乃琶の独り言

ピアノを勉強している管理人(現在術後療養中)が、日々で想うこと、練習やレッスン、聴いた曲の感想などを徒然に書いています。

中村紘子さん

2005年10月27日 15時47分53秒 | ピアノ・音楽




急に寒くなった気候のせいかしら?
ここ数日、また腰の調子が悪くて、私としては何ともイラつく日々なのですが。

今日のNHKスタジオパークのゲストは、中村紘子さんでした。
アメリカ大リーグワールドシリーズの中継で10分遅れで始まったのですが(遅れても始まって良かった(^^ゞ)
先日までショパンコンクールの副審査委員長を務められて
帰国なさったばかりだと言うのに、全く疲れを見せず、
そしてまた帰国早々に国内でリサイタルツアーを行っていらっしゃるとか・・・。
すごいっ・・・^_^;

演奏は最初にショパンの別れのワルツと軍隊ポロネーズを弾いてくださいました。
力強く、ポロネーズを締めくくって
トークの開始になると、いつものように優雅な口調と物腰に。
またまた楽しいお話をたくさんしてくださいました。

中村紘子さんは、私にとってはもう憧れまくった人で、
小さいとき自分で初めて買ったクラシックレコードの人であり、
感動した私は
それを機に中村さんのレコードを全部買い集め、ことあるごとに演奏会にも足を運ぶようになりました。
取っ付きにくそうな作曲家も、難しそうだと思う曲でも
中村さんが弾いているなら、と聴いているうちに好きになったりと、
中村さんのおかげでたくさんのピアノ曲に接することが出できました。

そういえば、私が高二の冬でピアノやめた頃、
札響の定期演奏会で、プロコフィエフの2番ピアノコンチェルトを披露してくださったのも中村さんでした。
東京で一人暮らしを始めて、初めてサントリーホールに行ったときのソリストも
とうとう東京を離れると言うときに行ったオーチャードホールも
札幌に帰り、初めてKitaraへ行ったときも
全部、全部、中村紘子さんがお目当てだったのです。

わ~、こうして改めて思い返すと
人生の節目節目に中村さんがいらっしゃって、
我ながらすごいなあと思います・・・。

と、話が逸れました。元に戻します。

今日のトークでは
中村さんが出した一番新しいDVDで、
私もずっと疑問に思っていたことも解決してくれました。
映像の中で、ショパンの曲をずっと弾かれている中村さんなのですが、
なぜか?左手の親指に絆創膏をしていらっしゃるのです。が、その秘密も
やっとわかり、(答えは公式と非公式があるようですが(笑))すっきりです。(笑)

クラシック以外の曲は興味がないとおっしゃる中村さん、
ご自分が本当に音楽を楽しみたいときは、ピアノが入っている曲は聴かない、とも。
ピアノの曲を聴くとつい専門的に聴いてしまい疲れるからだとか。
なるほどそうだろうなあ、と思いました。(^^ゞ

何よりも印象に残ったのは
「ピアニストは一にも二にも体力、で次くらいに音楽性」とおっしゃっていたこと。
特に足腰の重要性を語っていらして(肩や腕や手のこともおっしゃっていました)、
体力も運動神経もない私には、とても耳が痛かったのですが、
でも、大きく頷いてしまいました。

以前ある雑誌で読んだのですが、中村さんは今は暇があると
水泳やジムに通われていて
それがものすごくピアノを弾くことにも有益だとか・・・。
なるほど、世界を毎日飛び回っていても
疲れをちっとも見せることなく、
それどころかピアノ界にとどまらず、
ますます精力的にご活躍され、輝かれているご様子を
今日のご出演を拝見するに、ますます納得な私なのでした。

そうかあ、体力よね、と中村紘子さんのお話でいっそう体力作りへ関心が深まった私・・・。
だから、というわけではないのですが・・・。
私が腰痛持ちで肩こりなのも、腹筋がなく、背筋も弱いから、ということで
実は、今週始めからピラティスを習い始めたのです。

これが~、超難しい!!!
でも面白い!!(^_^)v
もうけっこうはまっています。
ということで、ピラティスの話はまた後日。

では、長い間の疑問が解決したDVD
「中村紘子 プレイズショパン」を観ようかと思います。(^^♪

中村紘子 プレイズ ショパン