”シラサギを狩りしたオオタカ”
これは秩父ではありません。
「ちょっと待って、何か居る」。
堤防を走っている時、助手席のカミサンが叫んだ。
「タカみたい」。 少し車をバックさせた。タカだ。
車を邪魔にならない所へ止めて戻ってきた。
「それにしてもビニールが邪魔だね」。
ファインダーをのぞいたら、「ビニールじゃないよ。サギだよ」。
近くにカラスの群れがいる。時々ちょっかいを出しに来たが、毅然として動じる気配はない。オオタカの若だと聞きましたが。
最初は私たちだけだったが、カメラマンがだんだん増えて5,6名になった。
今に、水から近くの畔まで引き上げるのではないか。 皆次の挙動を期待して待っているが、オオタカはほとんど動かない。
私たちが一番乗り。最初のカットからもう一時間経った。動きません。
ついに二時間になろうとする。 足元が陰ってきて寒くなった。
根負けして、一人帰り二人帰り。ついに私たちも帰ることになりました。
オオタカを撮った帰りです。
オオタカの居た田んぼ。
「暗くなるまで待て」。大昔こんな映画があったな。暗くなってから運ぶのかな。
好きなテレビだって、二時間トイレにも行かずにじっと見ているのは苦痛だ。
オオタカはすごい。おどおどするでもなく、しゃんとして2時間も動かないとは。
この集中力が野生というものか。