掛ける言葉もない(T_T)

出社すると、8月末からお休みしていた私の前の席のNさんが居た
ずっとお休みしていたのは、まだ20代前半の息子さんが急死した為。当分出社しないか、もしかすると退職するんじゃないかと皆で話しはしていたので、こんなに早く顔を出してくれるとは思わなかった。
でもNさんが来たのは退職の為で、私物を引き取りに来たのと自分のデスクの片付けだった
外出も殆ど出来ず、突然涙が出てきて止まらなくなると話していて、泣きながら机を整理している姿に掛ける言葉も見つからない。いつも明るく笑顔のNさんのそんな姿を今まで見たこともない。皆が出社して来る前にと、近くに居たほんの数人にだけ短く挨拶して人目を避けるようにして帰って行ってしまった。いつか辞める時は「宝くじが当たったらだね～」なんて冗談を良く云っていたのに、いざ辞める時がこんな悲しい事情だなんて。
何年もお世話になったのに、胸が詰まって二言三言話すのがやっと。今日来るのが分かっていたら、せめて手紙くらい渡したかった