"大往生"(永 六輔著)を読み終えた。 タイトルに反して、面白いと、最初は、バンバン読み進めたのに・・・・・ やはり、人間として生まれた以上、避けられない「死」に向かわなければならない。 最後のページが見えているのに、ペースが落ちてきた。 哀しいけれど、最期は覚悟と委ねるものがあれば、安らかに・・・・なんて書いてある。 これは、勉強会で学んだものに共通すると思えた。 「死」という問題は、理屈では、割り切れない、宗教に委ねる気持ちと不条理の問題があって、 初めて、語る事が出来る、と、・・・・・ 私も半世紀以上を生き、折り返し地点を歩き始め、 以前に比べると、時間的にも精神的にも余裕が出来た。 当然、考える時間も出来、嫌でも、自分自身と向き合い、ときに悩み、苦しみ、・・・・・ これで良いのか、やり直しはきかない! 今後は、自分自身を懸命に抱えて生きていこうというところに達した。 問題は、多々あるが、自分なりに、やっと、充実した日々を過ごしている気がした。 両親も居ない、心が安眠できる子供の立場を卒業した。 今更ながら、両親には感謝の念で一杯! |