

5月の限定ツムツム(トニー・スタークとソー)が結局出なかったため、ツムツムから離れつつあるピロEKです

…まぁ無課金の私が離れたからといって痛くもかゆくもないとは思いますが

以下は映画鑑賞記録です

これも、棚卸しではないけど「ディズニー映画一挙アップ」の一環です。
(当ブログでの棚卸の定義は、前年までに鑑賞した映画をアップする場合)
せっかく最近鑑賞したので、時期を逸しないうちにアップいたします

「シュガー・ラッシュ:オンライン」🎮
監督 :リッチ・ムーア、フィル・ジョンストン
出演(声):ジョン・C・ライリー、サラ・シルバーマン、ガル・ガドット
(日本語吹き替えでは、山寺宏一、諸星すみれ、菜々緒)
制作年:2018年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸
原題 :Ralph Breaks the Internet
3DCGアニメーション作品

TSUTAYA DISCASから「スカイライン-奪還-」と一緒に届いた1本。
2019年5月23日(木曜日)の夜に半分、25日(土曜日)の昼頃に残り半分を鑑賞しました(ブルーレイ)。
概要
2012年に公開された「シュガー・ラッシュ」の続編。
前作から6年後、ヴァネロペ(声:サラ・シルバーマン、日本語吹替:諸星すみれ)が、レースゲーム「シュガー・ラッシュ」の同じコースに飽きていることを知ったラルフ(声:ジョン・C・ライリー、日本語吹替:山寺宏一)は、新しいコースを作るが、プレイヤーを無視してヴァネロペが走り続けたことから、ゲーム筐体のハンドルが故障、「シュガー・ラッシュ」のメーカーが廃業していることから修理も叶わず、筐体は廃棄されることになる。インターネット世界にあるイーベイにハンドルが売っていることを知った、ラルフたちは、ハンドルを手に入れるため、インターネット世界に足を踏み入れる。早速オークションサイトでハンドルを見つけたラルフたちは、オークションの仕組みを理解せず、27,001ドルという高額で落札する。お金を手に入れるため、ポップアップ広告主のJP・スパムリー(声:ビル・ヘイダー、日本語吹替:上田燿司)に紹介された、ゲームアイテム換金サイトで、高額取引されているレースゲーム「スローターレース」のシャンク(声:ガル・ガドット

感想
楽しい映画だった


大人でも子供でも楽しめる映画

子供視点だとほのぼの笑えるネタで、
ものを知っている大人だと、その奥にあるちょっとした斜め目線(悪意とまでは言わない)に気がついて、もっと楽しいという巧みなつくりの映画

途中、ディズニーが権利を持っている「ピクサー」、「マーベル・シネマティック・ユニバース」、「スター・ウォーズ」、でもちろんディズニーのコンテンツネタが満載


私は日本語吹き替え版で観たけど、そのほとんどがオリジナルキャストという豪華さも

バズ・ライトイヤー=所ジョージ、グルートはエンドロールで遠藤憲一と書いてた。
まぁこの二人の場合、コンテンツ流用かもだけど


ディズニープリンセスは、この映画でのセリフがあったから新録だと思うのだけど、
アナ=神田沙也加、エルサ=松たか子❄️、
ラプンツェル=中川翔子💇♀️、
メリダ=大島優子🏹 等々が参加。
…普段は、安易な芸能人起用に多少は憤りを感じる日本語吹き替えですが


(うっかりオラフとか参加させていなくて幸い。出てきていたらコンテンツ一時凍結に巻き込まれる所


原語版のプリンセスも、極力オリジナルキャストだったみたいですね。
(このオリジナルキャスト云々の話での蛇足:まぁ前述のオラフネタで否定したように、これは実現するわけはないのだけど…「ストリートファイター2」のケンと、「アラジン」のアラジンが出てきて、羽賀研二 夢の2キャラ共演…とか、あったら面白かったな

満を持して登場のディズニープリンセス軍団は、各々の自虐とも思えるネタの数々が楽しく


1.アリエル🧜♀️のなんでもないことにいちいちオーバーに反応する気狂いじみている部分

2.服はネズミ🐀に作らせる。
3.メリダ🏹が意味不明なセリフを言って「私たちにもわからない」「あの子だけ違うスタジオなのよ」という、イジメじゃないの


4.水を覗き込んだらスポットライトが当たって歌い出すというアドバイス

(その後、この事象が実際、今回のヒロイン、ヴァネロペにも起こるという悪ノリ

まぁ、このあたりは「魔法にかけられて」あたりでも行われたネタですが、まぁこういうのは楽しい

この映画の良さは、ここまで書いたような、単なるネタや奇抜な表現の羅列だけではなく、シッカリしたつくりの世界観やストーリーにもあって、
まずは、インターネット世界の描写🖥
その映像の楽しさもさることながら、
大手サイトが大きなビルだったり、
利用者の無表情なアバター。
通販サイトや画像サイトの表現。
インターネットが利用中にダウンする理由は、そうだったんだ


ネットゲームに古いゲームのキャラが登場したりする理由もこういうことだったんだ(違います

ウィルスの表現とか、
あの検索の人が、予測で先に色々言っちゃうところとか

…等々の表現が、実にらしくて、ナイスな描写

JP・スパムリーが、他のスパムと比較して、柔らかい内容の広告出してて、そんなに悪人じゃないみたいな表現も面白い

ネット世界の描き方としては、その(ディズニーが持っている)コンテンツの豪華さも手伝って「レディ・プレイヤー1」より、らしく仕上がっていると思いました。
「レディ・プレイヤー1」ではディズニー系のものが皆無だったの違和感で、リアリティ欠いてて残念だったもんね

前作は正直「トイ・ストーリー」の亜流であり、割と閉じた世界の勝手なお話、という印象でしかなかったこのシリーズを、今作は世界を広げることで深みがあるものに上げた感じ

今作でこの映画のアイデンティティが確立したようにも思えるもの

大筋は、
世界の広さを知ったヴァネロペが、ラルフとの友情も気にかけながら、この別世界で生きていきたいと思って、それを知ったラルフが出来心で良くない手段に訴え、そのことで仲違い、仲違いを理由に世界が危機に。
…と、良くできた展開。
で、最後の方で出てくるラルフウィルスの描写(難しそうなCG)と、ストーリーをうまく絡めて、観せたい映像とストーリーがマッチする職人芸。
このウィルス駆除は、検索の人曰く、
1.一つ一つのウィルスにセラピーを行う(現実的ではない)
2.ウイルス駆除エリアに誘い込んで駆除
で、2が失敗して、結局1が上手くいくという、伏線回収型で上手い。
ここで感動のラストにそのまま向かっても良いものを、前述したディズニープリンセス軍団が美味しいところを持っていくという、ディズニーの恐ろしさも訴えている映画でもありました。
ディズニープリンセス軍団が活躍中、
…ラプンツェルの貴重な髪をそんな事に
…そこで、毒林檎🍎必要



…カエル🐸とキスしたらカエル🐸になるんやなかったんか

等々、思い思いのツッコミができるつくりになっております

演出的には
これは前作からなのだろうけど、各キャラが立っていて、キッチリ描かれていて共感。
(ザンギエフとか、ソニックとかの脇役を除けば、そのキャラがどういう人なのかキッチリ描かれている)
ラルフは、少し足りない、人に依存するタイプで、今回それを克服。
ヴァネロペは、単純に女の子ではなく、ああいうキャラ=多分性別とかは無いんだろう…なのに、仕草をとても可愛らしく描けていて「スローター・レース」のシャッターから入っていくときに手を振りながら見えなくなるまでずっとラルフを見てくるシーンは萌えるところ。“萌え”という表現が大嫌いな私が使うのだから本物。
等々。
少しだけ、悪いところも書いておきます

…菜々緒な。
前述したように、芸能人の声優起用は今回のように数年後に功をそうする場合もあるし、菜々緒自体もそこまでアフレコ下手だった訳ではない

ミュージカル部分の歌が下手すぎる。
(今回、二回見たのだけど二回とも日本語で鑑賞、これ以上の時間がなくガル・ガドット


ということで点数は5点(5点満点中)
他には、
ゲームセンターの人がインターネットにつなげるパソコン、多分旧式のiMacだけど、この映画は、どの時代の話なのだろう

エンディングの1曲め、割と好き

(イマジン・ドラゴンズの「Zero」)
パンケーキ🥞はウサギちゃん🐰
ミルクシェーキ🥛はニャンコちゃん🐱
というゲームに至る、オマケムービー

…本当は、ここだけで記事にできるほど面白いオマケ、というかこの映画で一番好きなシーンはココ


あの小さい女の子「モーちゃん(ネットで調べたら彼女はモアナらしい)」曰く、
「予告編にあったシーンが無かったのが、とっても悲しいの

という、実に深刻な訴えをしたあと


ゲームにラルフとヴァネロペが乱入。
この後、ウサギちゃんに酷い状況が起こり(見えないけど

モーちゃんの恐怖の表情で終わる。
…怖いオマケです


その後は「アナと雪の女王2」の予告と思わせてからの、リック・アストリーの「Never Gonna Give You Up」のパロディというか、完コピ。
…バカにしすぎていて面白いオマケ


まぁ、全般的に教育によろしく無いアニメな気がしてきましたコレ


(当ブログ内の関連記事)
2018年08月14日 【映画】シュガー・ラッシュ(映画鑑賞記録棚卸8)
では、このあたりで

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