人と人が出会う場所『黒瀧寺まつり』

徳島県那賀町（木沢地区）に建立されている
名刹『黒瀧寺』。
四国88ヶ所霊場第21番札所太龍寺の奥の院として、
古くから山岳修験の道場として信仰されてきました。

標高およそ700mという当寺の境内を舞台に、
8月17日（月）、黒瀧寺まつりが開催されました。

午後7時の福もち投げを皮切りに、
柴燈大護摩、吹き筒煙火、打ち上げ花火、
そして黒瀧寺踊りが続き、緑濃い山寺は、
そこに集った人々の笑顔で
夜の更けるまで賑やかに彩られていました。

当夜、まつりの世話役さんから面白い話をうかがいました。

「このまつりは古くから続いとるんじゃけど、
別名を“ぼぼいち”と言ってな、
若い男女の出会いの場だったんよ。
今はここまで車であがってこれるけど、
昔はみんな頑張って歩いて登ったんじゃ」

そして、便利になって来やすくなったのと反対に、
ここに集う人は少なくなったと言う世話役さん。

若い男女といわず、人と人、地域と都会の接点として
黒瀧寺まつりが受け継がれていくことを
ピジョンズ・パークは願うのです。


▲もち投げ前の挨拶に立つ和尚さん（手前）。坂口町長さんの顔も（奥）


▲不思議と誰もが熱くなる、笑顔になる、もち投げ


▲厳かに天を焦がす柴燈大護摩（さいとうおおごま）の火


▲標高約700mに建立された古刹の境内を彩る打ち上げ花火


▲地域の有志によるお手製『吹き筒煙火』


▲松明を頼りに、夜の更けるまで踊る『黒瀧寺まつり』

This program is presented by PIGEONS-PARK.