いよいよ大型二種免許取得への道の最終段階が始まった。バスの運転そのものは大島の教習所で教えてもらったけど、それだけではダメらしい。なんといっても最大の難関は、路上の実技試験だと教習所の先生はいう。それで、実際の試験と同じコースをバスで走る。いつも試験で使うコースは3つあって、1コースが約7Kmだ。交通法規に従って、流れに乗って走れるようになるまで、3つのコースをひたすらバスで走る走る・・・
大島での教習では、「停止時のブレーキは、お客さんの事を考えて踏むように!」とさんざん言われたので、「どうだ、これなら文句無いだろう!」とばかり、静かに止まってみせる。我ながら、スムーズなブレーキングで納得した。しかし東京の先生、「これでは、断続(ポンピング)ブレーキの不確実を取られますよ!」と言う。「私がやってみますから・・・」といって運転を代わり、50Km制限の幹線道路で見本をやってくれた。グーッ!、グッ!、グッ!・・・、もう、すごいブレーキだ。「実際にバスでこれやったら、車酔いの人が続出で、会社にクレーム来ませんか?」と聞いたら、「そうなんですけど、二種の試験で検定官が求めるのは、このブレーキなんですよ」と言う。う~ん、なんともABSのご時世に現実離れしたブレーキングだけど、先生の言うことは聞いておこう。とは言っても、なかなかそんなメチャクチャなブレーキ、ぴらにあなかなか踏めない・・・。一日まるまる練習して、やっとわざとらしいポンピングブレーキをマスターしたけど、またまたぎぼぢわるい・・・