”アザミ”
関東地方も梅雨入りしましたね。
駅前広場の八百屋さん横のアザミです。
野原でもない場所で背丈ほどのアザミが咲いていました。
痛いと分かっていてもちょっと触ってしまった。
棘は固く飛び上がるほど痛かった。
(本気なのか 共謀罪)
梅雨入りしたからというわけではありませんが、
近頃憂鬱に思っていること。
「共謀罪」で国会の論戦が続いています。
集団的自衛権を、今の憲法下でも許されるとした安倍内閣。
自衛隊を海外派兵し、いつ戦後初めて「戦死者」が出ても
おかしくない状況がつくられました。
安倍さんは、アメリカ軍と肩を並べて戦争できる国を目指しているに違いない。
戦争する国は、当然の帰結として、国民の監視・管理強化が求められる。
「共謀罪」は安倍政権の流れの中で出るべくして出て来た法律だ。
加計学園問題で、内部告発した文科省元高官に対し、
すかさず個人のプライバシー暴露が行われた。
今でもこの程度の監視はされているのだ。
監視されていることを国民に意識させる。
これに勝る国民をコントロールする方法はないだろう。
国民の多くが、法案への懸念や、よくわならないと言っている中で、
多数決では決めないという選択も民主主義だと思う。
今の国会のやり取りを見ていると、
安倍さんは野党議員とのやり取りに喧嘩腰だけど、
その後ろで見ている国民には向いていないみたいだ。
どこかの国の一党独裁を批判してはいられない。
こんな議論のまま日本の将来が決められていくのかと思えば、
無性に腹が立ってきた。
すべての情報を握っている権力者の微笑みに、
国民は心を開きはしない。
↓ 話をアザミに戻しましょう。
アザミの棘はかなりこちらも「狂暴」です。
Wikipedia によると、アザミは、
スコットランドでは、そのトゲによって外敵から国土を守ったとされ、
国花となっているそうです。花言葉は「独立、報復、厳格、触れないで」。
自然界の「狂暴」は、人間界の「共謀」と比べたらはるかに救いがあります。