ごはん絵本

たべものと本のはなし

ペリカン文書

2006-09-21 | 読書
『ペリカン文書』ジョン・グリシャム著。



自分の書いた論文が、偶然にも政界の暗部を突いていたために国家的規模の陰謀に巻き込まれ、命を狙われる女子大生の危難を描いたサスペンス・ミステリー。
映画もありましたよね。映画も見ていなかったので、「そっか、ジュリア・ロバーツは秀才女子大生役だったんだ・・」と今更知りました。
実はこの方の本は初めて。
最近、江戸ものばかり読んでいたので新鮮~。

もずく酢の食べ方

2006-06-16 | 読書
母のレシピなのですが、市販のもずく酢をちょっとアレンジして頂くのが最近お気に入りです。



山芋、きゅうり、えのき(少し茹でます)を細かく刻んで、市販のもずく酢と混ぜるだけ。
ボリュームも出るし、味もマイルドになっておいしいのですよ。

某デパ地下お惣菜屋さんのサラダを参考にしたそうです。
サラダには春雨が入ってたみたいです。

大仏をつくる

2006-06-13 | 読書
『国銅』帚木蓬生著。



か、かんどうしました。おすすめですよ。
会社で上司から借りた本なのですが、そのときのコメントは
「良いひとしか出てこない本だよ。」とのことでした。
確かに。
でもそれだけの本ではないです。
簡単に書くと「大仏をつくる話」なのですが、奈良の大仏を作り上げた何百人、何千人の労働者の物語です。苦しい悲しい物語なのですが、ひとりひとりが生き生きと描かれていて、そのひとりひとりが苦境のうちに命を落としていく姿に思わず涙してしまいました。

プライドと偏見

2006-05-10 | 読書
『自負と偏見』オースティン著。



最近、『プライドと偏見』というタイトルで映画をやっていましたね。その原作です。映画のCMを見た時は「結構重そうなお話ね~」と思っていたのですが、全く違いました。
オペレッタのような軽快な恋愛シンデレラストーリー。気持ちの良いお話ですよ。

ディタニーシリーズ第2弾

2006-05-02 | 読書
『キルトは楽しい』アリサ・クレイグ著。
アリサ・クレイグは昨日UPしたシャーロット・マクラウドの別名です。
またもやカナダの田舎町が舞台。
任命されたばかりの館長さんが墜死するという事件。
このシリーズはへんな人がたくさん登場する明るいミステリーです。
『山をも動かす』で始まったディタニーのシリーズ第2弾。
またもや頭が良いんだかそそっかしいんだかのディタニーが魅力的で軽くて楽しい作品です。

クリスマスのミステリー

2006-05-01 | 読書
『にぎやかな眠り』シャーロット・マクラウド著。
静かな田舎町に暮らすシャンディ教授。観光客に人気の華やかなイルミネーションに彩られるクリスマスが大嫌い。センス最悪のイルミネーションで世間に対して嫌がらせをした自宅が殺人の舞台に!
というお話。
最近お気に入りのドロドロしないミステリーでした。
独身偏屈おじさんのシャンディ教授もなかなかユニークで素敵。
シリーズの続きを読もうと図書館に行ったら貸し出し中でした。残念ー。
でも、近所に同じマイブームを持ってる方がいるのはちょっとうれしいな。

ヨルダンに旅する

2006-04-13 | 読書
『おばちゃまはヨルダン・スパイ』ドロシー・ギルマン著。


先月読んだお馴染ミセス・ポリファックスシリーズの記録を忘れていました。
ミセス・ポリファックスは過去の事件での旧友でもある元情報員ファレルに頼みでヨルダンに向かいました。イラクの反政府作家の遺稿を手に入れるための冒険は砂漠が舞台。ちょっとやくざな男ファレルはきっと作者のお気に入りなのですねー。CIAから足を洗ったはずなのに今回も主役級に登場します。
悲しいのはあと2冊でこのシリーズは読み終えてしまうということ。。明るいおこさまミステリー探しに勤しみたいと思います。

カナダのお話

2006-04-09 | 読書
『山をも動かす』アリサ・クレイグ著。
別にカナダの観光本ではなく、カナダの小さな町が舞台になっているユーモアミステリー小説です。



登場人物全てが個性的な困った人たちで2つの殺人を絡めながらも、事件性のうすーい?ミステリーです。おこさま可。
くだらないと言えばくだらないのだけど、ドロドロした気持ちにならずに読めるのでこの作家のシリーズは読んでみようかな、と思いました。
主人公のディタニーも落ち着きがないながらもなかなか魅力的な女性です。

アリサ・クレイグはシャーロット・マクラウドという名前でも小説を書いているようです。ディタニーシリーズも何冊かあるようなのですが、次回はシャーロット・マクラウドの書いた小説にトライしてみようかな。

海鳴り

2006-04-07 | 読書
『海鳴り』藤沢周平著。



一代で築いた紙問屋の主人である小野屋新兵衛が老い(といっても46歳)を意識し始めてから感じる家庭の問題、権力との戦い、本物の恋が綴られています、というと簡単すぎる、かな。結構艶っぽい内容で、武家モノに慣れてしまった私はちょっと戸惑ってしまいました。あはは。

秘太刀馬の骨

2006-03-30 | 読書
『秘太刀馬の骨』藤沢周平著。



最近NHKでドラマをやっていましたね。ドラマは藤沢作品とは気づかず見ていなかったのですが、残念。。全体には汚い政治の陰謀が見え隠れし、ひとつひとつの話にはそれぞれの登場人物の人生を人情豊かに描かれ、『馬の骨』という秘太刀の伝承者を探す話は深く、また、広がりを持っていました。「これぞ周さま!」という作品だと思います。武家もの好きな方にはオススメ。