農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

畑から一句(俳句)
畑のエピソード(エッセイ)
畑の感動(写真)

 木々々々々 木々の目覚めや 初山河

2020-01-10 08:12:29 | 日記
あと10日ほどすると、一年で最も寒さが厳しいと言われる大寒が、やってきます。私たちは毎年、この大寒前後を鍬始めの時期として、ここ上野原に足を運んでいます。殺伐とした冬景色の中、灰色の空、土色の畑だけがそこに存在しているように思えますが、私たちが9連休の恩恵に浴している間に、甲斐の自然や山々は、着々と春の準備に取りかかっていたといえますね。春の準備といえば、もう木々は目覚め始めていると聞きました。私も、散歩のときに気が付いたのですが、厳しい寒さに立ち向かう木々の冬芽が物語っています。休眠して越冬をする冬芽は、やがて春になって花や葉となるワケですが、じっと木々を見つめてみると、どの木々の枝先にも、それぞれの冬芽が付いているのが分かります。冬芽の大きさ、その色、その形、小さいけれど農園の愉しみは、ここにも見られます。野菜と違って、冬芽は食べられませんが、上野原の自然がもたらせてくれる日々は、感動の種になるように思うのです。冬芽は、不思議です(ストロー・ハット)。