッチ経由でないといけないので

フューズBOXのメイン配線を分岐させてやりました。

しかし、ここで計測してみると、バッテリー⇒メインキー⇒フューズと

電源を取る場所をバッテリーから最短の位置にしたにも拘わらず

電圧が12vに達していませんでした。

こりゃ、メインハーネス引き直しなのか・・・

まあ、そこは今回目をつぶって、装着完了!

 

 

早速エンジンを掛けてみましょう。

 

キュルル・・・・

反応ないです(悲)

プラグを見ると、まったく火が飛んでいません。

とりあえずセミトラの箱を開けて、回路の確認です。

 

 

地味な作業が続いたせいか、結線を間違えていました。(汗)

 

 

今度はどうか

キュルル ブルン ブルン ブルン・・・

あっけなく始動しました。

しかもノンチョーク。

ちょっと今まででは有り得ない始動です。

そのまま900回転くらいをキープして安定しています。

音もだいぶ力強い感じがします。

気持ちのせいではなく、車庫内だと反響するので、ちょっとの違いがよくわかります。

 

しばらく放置しましたが、まったくとまる気配はありません。

暖気後に走ってみました。

 

まず一言

これ絶対いい!

 

パワーアップしたとかいう感じではないですが、とにかく3000回転くらいまでの

トルク感は確実にアップしています。

5速に入れっぱなしで、1500回転くらいから、パッとアクセル開けても

街中ではまったくシフトダウンの必要がくらい軽く加速する感じです。

気持ちいい~

 

10kmほど走行した感想として。

 1.始動性は格段に向上。セルのちょん押しで掛かるようになった。

 2.低速から中速にかけてのトルク感は確実に太くなった。

 3.ガスが濃い目のせいか、アイドリング時のガス臭ささがなくなった。

 4.全域で振動が激減した。(これはちょっと副産物的で驚き)

 5.暖まってからの再始動がやや困難だったが、あっさり掛かるようになった。

 6.電気式タコメーターの針が安定した。

 

面白い結果が出ました。

どれもよく考えれば当たり前なのかもしれませんが

特に1番は嬉しいです。

驚いたのは4番。ホントうそみたいに振動が減りました。

 

完全に火が弱かった証明になりますね。

 

走行後に、セミトラユニットの熱をチェックしてみましたが

手で触っても、ほんのり温かい程度で、熱いとか感じるような温度上昇は

まったくありませんでした。

 

ちなみに、ユニット故障の際には、すぐにノーマルに戻せるような配線にしていますが

配線の引き直し効果も体感することが出来ました。

セミトラ無しでも確実に良くなっていました。

とにかくカプラーは緑青だらけだし、酷い状態の中を電気は流れていたのですねえ。

明らかに電気の供給が増えたのは言うまでもなく感じられました。

メインハーネス引き直したら、もっといいんだろうなあ~

しばらく様子見で走ってみようと思います。

 

GX750 セミトラ製作(その4)

2013年11月04日 | GX750

単純な回路を作るのに、4回も引っ張ってしまいました。

今日はさっさと完成させてと行きたかったのでが

クッチョロのディスク板交換があったので後回しでした。

 

で、内部配線は一気に片付けてしまったので、途中経過はありません。

最終的にこんな回路になりました。

 

もう、電子工作をする方が見たら、何でこんな太い配線引いてるの?って

言われてしまいそうです。

とりあえず市販のケースには、なんとか収まったので一安心。

アルミ地の蓋をすればこの通り、何となくブラックボックスっぽくなりました。

 

リード線は裏側から引き出しています。

 

一番手前の赤い線は、プラス接続

 

残りは2本セットで、ポイントとコイルへそれぞれ繋ぎます。

なので、この接続をギボシかカプラーで繋ぎ、ノーマル配線も同じ接続方式にすれば

いざセミトラが壊れた時、配線の繋ぎ替えだけでノーマルに戻せるようになります。

形だけですが、各配線に番号を付けてみました。

電子部品屋さんへ行くと、まあ色んなものがありますね。

 

製作編はこれにて終了として、次回は装着⇒試走となります。

どれだけ変わるのか、ちょっとワクワクです。

変わらなかった時は、お遊びということで!

 

まあ、コイツを装着する前に、ノーマルの点火系配線を引き直さないと。


GX750 セミトラ製作(その3)

2013年11月02日 | GX750

秋の夜長工作は続いております。

今日はトランジスタの固定と基盤への結線を行いました。

まずはトランジスタの取り付け位置です。

側面に取り付けることにしました。そのための穴あけをします。

合計6ヶのトランジスタを使用しますので、片側側面に3つ穴を開けました。

側面にした理由ですが、まず底面に取り付けようとした場合

どうしてもトランジスタ同士が接近した位置になってしまいます。

スペース的な制約からこれは仕方ありません。

しかし、トランジスタ同士が接近するということは、少ない範囲のケース面に

放熱をさせるということになり、当然ながら放熱効果も落ちるわけです。

出来るだけ均等な面積に対して放熱させるためには、側面配置しかないわけで

このようなレイアウトとしました。

 

そして、トランジスタを取り付ける前に、リード線の取り出し穴を開けなくてなりません。

あれこれ考えましたが、片側に寄せて出すことにします。

リード線を保護するために、ゴムのグロメットを入れます。

グロメットって、こんなゴムのブッシュです。

外周上に溝が切ってあり、ケースの切り口にそこがハマるようになって

金属面にリード線が当たらなくなります。

 

3つの穴にグロメットを装着しました。

 

さて、いよいよトランジスタを固定するのですが、放熱効果を高めるために

接着面にシリコングリスを塗布します。

電子部品屋さんで売っていますが、結構高かったりします。

まあ、そんなに頻繁に使うわけでもないので、グレードの良い物にしました。

 

ビスでトランジスタを固定して基盤にリード線を結線します。

 

どうせ蓋をしてしまうのですが、ちょっと配線には拘ってみました。

トランジスタはこんな感じでしっかり固定されました。

 

 

これらを3つ繰り返して、リード線と基盤をハンダ付けします。

 

3つ並んで、同じように配線すると、何だか複雑っぽい感じになってきました。

実際にはすごくシンプルな回路なんですけど。

これは、元の設計者が上手く作られたおかげですね。

 

後はトランジスタに抵抗とダイオードを繋いで

外部への配線引きをすれば完成です。

 

次回に続く