バンザイ

本(絵本も)を中心に、息子たちとのくらしをつれづれなるままに。ウレシカッタコト、ハッケンを。

長靴小僧現る!

2006-03-11 23:54:34 | 育児
ヨウには、ほとほと飽きれています。。。

最近は、自己主張が強すぎて、手に負えません。
そして、悪知恵もついて、さらに倍。

ヨウは歩くのが、好きではありません。
つまり抱っこマン。
なんにしても、
「だっこー!だっこー!」
なんです。

園から帰るとき、
道中、いつも自転車なので、
せめて下駄箱から自転車までは歩かないと、
歩くときがないのですが、
それすら、抱っこ。と。。。

担任の先生には、
「ヨウちゃんは他の子より、
足が弱い気がするので、
お休みのときも、少しでも歩くように
してくださいね。」
と、言われる始末。

なのに、、、、
雨が降った先週のある日、
長靴を出してあげたら、
もう!!これがお気に入り!

家から園までの道のり、
ヨウの足で15分ぐらいでしょうか?
全部歩ききりました。
恐るべし長靴効果。

それからというもの、長靴が
お気に召して、
晴れていても、長靴登園しています。。。

長靴を下駄箱にしまっておくと、
朝っぱらから、

「ヨウちゃんの長靴ないの!!
どこにあるの?」

と。。。。

そんなわけで、長靴が大活躍。
しばらく、晴れでも長靴なヨウです。。。

いつまでも走り続けてね。

2006-03-07 22:59:24 | 絵本
図書館で、私とにいにが一目ぼれで借りてきた本です。

表紙がきいろでかわいらしいケーブルカー。
魅力いっぱいです。

バージニア・リー・バートンさんの作品と知り、
ますます期待が高まります。

その本は、
『ちいさいケーブルカーのメーベル』



ちいさいケーブルカーのメーベル
バージニア・リー・バートンさく / かつら ゆうこやく / いしい ももこやくペンギン社 (1980.2)通常2-3日以内に発送します。


ヨウも本を見つけるなり、開き、
「電車!電車!」
と、大喜びです。

サンフランシスコのケーブルカーは、観光のひとつとして、
有名なようですが、
このケーブルカーが、サンフランシスコで初めて走ったのは、
1873年だそうです。
時代の変化により、さまざまな乗り物が生まれ、
ケーブルカーを廃止しよう。ということに。
廃止に反対して、戦った
ハンス・クルスマンふじんに
ささげた本です。

そうした運動があって、
サンフランシスコのケーブルカーは、
今日に至るようです。

そんな絵本の主人公が
ケーブルカーのメーベルです。

時代が変わり、景色が変わっても
メーベルは、サンフランシスコの町を走り続けます。

メーベルの通る坂は、雨の日とてもすべります。
タクシーは近づきません。
でも、メーベルは、へっちゃら。

ある日、バスのビッグ・ビルが
「ケーブルカーはなくなってしまうって、いってたぞ。」
と、いう。

メーベルは悲しみました。

そんな、計画を知った市民の会は、
そして、町の人たちが賛成派、反対派と
わかれ、住民投票にかけられました。

そんな中、ビック・ビルは、自分が勝つと思って、
ためしに霧の夜、通ってみたら。。。
1回転してしまう。

無事、メーベルが残ることが決まり、
そして、
最後、ビック・ビルと仲良くなります。

お互いの利点を認め合う。
そういう箇所も加えて描かれています。

なかの絵を見ているだけでも、
美しくて、うっとりします。
内容が半分もわかっていないだろう、
ヨウも、じっと座って、
絵をじっくり眺めていました。

何回よんでも、魅力に吸い込まれました。


さて、我が家が住む地域は、
JRの最寄り駅だとバスに乗らない
行けません。
歩いていける、最寄り駅は、
都内で唯一の路面電車が走る
「都営荒川線」
(いわゆる都電・チンチン電車)のある駅です。


この都電には、私は最寄り駅は違うにせよ
幼いときからのなじみの電車です。

やっぱり、これがなくなるとさびしい。
そんな気持ちも重なり、この絵本に
親近感がわきます。

いまどき、あんな民家の間を走っていく
路面電車、ないもの。
ネコちゃんたちが行き来し、駅で戯れる。
そんな微笑ましい、のんびりとした
都会とは思えない空間。
知っていますか?

かなり、話が反れました。

そんなわけで、
絵本を読み終わった後、
息子たちも都電に乗るのが楽しい、
そんな私の都電への
気持ちも話しました。

残し続けたいという気持ち。
全然、今はあって当たり前。
なくなったら。なんてことは、
息子らにはわからないでしょう。
でもいつか、この絵本とともに、
そんな風に思ってもらえたらうれしいです。

絵本とともに、大事に。

東京都交通局・都営荒川線のホームページは↓
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/toden_index.html

奮闘する父子。でも・・・

2006-03-05 14:09:21 | 絵本
ペンギン好きの息子たちは、
こんな本を見つけてきました!

『おやこペンギンジェイとドゥ』

おやこペンギンジェイとドゥ
片平 直樹作 / 高畠 純絵ひさかたチャイルド (2005.5)通常24時間以内に発送します。


ペンギンのパパ・ジェイと息子のドゥは、
ママがお出かけなので、
帰ってきたときにママをびっくりさせてようと、
夕食作りを張り切るお話。

パパの提案で、魚のグラタンとケーキと
メニューが決まり、
買い物へ。そして、調理へ。

何と頼もしい!パパ!

と、期待が高まる読み手の私たち。

でも・・・・。

次から次へと。。。。
パパは、真剣だが空回り。
そして、目の前のことしか見えていない様子。。。

なんともいえない、失敗続きに笑いが出る。
頼りないパパ。

このドタバタの様子がなんともいえない。
こんなパパもあり。
二人で力を合わしたんだもの。
何事も経験よね。

最後、散らかり放題の家を
ママも含め、三人で片付けて終わる。
と、いった内容。


ただ、
妻の立場からこの絵本をみて、
言わせてもらうと、
いいから余計なことはしないで。
後片付けしないなら、やらないで。
と、怒り狂いそう!
(驚かせようと頑張ったのは、もちろんうれしいのよ。)

だから、最後、何も発せず黙々と掃除をする
ママ・エルの姿を
勝手に怒り狂っているんだ!
と、思ってしまう私は、悪母、いえ悪妻だ。


ママも一緒に仲良く3人で片付けを
するんだよ。
と、にいにが絵本の内容をパパに報告を
しているのを、きくと、
かなり反省(>_<)


さまざまな傷

2006-03-03 00:15:06 | 読書
やっぱり、私の読書メモ。
かなり、ひとりよがり。

天童荒太『包帯クラブ』

包帯クラブ
包帯クラブ
posted with 簡単リンクくん at 2006. 3. 2
天童 荒太著筑摩書房 (2006.2)通常24時間以内に発送します。



初めて天童さんの本を読んだ。
本当は、
『永遠の仔』を
読みたいと思っていたのですが、
そんなときの最新の書き下ろし作品!と知り、
こちらを先に読むことにした。

読み終わっての感想は、
なんとも、うまくまだこの気持ちを表現できない。

そうそう、こうあの時、思っていた!
と、自分もこんなときがあった。
と、思う箇所が多かった。

今の少年少女も、基本は同じだよね。
きっと、これを読んだ子達は、
何かを感じるだろう。

みな、癒されたい。



以下、本文中で、私が気になった文です。


  「どうかした」
って、説得なしで語りかけることだ。



  世界の片隅のだれかが、知ってくれている、わたしの痛み、
わたしの傷を知ってくれている・・・・・
だったら、わたしは、少なくとも、明日生きていくだけの力は、
もらえるんじゃないか・・・・・
傲慢かもしれないけど、そんな気がした。

こんな色もあったのね。

2006-03-01 15:05:07 | 絵本
にいにと一緒に図書館に行ったときに
にいにが選んできた本です!
持ってきたこの本を見て、驚きました。
それは。。。。

『土のコレクション』

土のコレクション
栗田 宏一著フレーベル館 (2004.2)通常2-3日以内に発送します。


表紙は、小さい砂のお山がたくさん並んでいます。
いろんな色の。

これが印象的だったようです。

中も見ることなく、家に持って帰ってきました。
先に私が先に見て、びっくり。
日本地図に、
各地で採取した土のサンプルが表示されています。

これは本当に土?

という感じ。
黒、茶、オレンジ、赤ぐらいだと
思っていたものですから。

地方によって特徴があります。。。

そんなことも書いてあります。

とはいえ、まもなく5歳児のにいにには、
面白いのでしょうか?
しかも、わかるのか?

と思いましたが、
一緒に見ていたら、

やはりきれいな土の色に、感動していました。

天気予報が好きなにいには、なんとなく日本地図のことも
知っていたので、
これは、上の方(北海道)、下の方(沖縄)
なんて説明していたら、少しわかったみたい。

土のコレクションの方法が書いてあったり、
集めた土をどのようなものに入れるか。
といった説明もあります。

それを見て、
「にいにも、欲しいなぁ~」
と。
「集めるには、遠くまで行かないとダメだね。」
「にいにのいるところだと、きれいな色のは
なさそうよ」
なんて、ことを話したら、とても残念そう。

欲しくなるくらい綺麗。
焼き物で有名な土地は、いろいろな色が
ありましたよ。

にいにが発掘してくる本は、
私の視点と違って、面白いです。

近々、土コレクション始めているかも・・・!?