某テナントビルの喫煙ルーム、 煙草のニコチン汚れ対策についてご紹介します。
その排煙量たるもの凄まじく、天井のボード、エアコン噴出し口、照明器具、ガラスなどは茶色く汚れ、
お掃除できない状況でした。
喫煙テーブル、 排煙装置が設置されていますが、 ぜんぜん効果がありません。
お掃除できないので余計に臭いが吸着して滞留し、衛生的に悪化の一途でした。

天井ボードはニコチン除去清掃できないので、ある程度は除菌洗浄し、塗装替え(弱溶剤塗料)。
その後、洗える天井ボードに変える為、 防汚クリアー(HDM-9000、水性) にて表面コート。
また、ニコチンの付着を低減する為に、光触媒 を噴霧して仕上げました。
壁のダイノックシート、ガラス、器具類は、除菌洗浄にて殆どキレイに落とせました。
こちらも、光触媒を噴霧して汚れの吸着に備えました。
施工の様子はこちら 》》》
天井ボード除菌洗浄後の状況。
表面の粉塵は除去できていますが、ボードにシミとなって取れなくなっています。
弱溶剤塗料にてボードを塗り替えます。
元の色(喫煙室前の廊下の天井の色)に戻しています。
2回塗りにて仕上げています。
左は、塗装後。 右は、塗装前。
こんなにも汚れています。
塗装替え塗料乾燥後、洗えるボードに変える為、防汚クリアーを塗布します。
2成分型特殊樹脂塗料で、約8時間で乾燥します。
光触媒を噴霧します。
二層コートにより構成する酸化チタン層は、光の力により、有機物(煙草の煙)を分解します。
汚れの付着を低減し、同時に臭いも低減します。 浮遊粉塵を吸着分解します。
●完 成
水洗い、洗剤洗いが可能になります。
見た目には違和感はありません。
煙草の煙は吸着し難くなっています。
完成の全景。。。

施工前の状態はこうでした ・・・ 》》》
最近は、喫煙者の居場所が少なくなってきているようです...
私は喫煙しませんが、環境の悪い室内に閉じ込められてでも喫煙されているようにみえます。
分煙も大事ですが、喫煙者用の室内環境も整えてあげたいものですね。
床は施工していませんが、ニコチンで黄変しているので、次回には床の施工も考えてくださいね。
宜しくお願いします。