『しあわせのねだん』

子どもらが寝かしつけた後、
待ちに待った読書時間を楽しんでいます。

でも、一緒に寝てしまうことが多く、
あえなく読書時間を取れないこともしばしば。

先日、読み終わった『女系家族』の（そのときの記事は→コチラ）
後は、何にしようかなぁ。
と、図書館へ。

受付カウンターの横に
今話題の人の作品が並んでいるコーナーが
あります。

でも、話題の本は、だいたい借りられているのですが・・・。

その中から、


角田光代著

があり、パラパラと眺め、
これに決定！

彼女の作品は、
図書館で半年以上待った
『対岸の彼女』


を読んだことがある。
私の近年の読書ベスト３に入る。

その彼女のエッセイ。

直木賞作家のお金にまつわること。
家計簿

周りの方が見たい！
というのが始まりでお書きになったようです。

『女系家族』を読んだ後だけに
『しあわせのねだん』
というタイトルは、かなり魅かれました。

『対岸の彼女』
を書く人は、どんな人なのか
かなり、興味があったのですが、
身近に感じながら、
とても楽しく読み進めました。

あとがきで


　お金を使うとき、品物といっしょに、
何かべつのものも確実に手に入れている、
ということだ。
大事なのは品物より、そっちのほうかもしれない、とも思う。

に、共感した。

私は、お金の使い方が下手だなぁ。
と、つくづく思っています。
でも、未だに、それは、進歩が無い気がするのですが、

実は、それを引き換えに、様々なことを
感じるのですから、
それは、それを出すだけの
価値があったのかもしれない。

と、良いように考えたり(*^^)v

読んでいて、発見があったり、
角田さんにさらに興味を持ったり。

楽しく、あっという間に読める本でした。