今日の大島は北風ビュービューで海は荒海、普段なら船や飛行機が出るとか出ないとか、つばき祭りがどうのこうのとか、そんな事で盛り上がっている職場だけど、いつもと違う話題で持ち切りだった。いよいよ明日、三宅島の全島避難が解除されるからだ・・・
避難解除といっても、火山ガス濃度が高い地域は相変わらず立ち入り禁止だ。100Kmほど離れた大島でも、晴れた日には雄山の噴煙がよく見えるし、三宅島の方から南風が吹くと、だいぶ強く温泉みたいな匂いがする。それでも、特別な許可が無くても、いつでも島に帰れるというのは、ホントに待ちに待って待って待って・・・。島に移住してきて思うようになったけど、島で産まれて育った人が島を離れるというのは、島生活1年未満のちぴらの様子(ぴらにあを含めて)を見ていても、本当に辛いと事だと思う。新聞の記事で、三宅島のお年寄りが「アシタバとトコブシが食べたい・・・」と言いながら亡くなったという話を読んだけど、涙が出そうになった。
三宅島に帰る人たちも、しばらくは辛い生活が続くと思う。それでもやっぱり、自分の故郷での生活に戻る。竹芝桟橋を今晩22:00に出航するさるびあ丸、今晩も波風が強い伊豆諸島だけど、明朝無事に三宅島に入港できますように・・・