goo blog サービス終了のお知らせ 

引っ越ししたので、うたた寝三昧

2022年5月のみの利用です。(ブログ引っ越し作業のため)

オペラ:ハムレットを見る

2010年08月23日 | オペラ
METライブビューイング

METライブビューイング  オペラ 「ハムレット」 を見に行きました。

じつは、今更オペラでハムレットもなかろうと思っていたら、
予告編で サイモン・キーンリーサイド(Simon Keenlyside)が めっちゃ かっこいい!
♪ オペラの「ハムレット」は聴いたことがなかったので、ちょうどいいチャンス。
オフィーリアの ナタリー・デセイ も お目当て だったけれど、
  急病で、マルリース・ペテルセン に変更 でちょっと残念。
フランスの アンブロワーズ・トマのオペラ 「アムレット」、なかなか 面白かった。

指揮:ルイ・ラングレ 
演出:パトリース・コリエ & モーシュ・ライザー
出演:サイモン・キーンリーサイド : バリトン :アムレット[ハムレット]
   マルリース・ペテルセン : ソプラノ : オフェリ[オフィーリア]
   ジェニファー・ラーモア : メゾソプラノ :ジェルトリュード[ガートルード]
   ジェイムズ・モリス : バス : クロード[クローディアス]
司会:R.フレミング

ストーリー
デンマークの新王と王妃の婚儀の最中、王子アムレット(ハムレット)は「父の没後すぐに母が再婚とは!」と嘆く。
アムレットの親友ラエルトは、旅立ちを前に、妹のオフェリ(オフィーリア)を彼に託して名アリア〈彼女は私の誇り〉を歌う。
父王の亡霊が現れ「新王に毒殺された。復讐せよ」と王子に迫る。
アムレットの突然の心変わりを、オフェリは悲痛なアリア〈「さようなら」と彼は言った〉で嘆く。
宮廷人の前で王子は〈乾杯の歌〉を披露し余興の無言劇を開催、その筋立て 毒殺された王の話 に新王は取り乱す。
乱心を装う王子はオフェリにますます冷たく当たり、絶望した彼女はコロラトゥーラの名曲〈狂乱の場〉で変わらぬ想いを歌い上げ、水死する。
場面は変わり、恋人を思う王子は名アリア〈蒼ざめた花のように〉を静かに歌う。
しかし、彼の目の前にオフェリの葬列が行過ぎる。
そして、亡霊に命じられるままアムレットは新王を刺殺。
王子の即位を祝う喜びの声の中、彼は独り立ち尽くす。


参考 マイナー・オペラのあらすじ 『ハムレット』
・ http://www.operanews.com/
・ 最近のマイ・ブーム(1):サイモン・キーンリーサイド [Keenlyside]



オペラ 「アルミーダ」 を見る

2010年08月16日 | オペラ
METライブビューイング

METライブビューイング  オペラ 「アルミーダ」 を見に行きました。



序曲が始まるとまぁなんとすばらしい~、魔法の世界に引き込まれます。
舞台も凝っていてかわいらしい 愛の妖精? が 活躍。
音楽もバレエもステキです。
なんと言っても、ロッシーニのオペラは 超絶技巧のアリアが聴きどころ。

一番すごかったのは、冥界の悪魔(キース・ミラー)がバレエダンサーと一緒に歌って踊る、強烈なボディ。
ヴォイトのインタビューに答えるキース・ミラーの低音の魅力的なこと ♪
プログラムにのっていなかったので、名前を探すのに一苦労しました。
これからファンになりそう (*^_^*)♪

さて、終盤になると
十字軍の騎士 リナルドは アルミーダとの愛と 騎士としての生き方の間で葛藤する。
一方、魔女アルミーダも 愛と復讐のはざまで心がゆれうごく。
リナルドに去られたアルミーダは 最後は 清姫のようにどこまでも追うのだろうか?


原作は、中世のバロック叙事詩「解放されたエルサレム」らしい。
それを基にした、オペラや劇、絵画がたくさんあります。
 → 解放されたエルサレム - Wikipedia

    ♪ == ♪ == ♪ == ♪

METライブビューイング オペラ 「アルミーダ」 <== MET初演
指揮: リッカルド・フリッツァ 
演出: メアリー・ジマーマン
出演:
 S ルネ・フレミング (アルミーダ)
 T ローレンス・ブラウンリー (リナルド)
 T ジョン・オズボーン (ゴッフレード)
 T バリー・バンクス (ジェルナンド/カルロ)
 T コーピー・ヴァン・レンズブルグ (ウバルド)
 T Y・マヌチャリアン
 バリトン  キース・ミラー (冥界の悪魔)
解説(インタビュー): D・ヴォイト

参考
・ マイナー・オペラのあらすじ 『アルミーダ』 ~ Opera! Opera! Opera!
・ ロッシーニ「アルミーダ」&METライブビューイング2010‐2011ラインナップ
・ ハイドンの「アルミーダ」のあらすじ → オペラ座の夢の夜


オペラ:ホフマン物語を見る

2010年08月13日 | オペラ
METライブビューイング

METライブビューイング  オペラ 「ホフマン物語」 を見に行きました。

初めて見たのですが、とても面白いオペラです。
3つのエピソードをはさんだ夢のような物語。
人形 「オランピア」のユーモラスな動きと 超絶技巧の歌など、
おしゃれな演出が盛りだくさん。
もちろん 歌もすばらしい。 
ネトレプコは 言うまでもないが、
ホフマンのカレーハ、ニクラウス/ミューズのケイト・リンジーは、歌も演技もよかった。
また機会があったら、別の 「ホフマン物語」 を見てみたい ♪

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

NY大絶賛の新演出! → 《ホフマン物語》のみどころを紹介!

指揮: ジェイムズ・レヴァイン 
演出: バートレット・シャー <== 新演出
出演: ジョセフ・カレーハ (ホフマン) テノール
    ケイト・リンジー (ニクラウス/ミューズ) メゾソプラノ
    キャスリーン・キム (オランピア) コロラトゥーラソプラノ
    アンナ・ネトレプコ (アントニア/ステラ) ソプラノ
    エカテリーナ・グバノヴァ (ジュリエッタ) メゾソプラノ
    アラン・ヘルド (4人の悪役) バリトン
衣装: C.ズーバー
装置: M.ヤーガー
司会: D.ヴォイト
特典インタビュー: ロベルト・アラーニャ(ドン・ホセ)、マリウーシュ・クフィエチェン(エスカミーリョ)

オペレッタで名声を博したオッフェンバックが、その最晩年に作曲した未完の傑作。
原作はドイツ・ロマン派の文学者 E.T.A.ホフマン。
あらすじ:
詩人のホフマンが酒場で飲んでいるうち、過去の3つの恋を回想するという物語。
・ 最初の恋は「オランピア」。発明家スパランザーニの家で、不思議な眼鏡をかけたホフマンは美しい娘オランピアに魅了される。しかし彼女は自動人形だったのだ。
・ 次の女性の名は「アントニア」。体が弱く、歌うことを禁じられているアントニアだが、謎の医師ミラクル博士の魔法にかけられて情熱的に歌い、その場に唐黷ト亡くなってしまう。
・ 最後の女性は「ジュリエッタ」。ヴェネツィアの高級娼婦ジュリエッタは、魔術師ダベルトットが持つダイヤ欲しさに、ホフマンの影を奪おうと彼を誘惑する。
聴きどころ:
最も有名な曲は、ジュリエッタの幕で歌われる〈ホフマンの舟歌〉。
そして人形オランピアが歌う〈生け垣に小鳥たちが〉の超絶技巧アリアにも魅了される。

参考 
・ ホフマン物語 - Wikipedia
・ You Tube MET LV 2009-10



オペラ:シモン・ボッカネグラを見る

2010年08月09日 | オペラ
METライブビューイング

METライブビューイング 2009-10シーズン
 オペラ 「シモン・ボッカネグラ」 を見に行きました。

「シモン・ボッカネグラ」は、あまりなじみのないオペラですが、
あの有名なテノール歌手の、プラシド・ドミンゴ symbol4 が、バリトンのシモン・ボッカネグラに初挑戦。
 これは、ぜひ見なくては! symbol5
 
重厚な シモンの役のドミンゴ、全く違和感はなく、すごい迫力。
すばらしい歌と演技でした。
METライブビューイングでは、幕間にインタビューがあり、それも楽しみです。
そこで話すドミンゴの声はまさしく、テノール 美声でした。
ドミンゴの声は やはり、テノールで輝くと思いますが、
 いまや、容貌・年齢・雰囲気に合う役は、バリトンなんでしょうね。

フィエスコの、ジェイムズ・モリスも 貫禄です。
敵役の パオロ の声もステキでしたが、歌手の名前はわかりません・・・。

暗くて重い・・といわれる「シモン・ボッカネグラ」、魅力的なオペラです。



ヴェルディ《シモン・ボッカネグラ》(3時間28分)
指揮:ジェイムズ・レヴァイン 
演出:ジャンカルロ・デル・モナコ
出演:
 プラシド・ドミンゴ (シモン・ボッカネグラ) バリトン
 エイドリアン・ピエチョンカ (アメーリア) ソプラノ
 マルチェッロ・ジョルダーニ (ガブリエーレ) テノール
 ジェイムズ・モリス (フィエスコ) バス <== ハムレットにも
司会:R.フレミング
特典映像:キリテ・カナワ へのインタビュー <== すごい!
 伝説的テノール、P.ドミンゴがヴェルディ・オペラきってのバリトンの役のタイトル・ロールに初挑戦。他の名歌手たちとともに、重層的なドラマをスリリングに歌い上げる。
ストーリー
ジェノヴァの市民パオロが、同じ市民のシモンを総督候補に担ぐ。そのシモンの恋人マリアの父で貴族のフィエスコが娘の死を嘆いていると(アリア〈悲しい胸の思いよ〉)、彼女の死を知らぬシモンが「マリアが産んだ幼子が行方不明」と告げる。やがて、恋人の死を知ったシモンが総督に選ばれる
25年後、貴族の娘アメーリアはアリア〈この真っ暗な時に〉を歌い、恋人ガブリエーレの朝の訪れを待つ。彼女の育ての親アンドレア(実はフィエスコ)は彼に「この娘は拾われた子」と打ち明ける。アメーリアと対面した総督は、名二重唱〈孤児の私を〉で彼女が実の娘と知り、手を取り合う。アメーリアの誘拐騒ぎが起き、総督はパオロの仕業と見抜く。窮したパオロは総督に毒を盛る。ガブリエーレは総督がアメーリアを愛すると誤解(アリア〈怒りの炎が〉)、しかしシモンは彼に「彼女は我が娘」と告げ、フィエスコと愛娘には、二人は祖父と孫娘の間柄だと教えて絶命する。【岸純信(オペラ研究家)】

2009年からみたオペラ ⇒ Myブログ:METライブビューイングを見よう(2012)

参考 : シモン・ボッカネグラ - Wikipedia
・ シモン・ボッカネグラ ヴェルディ オペラ対訳プロジェクト
・ 歴史のなかのシモン・ボッカネグラ - NHK交響楽団
・ 【TV】メトロャ潟^ン・オペラ ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」 Impression  

 ♪ シモン・ボッカネグラ CD・DVD・Blu-ray ♪

プラシド・ドミンゴの シモン・ボッカネグラ を You Tubeで ♪
 Simon Boccanegra2009 - Plácido Domingo Staatsoper-berlin

人気定番記事ninkiteiban

 


MET「清教徒」を観る

2009年10月09日 | オペラ
METライブビューイング

話題のオペラ METライブビューイング

劇場(メット)に行けなかった人、ライブを見逃した人は、アンコール上映に行こう!

2009/10/9 METライブビューイング アンコール上映に、どっぷりです。
 第6弾 は、ベッリーニの「清教徒」に行きました。
 
 アンナ・ネトレプコ 最高に素晴らしかった ♪

清教徒」 2006-2007シーズン 

指揮:パトリック・サマーズ
演出:サンドロ・セキ
出演:アンナ・ネトレプコ
 エリック・カトラー、
 フランコ・バッサルロ、
 ジョン・レリエ

上映時間:3時間42分
MET上演日:2007年1月6日 

ベルカント・オペラの最高峰といわれ、曲の美しさで世に名高いベッリーニの傑作。ただ、出演者に超絶的な技巧、演技が求められることから、顔ぶれがそろわないとなかなか上演されない演目。
本作では、美声と美貌を兼ね備える人気のソプラノ、アンナ・ネトレプコが、ヒロインのエルヴィラを歌う。