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お箸の国を救済する「箸蔵寺」~その2~

2011年04月15日 | 徳島の古刹・史跡

弘法大師によって開かれ、1200年近い歴史を持つ古刹「箸蔵寺」を訪ねました。
4月10日(日)、山上の境内には春の陽光があふれ、
徳島県西部屈指の桜並木が桜花を咲き誇らせていました。

納経所や宿泊施設のある本坊から林道をたどり、
あるいは本坊に隣接する護摩殿の脇から延びる石段を登った先に、
いよいよ箸蔵寺の本殿が控えています。

建物は国の重要文化財に指定され、本尊には、弘法大師手彫りの
金毘羅大権現が祀(まつ)られていると言われています。

「言われている」というのは、当寺のHPの解説によれば、
「開山以来、歴代住職すらその姿を見たことがない」、
いわゆる秘仏となっているためなのです。

見られないとなれば、いっそうお会いしたくなるのは
ピジョンズ・パークだけでしょうか。

いつか、ご開帳の恩恵に賜れる日を期待しつつ、手を合わせていました。

ところで、本尊に金毘羅大権現を祀る箸蔵寺は、
「こんぴらさん」の愛称で親しまれる金刀比羅宮(ことひらぐう・香川県琴平町)の
奥の院的なポジションにある神仏習合の寺です。

そんな当寺の境内で、花見散策を楽しんでいたピジョンズ・パークは、
北側山中へ延びる細い山道入口に「遍路道・はしくら街道」と書かれた看板を
見つけてしまったのです。

昼前の陽は高く、その誘いを断る理由を思いつくこともできず
足は自然と山中へ…。

というわけで、次回は、箸蔵寺から香川県のJR財田駅まで
一直線に北上する「はしくら街道」をご紹介します。

まずは、桜花咲く古刹「箸蔵寺」本殿周辺をいっしょに見学しましょう。

※東祖谷在住のピジョンズ・パーク情報員・小椋義勝さんから、桜情報が届きました。
末尾おまけコーナーで紹介していますので、こちらもどうぞお楽しみください。


▲本坊を覆うように、桜花が咲き乱れていた


▲箸蔵寺は、金刀比羅宮の奥の院とも言われる


▲本殿に向かう途中、黄色い花が咲いていた。クロモジの花だろう


▲古刹「箸蔵寺」本殿は国指定重要文化財。金毘羅大権現の像が祀られている


▲護摩殿脇から本殿へ続く石段。人は多くやってくるが、とても静かだった


▲一つひとつのあつらえに、古来の技が生きている


▲大天狗。修験の道場であることが分かる


▲小天狗(鴉天狗)。登ってくる途中の、鞘橋脇には大天狗、小天狗の石像があった


▲境内は桜花で華やいでいた


▲境内を花見散策していて見つけた道標。誘いを断る理由は、一つも無かった


-----おまけコーナー・各地の情報-----


徳島県三好市東祖谷在住のピジョンズ・パーク情報員・小椋義勝さんから
桜花の便りが届きました。

「楽しみにしていた久保の大宮の桜が咲き始めました。
場所は、東祖谷久保地区・四国交通の車庫近くに、
毘沙門堂入り口の看板が有り、そこから延びる農道を1~2分のところ。
樹高は20~30m、幹周りは3m60cm。
東祖谷に、これだけの桜の木がある事はあまり知られていません。
正に知られざる桜(たぶんエドヒガン桜)です」(小椋さん)とのこと。

小椋さん、貴重な情報をありがとうございます。
というわけで、さっそく東祖谷久保大宮の桜をお楽しみください。


▲枝を大きく広げた一本桜


▲つぼみも多く、秘境・東祖谷の桜は、これからが見頃か


▲遠目にも、立派な桜の木であることが分かる

This program is presented by pigeons-park.


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