「ミューズ林田ピアノ教室」の林田です。
Welcome************************
今回は
シューマン「アラベスク」。
「ペダル=足を使う」についてです。
シューマンやショパンを代表とする
「ロマン派」の作品には、
「ピアノの下にあるペダル」が
不可欠です↓
逆に言えば、
「ペダルが使えるから」作曲家は、
ピアノ曲の範囲を
どんどん広げて行ったとも、
言えるかもしれません。
、
●補足ですが、
このペダル機能が飛躍的に発展したのは、
ベートーベンが
後期ピアノソナタを演奏する為に、
ドイツの
スタインウェイ社に注文を出し、
その改良を促したと、
言われています。
当時のピアノと
原則的な機能能力は、
今も
ほとんど変わっていない事を思うと、
いかに
その当時のレベルが高かったか・・?
(スタイウエイピアノの
製作現場も下記にアップあり)。
このシューマンのアラベスクは、
ペダルの使い方が通常とは異なります。
と言うのは
ピアノは「打楽器であり、
「メロディーを横につないでいく事」が、
難しい楽器であると言う事です。
打楽器である為に
「保持音=ロングトーン」の響きが、
表現出来ない欠点もある楽器です。
●例えば↓
一番下の
「白丸」は4拍分延ばす長さです。
●あるいは↓
一番上の音も
「白丸」で4拍分の長さです。
この様に作曲家は
「長い保持音の響きの中」に,
細かいメロディーを
入れ込むイメージで、
作曲しています。
ですので
このイメージに近づける為には、
保持音を「ペダル機能」により
「長い響き」をペダルで保持しながら、
中の細かい音を弾いて行きます。
指(弾き方)ばかりではなく、
ペダル(足の使用)も
創意工夫をしながら、
手足4本を
「常にバラバラ」に使いながら
演奏していくには、
アスリート並みの練習と、
運動機能も求められます!
優雅に見えるピアノも、
かなり体力勝負の楽器なのです♪
こちらもぜひ↓
◆シューマン:アラベスクOp.18
ホロビッツの演奏で。
◆スタインウエイ Japan:
技術部長の方が
ピアノ内部を説明しています。
長いので27分49秒から
ごらん下さい↓、
。。。。Good Luck! 。。。。。。。。。
◆お子様/ご両親/恋人へ/ご自分へのプレゼントに、
一生の財産になる「ピアノレッスン」を◆
◆048-259-6296
(レッスン中につき電話に出られない場合もございます)