ぺんちゃんは立ち読みをしないと言うか、本を買うときは目次と前書きまで
しか読まないのですが、今回はそれすら読んでない・・・。
地面の中がどうなってるのか?興味はあるんだけど文庫本では美しい写真や
挿絵は望めないな思っていたら、まったく分野違いでした。
ハゲタカファンドが地熱研究所を再生する話で、読んでくうちに
どこまでが小説でどこからが事実なんだろう?と思えてくる不思議な本でした。
一応、「経済小説で事実ではない」と頭でわかっていても
この話新聞で読んだ気がするとか、普段ぺんちゃんが感じている「それって
本当はエコじゃないんじゃないの?」ともう部分とかも話の中で登場してて
『そうだったのか!(ポン)』って言う具合にお話の世界に没頭。
しかも、舞台は実家の近所。(参考記事)ぺんちゃんは去年の科学技術週間で
地質標本館を観覧するまで有名な温泉地には地熱発電所が近所の山にあると
思っていて九州と東北にしかないことに驚いたんだけど、地熱発電所って
何?どういうしくみ?と言った部分もわかりやすくしかも詳しく書かれて
(ハゲタカファンドから来た社長さんが、いろいろ尋ねて知識を深めていく)
いたために、冒頭の「どこまでが小説?」と言う感覚になったのだと思う。
まぁ、地元を悪く書かれてたりする部分もあるけど「あながちウソではなさそう」
な部分も・・・。原子力発電の推進派・反対派も出てきたりしてるけど
何で電気代が高いの?とかの話があるともっと良かったかも。
と言うことで、ぺんちゃんが読んだのは
『マグマ』真山 仁 ※角川文庫版
マグマ (角川文庫)真山 仁角川書店(角川グループパブリッシング)このアイテムの詳細を見る |