”本格的野鳥撮影スタイルの人”
「もう少しガソリン代を節約出来たら」。カミサンのこんなぼやきに、たとえ三日坊主でも努力はしてみようと思った日。
自宅近くの冬の川原を午前中散策しました。 車を堤防の駐車場に止めて川原をのぞいたら、
目の前に本格的な野鳥撮影装備の人がいて驚いた。 レンズは600だろうか800mmだろうか巨眼の大砲レンズである。
足元には、ガス焜炉まで用意してある。 場所がかなりオープンな場所であったのでちょっと驚きました。
”子供釣り師”
写真の流れ橋を渡り始めた時、足下の水中を赤い物が水面をわずかに膨らませながら川の中ほどに走った。
はっとして目で追ったら、この子供の投げたルアーだった。
着水場所と言い、ルアーを引く早さと言いかなり良い感じで投げている。
見れば小さな子供。 子供はかなり集中してルアーを引いている。 この子なかなかやるな。
澄んで浅い冬の川には、ルアーにかかる様な魚は居ないことが一目で分かる。
でも子供は真剣である。
お母さんは、ルアーの入ったタックルボックスと予備のルアー竿を持って子供の後についている。
私が感心したのはお母さんの態度。 「釣れないのに」、という顔をして子供の気力をそぐわけでもなく。 かといってけしかけるでもなく。
子供から適度の距離を置いて見ている。 子供は時折ルアーを交換する時母親にしきりに何か話しかけている。
母親が有能な社長秘書の様に見えてきた。 待つ身の冬の川原は寒い。
熱くなっている子供をそのまま熱く居させてやる母親。
あの子幸せだな。釣り少年だった子供時代がよみがえった。
子どもの頃の思い出がいっぱいあるからですね。
ちょうど私が橋を歩いている人あたりでルアーを投げ始めました。
向こう岸の頃から観察していましたので。