ごはん絵本

たべものと本のはなし

江戸散歩

2006-03-24 | 読書
『平成お徒歩日記』宮部みゆき著。



宮部みゆきさんの文章を読むのは久しぶり。私は、一度ハマると好きな作家さんの作品は読みつくしてしまう傾向があるのです。そんなわけで一時期ハマった宮部小説は、ほとんど読みつくしてしまったわたし。小説以外はあまり興味もなかったのですが、一応読んでみました。
古地図をたどる東京散歩。実は私もいつかやりたいと思ってる野望なのです。ガイド付の江戸歩き(TVでみた)に行ってみてもいいし、今年は実行しちゃおうかしら!散歩仲間募集中♪

ハズレ、かな

2006-03-16 | 読書
『クッキング・ママは名探偵』ダイアン・デヴィッドソン著。
なんか明るい感じのするタイトルだと思いません?!
カラッとした陽気なアメリカ小説を期待して読み始めたのですが、暴力による離婚とか子供のいじめとか性犯罪とかを無理に明るく仕立てようとしていて、残念ながら私には期待はずれでした。むぅ。
ドロドロした小説も好きなのですよ。2時間サスペンスドラマも。お話の中に登場するレシピがイマイチそそられないアメリカ~ンなお菓子とかだったせいもあるかなぁ。

ミセス・ポリファックスとアフリカの旅~

2006-03-15 | 読書
『おばちゃまはサーカス・スパイ』『おばちゃまはアフリカ・スパイ』ドロシー・ギルマン著。
このミセス・ポリファックスシリーズもそろそろ読み尽くしそうです。
子供も読めるような内容なので、あまり周りの大人にはおすすめしていないシリーズですが、実はすっかりお気に入り!



今回は珍しく2話連続で楽しめる構成になっていました。そして、また珍しく今回はCIAのスパイとして、ではなく、偶然事件に巻きこまれたミセス・ポリファックス。このシリーズの良いところは、登場人物の無邪気さ。私まで「悪者に追われた女の子が自宅のガレージに隠れてた」なんて、ありえないような話も素直にドキドキしちゃいました。舞台となったアフリカの架空の国も本当は存在するのではないかと思うほど生き生きと描かれています。

彫師伊之助

2006-03-07 | 読書
『消えた女』『漆黒の霧の中で』『ささやく河』藤沢周平著。



元岡っ引きの伊之助が活躍する江戸版ハードボイルド小説。
訳ありで岡っ引きから足を洗った主人公が、行方不明になった娘を探す手伝いを頼まれたことから事件は始まります。
それぞれストーリーは違うのだけど、3作で完結なのかな?
3作目の『ささやく河』の終わりには「伊之助はまた岡っ引きに戻ったのかしら~」と思いをめぐらせる楽しみが残ったのは私だけかな~。

村上春樹

2006-02-27 | 読書
『スプートニクの恋人』村上春樹著。
「この話知ってるな~。」と思いながら、最後まで読んでしまいました。。以前読んだことのある本だったのですね。こういう失敗は良くやりますが、いつも不思議なことに結末が思い出せず最後まで読んでしまうのです。


何作目?

2006-02-18 | 読書
『おばちゃまは香港スパイ』『おばちゃまはハネムーン』ドロシー・ギルマン著。
年末からポツポツと借り続けてるミセス・ポリファクス(再婚されました)シリーズをまたまた2冊続けて読みました。



通っている図書館には常に全巻揃っています。ご近所では今このシリーズを読んでいる方はいないのね、きっと。
今回はタイトルにもある「香港」と「タイ」が舞台。私も行ったことのある大好きな国なので、あやしい町並みの描写にはわくわくしてしまいました。

白夜行

2006-02-17 | 読書
たまたまドラマの第1話を見て気になっていたんですよねー。
最近は連ドラを見る忍耐がないので続きも諦めていたのですが、友達が本を貸してくれたので先取りでストーリー判っちゃいました。
友達の話では、原作とドラマは結構違う点もあるようですね。ストーリーを知っていてもドラマの続きはやっぱり気になる!!


青江又八郎

2006-02-14 | 読書
『用心棒日月抄』藤沢周平著。
私が藤沢周平小説にハマッたきっかけのシリーズですが、1冊目だけまだ読んでなかったのです!!青江又八郎、夢に出るほどいい男(?)です。



やっと出会えました。うれしいー。
本屋で買わずこまめに図書館に通ってて良かった♪
もちろんあっという間に読みました。続きの3冊はずいぶん前に読んでいたのであらすじは知っていたのですが、シリーズの中で最もとぼけた雰囲気が生きてて味わい深い作品でした。

今日はバレンタインデー。職場のオニイサマ(オジサマ)方にはチョコレートではなく『おせんべい』が、すっかり定着しています。
私もお返しはおせんべいが嬉しいなぁ。あ、あんこものも捨てがたい^^

風の果て

2006-02-01 | 読書
『風の果て』藤沢周平



週に1冊は読んでる周さま。
この本は良かったー。
ひとりの人間の人生を通して、青春や友情、政治が語られるというストーリー。
青年時代の友情が描かれたあたりは、最近映画にもなった『蝉しぐれ』を思い出しました。
私には、恋愛ぬきなところがまた良いのです。